日本でもスケボー人気が高まってくるに連れて、「日本風」のスケボーを求める声が上がってきています。そうしてできたのが「Imperial Skateboard(インペリアル スケートボード)」。今回はインペリアルスケボーの魅力を紹介していきます。
「Imperial Skateboard」のスケボーとは
2019年にスタートしたインペリアルのスケボーとはいったいどのようなものなのでしょうか。
「Imperial Skateboard」のコンセプト
これまで、スケートボードは発祥地のアメリカを中心としたものが多く、トップスケーターも欧米選手がほとんどでした。しかし近年、日本人のスケーターも世界で活躍できる人材が出てきており、日本を含むアジアのスケートボードが注目されています。
東京オリンピックでスケートボードが正式種目となったことで、スケートボードへの注目は急激に高まっています。そんな中、これからアジアのスケート文化を応援していくような存在として「Imperial Skateboard」は誕生しました。
素材へのこだわり
インペリアルのスケートボードのデッキは固くて、しなりのあるカナダ産の最高級メイプルを工場で原木から加工しています。そして7つのレイヤーの中に特殊加工した竹シートを入れています。
さらにアメリカ産の質の高い接着剤を使用することで、熱を加えないコールドプレス製法を実現しました。1枚ごとに1時間以上の時間をかけてじっくりと圧着することで、軽量かつ柔軟性、弾力性があるデッキを作り上げています。
日本を代表する素材「竹」を使うことで、アジアのイメージを強くするとともに、湿度に強く、弾力性と耐久性を強化することに成功したのです。また、すべてのモデルで「浅めのFlat」と「深めのDeep」の2パターンのコンケープが用意されているので、自分の好みにあったものを選べます。
デザインについて
デッキのイメージを決定づけるグラフィックデザインは、日本を強く印象付けるものばかり。妖怪や日本画、和彫りによる入れ墨などをイメージしたグラフィックは、今までの欧米のデザインとは一線を画しています。
また、インペリアルのロゴは、アジア最強の動物とされている「虎」と、アジアの代表素材である「竹」を組み合わせたもの。この「虎」は力や躍動感を感じさせるものでもあり、「竹」はしなやかさ、弾力性を意味します。
「Imperial Skateboard」のメンバーとは
「Imperial Skateboard」には人気スケーターが在籍しています。ここではそんな彼らを紹介していきます。
「Imperial Skateboard」のベテランスケーター
阿部直央
出身地:宮城県塩釜市
生年月日:1983年7月11日
スタンス:レギュラー
Instagram:@naohiroabe
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特徴:単身でオーストラリアに渡ってパートを完成させるような積極性が魅力のスケーターです。
久賀 翼
出身地:広島
生年月日:1987年5月17日
スタンス:レギュラー
Instagram:@kuga283tsubasa
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特徴:広島が誇る屈指のビッグトリッカーとして、強靭なバネと腰の座った安定感ある滑りに定評のあるスケーターです。滑りに「キレがある」と人気になっています。
「Imperial Skateboard」の若手スケーター
松本 崇
出身地:東京都江東区
生年月日:1999年3月24日
スタンス:グーフィー
Instagram:@takashi___matsumoto
特徴:スケートボーダーのリアルライフを描いた青春群像映画「STAND STRONG」にもリアルスケーターとして出演しています。複数の言語を自由に話すマルチリンガルでもあり、これからの飛躍が期待されるスケーターです。
松木愛瑠
出身地:山形県村山市
生年月日:1997年6月7日
スタンス:レギュラー
Instagram:@ayaru_matsuki
スポンサー:premiumskateboard jocks skateShop Maybe’m
特徴:一度スケボーから離れたものの、パワーアップして復活したスケーターです。
高萩 翼
出身地:福島県いわき市
生年月日:1999年9月8日
スタンス:グーフィー
Instagram:@tsubasa_takahagi
特徴:7歳でスケボーをはじめ、14歳で日本スケートボード協会公認のプロ資格を取得した期待の若手スケーターです。
清野玲良
出身地:東京都足立区
生年月日:2000年10月4日
スタンス:グーフィー
スポンサー:Imperial Skateboard、Supra
特徴:7歳からスケボーをはじめ、早くから評価されたスケーターです。ハイレベルなコンボトリックを自由に繰り出す技巧派で、「和製ウェイド・デサルモ」とも呼ばれています。憧れのスケーターをシェーン・オニール、ウェイド・デサルモと挙げており、彼らのパートに影響を受けたと公言しています。
まとめ
欧米が中心だったスケボーですが、東京オリンピックでスケボーが正式種目に設定されたことでアジアでも一気に機運が高まっています。それに合わせてスケートボード、デッキも日本独特のもの、アジアの感性を表現するものが出てきています。
「Imperial Skateboard」は、素材やデザインに日本の個性を打ち出したデッキを製造・販売しています。ぜひ、一度確認してみましょう。