2021年の東京オリンピックで、スケートボードが初めて競技として採用されました。そうした、スケートボードをする男性のことを「スケボー男子」と呼びます。ここでは、スケボー男子の魅力やスケートボードの大会、東京オリンピックでの活躍が期待される選手を紹介します。
今注目の「スケボー男子」
ここでは、今注目の「スケボー男子」について解説します。
スケボー男子とは?
スケボー男子とは、スケートボードを楽しむ男性やプロスケーターのことを指します。スケートボード自体は1940年代に生まれたものですが、このころはまだスケートボードの技(トリック)もなく、スケボーファッションもありませんでした。
その後、1980年代になって披露するための技ができたため、スケーターと呼ばれるファッションスタイルも確立されました。日本でスケートボードやスケボーファッションが流行したのは1990年代になってからです。
スケボー男子はスケボーをする姿がかっこよく、さらにスケボーファッションがおしゃれでスケボー男子が注目されています。2021年に開催される東京オリンピックでは正式種目に採用されたことで、さらに注目度が増しています。
さらに、近年ではスケボー男子の人口は増加傾向にあり、スケートボードの大会も多く開催されています。
スケボー男子はストリート系とパーク系に分かれる?
スケートボードは、いつしか「ストリート」と「パーク」の2種類に分かれました。ストリートとは、街中の手すりや段差を利用してライディングを行うスタイルのこと。パークは用意された広い大きなコースを利用して、ライディングを行うスタイルです。
開かれるスケートボードの大会も、ストリートとパークに分かれています。これは2021年の東京オリンピックにおいても同様。スケーターの中では、ストリートを中心に活動している人を「ストリート系」、パークを中心に活動している人を「パーク系」と呼びます。
スケボー男子も参加するスケートボードの大会とは?
ここでは、スケートボードの大会について解説します。
スケートボードの大会ルール
スケートボードの大会はストリートとパークに分かれ、この2つには共通のルールがあります。それは、どちらもパフォーマンスに使える時間は45秒である点。どちらのスタイルも45秒という限られた時間の中で技を競い合います。
ストリートのルールとチェックポイント
ストリートの大会では、「RUN方式」「BEST TRICK方式」という2通りの形式で競技を行います。RUN方式はコースを自由に使って技を競い、BEST TRICK方式では障害物を1つ選んで、技を競います。
以上の2つの方式で得た総合得点で勝敗を決めます。
パークのルールとチェックポイント
パークの大会では、コースの中に用意されたおわん型のボウルや斜面を使って3回演技を行います。そのオリジナリティーやスピード、そして技の組み合わせなどで採点を行います。
パークの場合は、高く飛ぶことや難しいトリックをすることが得点をつける際に重視されます。
東京オリンピックのルール
東京オリンピックでも、ストリートとパークに分かれています。
ストリートの場合、RUN方式を2回、BEST TRICK方式を5回の計7回の演技を行います。そして5人の審査員が採点し、その最高得点と最低得点を除いた、3人の得点の平均点が演技得点。7回の演技のうち、点数の高い4つの演技の合計が正式な得点です。
パークの場合には3回演技を行い、5人の審査員が採点をします。その最高得点と最低得点を除いた3人の得点の平均点が演技の得点です。
日本で注目されているスケボー男子
ここからは、日本で今注目されているスケボー男子について紹介します。
笹岡 健介(ささおか けんすけ)選手
1999年に岐阜県岐阜市出身。彼の育った家はスケートボード一家で、父親は元ジュニア王者、そして2人の兄もスケートボードをしていました。
父や兄の影響から、6歳からスケートボードを始めた笹岡選手。2012年にはAJSA(日本スケートボード協会)が主催するプロアマオープンに出場し、アマチュアながらプロを抑えて優勝しました。翌年2013年には、AJSA公認のプロに昇格しています。
その後、2019年にはパーク部門で日本選手権とアジア競技大会を含む、出場した6つの大会全てで優勝を収めました。他にもX GAMESのパーク部門に日本人で初めて出場をするなど、数々の国際大会にも出場しており、日本のスケートボード界をリードしている第一人者ともいえます。
平野 歩夢(ひらの あゆむ)選手
平野選手は、スノーボーダーとして有名な選手です。1998年に生まれ、4歳の頃から兄の影響でスノーボードを始めました。小学校4年生のときには既に、ハーフパイプでプロとしての契約を果たすなど、その才能は早くから開花していました。
その才能は、スノーボード界のスーパースターであるショーン・ホワイトに迫る勢いで、スノーボードが圧倒的に強いアメリカを揺るがすほどといわれています。
そして2014年のソチ、2018年の平昌オリンピックにて、スノーボードハーフパイプ男子で銀メダルを獲得。特にソチオリンピックのメダル獲得は15歳で獲得しており、スノーボードでは世界最年少のメダル獲得者として、ギネス記録にも認定されています。
スノーボード界の神童が東京オリンピックに向けて、史上初の二刀流のボーダーとしてスケートボードのパーク部門に挑戦します。
池 慧野巨(いけ けやき)選手
池選手は、ストリート部門での注目選手です。彼は2001年に和歌山県田辺市に生まれ、父親がスケートボードを持っていたのをきっかけに、7歳からスケートボードを始めました。自宅にスケートボード専用の練習場を用意するなど、父親からの支援もあって、彼はその才能を開花させます。
2012年、レインボーアースフェスティバルにて初優勝を飾り、2018年にはスケートボード日本選手権(ストリート部門)で優勝。後のアジア大会では金メダルを獲得しています。東京オリンピックでもストリート部門に挑戦しており、今後の活躍も期待されているスケボー男子です。
日本で注目のスケボー男子が使うボード
ここでは、注目のスケボー男子が使っているボードを紹介します。
SHOWGEKI SKATEBOARD AMERICAN COMIC SERIES PUNCH
こちらは笹岡健介選手がスポンサー契約している「SHOWGWKI(ショウゲキ)」のスケートボードです。デッキにカナディアンメープルを使用しているので、強度と反発性が抜群。
また、キックもコンケープも扱いやすいレギュラーモデルです。ストリートでもパークでも、どちらにも使えるボードです。
【Xadventureのおすすめポイント】
・強度・反発性が抜群!
・扱いやすいレギュラーモデル
ELEMENT スケボー コンプリート エレメント ELEMENT BLAZIN
こちらは平野歩夢選手が愛用のブランドである「ELEMENT(エレメント)」のスケートボードです。完成品で送られてくるので、届いてすぐに滑れます。静音設計のため、街中で滑るにもおすすめのボードです。
【Xadventureのおすすめポイント】
・完成品で送られてくる
・静音設計
ALMOST スケボー コンプリート BLUR RESIN COMPLETE
池慧野巨選手がスポンサー契約している「Almost(オルモスト)」のスケートボード。高品質で、組み立てられているコンプリートセットです。ウィールが柔らかいので初心者にもおすすめで、荒いアスファルトの上で練習する人に適しています。
【Xadventureのおすすめポイント】
・柔らかいウィールで初心者にも優しい
・荒いアスファルトの上も快適
まとめ
スケートボードは、知名度はあるかもしれませんが、スポーツとしてはまだまだマイナーです。スケートボードは知っていても、そのルールや代表選手については知らなかった方も多いでしょう。
この記事を読んで、スケートボードについての理解を深め、東京オリンピックではスケボー男子を応援しましょう。