日本のスケートボードチーム「T19(ティーナインティーン)」とは?

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伝説のスケートボードチーム「T19」をご存じでしょうか。T19 は日本を代表するスケートボードチームであり、多くのスケートボーダーから愛されているスケーターブランドです。ここでは、T19の人気の秘密やおすすめのアイテムなど、T19について詳しく解説します。

伝説のスケボーチーム「T19(ティーナインティーン)」

出典:Docian / PIXTA

日本のスケートボードカルチャーを牽引する「T19」とは、どんなチームなのでしょうか。ここでは、T19の魅力やどんなチームなのかについて解説していきます。

T19(ティーナインティーン)とは?

T19は、1984年に結成された日本のスケートボードチームです。結成当時のメンバーは、大瀧ひろし、三野タツヤ、SKATETHING(スケシン)などで構成されていました。チーム名の由来は、TOKYOの頭文字の「T」と、SKATESの「S」の文字が19番目にあることからきています。

チームのメンバーの中には、ストリートシーンを代表するスケーター・藤原ヒロシや俳優、モデル、ファッションデザイナーなど多彩な才能を持つ江川芳文などがいます。

日本でスケボーカルチャーを広げたT19

スケートボードは、1970年代に日本に上陸。1980年代になるとストリートシーンでもスケートボードを楽しむ若者が増え、流行に敏感な若者たちがファッションとして取り入れるようになりました。

その頃、T19結成メンバーの中心人物である大瀧ヒロシは単身でアメリカへ渡り、カルフォルニアのベニスビーチにある「DOGTOWN」の工場で本場のシルクスクリーンを学びました。

帰国後、「アメリカに憧れるのではなく、東京らしいスケートチームを作りたい」という思いからT19を結成。スケートボードと音楽とファッションが混ざり合うスケートボードカルチャーを発信し、多くの若者たちを魅了しました。

デッキブランドを立ち上げ、さまざまなアイテムを販売

1992年には東京に国内初のデッキブランドショップをオープンしました。Tシャツやスニーカーなどのファッションアイテムの他に、自転車なども取り扱い、さまざまなプロスケーターやクリエーターたちとコラボをして、注目を集めるようになりました。

T19のメンバー

出典:producer / PIXTA

有名なスケーターが所属するT19の中でも、カリスマ的人気を誇るメンバーを紹介しましょう。

大瀧ひろし

T19を語るうえで欠かすことのできないメンバーが、大瀧ひろしです。1980年代初めに単身でスケートボードの本場アメリカのカリフォルニアへ渡り、帰国後にT19を結成して日本のスケボーカルチャーに大きな影響を与えました。

大瀧ひろしを語るうえで忘れてはいけないのが、渋谷の「MIYASHITA PARK」です。以前より近隣住民から、マナーや騒音に対しての苦情が多かった宮下公園のスケートパークは、再開発に伴い当初は取り壊される予定でした。

そんな中、大瀧はスケートパーク建設への署名活動を行い、毎日、渋谷の明治通りに足を運んで、スケーターたちにマナーの改善を訴えたのです。

しかし、大瀧は2018年10月11日に心不全然でこの世を去ってしまいました。この遺志を受け継いだT19のチームメイトや後輩たちは、署名活動を継続して、スケートパーク再建へと繋げたのです。

SKATETHING(スケシン)

SKATETHINGは、「Sk8ightTing」とも呼ばれている東京出身のイラストレーターで、グラフィックデザイナーやDJなどもこなしているマルチな才能のスケーターです。

2011年にはトビー・フェルトウェル、菱山豊と共にブランド「C.E.」を立ち上げ、東京とロンドンのストリートを意識したデザインが人気を集めています。

ブランド名の由来は、フィリップ・K・ディックの「ユービック(UBIK)」に登場する女性が、「CAVEMPT」のタトゥーをしていたことから、それを短くして「C.E.」と名付けたそうです。C.E.のインパクトのあるデザインは、それだけで存在感があると多くのファンを魅了しています。

T19のおすすめアイテム

ここでは、T19の数あるアイテムの中でも特におすすめの3点を紹介します。

ジップアップパーカ CHAKA

人気グラフィックアーティストであり、T19メンバーの「CHAKA」がデザインしたパーカーです。100%ベビーコットンを使用して作られている厚手のパーカーです。左胸とバックにインパクトのあるロゴがプリントされているので、一枚だけでもインパクト抜群となっています。

【Xadventureのおすすめポイント】
・CHAKAがデザイン
・100%ベビーコットン使用
・厚手のパーカーなので長いシーズン着用可能

PAINTER SHORTS indigo

T19メンバーの中でも、履き心地が良いと人気のペインターショートパンツは、ノンウォッシュなので、使えば使うほど風合いが出てきます。シルエットも綺麗なため、毎年リリースされるとすぐに完売される人気アイテムです。

【Xadventureのおすすめポイント】
・T19メンバーの中でも所有率が高い
・ノンウォッシュデニムなので風合いがオシャレ
・発売後すぐに完売の人気アイテム

ショートスリーブTシャツ “DE LA SINGO”

シンプルでありながら、ポップなデザインがカッコいいこちらのTシャツは、どんなシーンでも活躍すること間違いなしのアイテムです。

デザインは、若くしてT19に見出された才能豊かな「SHINGO」が手掛けていて、デラソウルをネタにしたデザインになります。左袖にT19オリジナルピスネーム付で、とってもオシャレです。

【Xadventureのおすすめポイント】
・SHINGOデザインのTシャツ
・シンプルでどんなスタイルとも高相性
・T19のオリジナルピスネーム付

SKATETHINGのおすすめアイテム

上述のとおり、T19の結成メンバーの一人、SKATETHINGこと中村晋一郎は、2011年に自信がグラフィックデザインを担当するブランド「C.E.」を立ち上げました。C.E.は2013年にメルセデスベンツのファッションウィーク東京にてコレクションを発表し、その後2018年にはNIKEとのコラボで話題になりました。

ここでは、SKATETHINGやC.E.のおすすめアイテムを3選紹介します。

NIKE AIR MAX 95 / C.E.

こちらはNIKEの人気スニーカー「AIR MAX  95」とC.E.がコラボしたモデルです。迷彩のようなパターンデザインが目を引きます。バスケットシューズにも使われる「ビジブルAIRクッショニング」を採用しているのでクッション性が抜群です。激しいトリックをメイクしても足にかかる負担を軽減できます。

エア マックス プロジェクトのフットウェアデザイナーがデザインした希少なコラボアイテムです。

【Xadventureのおすすめポイント】
・メッシュ素材のアッパーは夏でも通気性が良い
・スケボーはもちろんスポーツ全般におすすめ

A BATHING APE BABY MILO / BY SKATETHING TOTE

スケボーデッキやウィールなどがよく知られているブランド「A BATHING APE(アベイシングエイプ)」の25周年を記念してSKATETHINGとコラボしたトートバッグは、発売されたその日のうちに完売したといわれる幻のアイテムです。

人気キャラクターのサル「BABY MILO」がいつもと違うポップなデザインにアレンジされているのがポイント。BABY MILOが好きな女性や子どもにもおすすめです。スケボーパーツや財布、スマホ、ペットボトルなどをまとめて入れられますし、キャンパス地だから汚れても水で洗えます。

【Xadventureのおすすめポイント】
・マチ7cmほどと底が広めで物を出し入れしやすい
・アニバーサリーアイテムなので手に入りにくい

sk8ightting dazzled small swarovski digital watch

こちらはSKATETHINGと、「ZERONE」というブランドのデザイナーERIC KOTがコラボした腕時計です。ERIC KOTはニューバランスのカラーデザインも手がけている人物です。

シンプルなスクエアタイプの文字盤に大きめのデジタル数字が並んで表示されるので、動きながらでも一目で時間を確認することができます。メンズウォッチですがモノトーンカラーなので女性でもクールに決まるでしょう。

【Xadventureのおすすめポイント】
・SKATETHINGがデザインした腕時計はレア度が高い
・最大30mまでの耐水性があるのでアウトドアやマリンスポーツにもおすすめ

まとめ

国内初のスケートブランド「T19」は、結成されてから35年以上経った今でも、多くのスケーターから愛されているブランドです。

T19のメンバーがそれぞれの才能を活かしたデザインは、斬新でインパクトがあり、持っているとコーディネートの幅が広がるでしょう。まだT19のアイテムを持っていない方は、この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。

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