オリンピックの種目にも選ばれているサーフィンですが、今、サーフィン界で注目されている選手を皆さんは知っていますか？今回はテレビ番組の「ミライ☆モンスター」に出演し、女子高生サーファーとして人気が高かった川合美乃里(かわいみのり)選手について紹介します。
出演当時は女子高生でしたが、現在は一体どういった成長を遂げているのか、サーフィン好きであれば気になることでしょう。それでは川合美乃里選手について紹介します。
プロフィール
2017年11月19日に放送の「ミライ☆モンスター」にて、サーフィンの期待の星として紹介された川合美乃里選手のプロフィールはこちらです。
名前：川合 美乃里(かわい みのり)
生年月日：2000年12月14日
出身：徳島県
居住地：千葉・一宮
血液型：AB型
身長：161センチ
体重：53キロ
出身高校：明聖高等学校
川合選手がサーフィンを始めたきっかけはご両親の影響です。父親の勇一さんがサーファーで、川合選手が赤ちゃんの頃から週末に高知県の生見海岸に行っていたそうです。そして川合選手が6歳の時、お母さんのあすかさんとともにサーフィンを始めます。
どんなサーファー？
川合選手は13歳でJPSA(日本プロサーフィン連盟)のプロテストに合格しています。当時、最年少での合格者でした。また、日本サーフィン連盟の強化指定選手でもあります。今回の東京オリンピックへの出場は惜しくも逃してしまいましたが、日本プロサーファー界の若手注目選手には変わりありません。
紹介した通り、13歳でのプロテスト合格自体が異例のことですが、プロ転向後も順調にキャリアを積み重ね、現在は日本国内でトップレベルの選手です。現在では海外でのQS(クオリファイングシリーズ)を中心に参戦しており、CT(チャンピオンシップツアー)の出場を狙っています。
また、そのルックスや性格は国内だけでなく海外でも人気が高く、美少女サーファーとしても注目を集めています。
性格は？
サーフィンをしていて髪の毛が茶色だと、チャラチャラしていると思われるかもしれません。しかし、川合選手はそう思われることが嫌で、髪の毛をわざわざ黒に染め直すほどの真面目な性格です。
また、父親が厳しい方で、それに伴って川合選手も礼儀正しいそうです。加えて、とても負けず嫌いな一面も持ち合わせています。やはり、大人を押しのけて世界チャンピオンになるほどの人物なので、勝負事には真摯なようですね。
家族構成
先ほども紹介した通り、父親は元サーファーです。この父親がいなければ今の川合選手はいなかったかもしれません。海の近くの徳島市に住んでいたのは、父親がサーフィンをしていたからだとと思われます。
また、川合選手がサーフィンを本格的にスタートした後は、川合選手がサーフィンを不自由なくできるように父親が全面的にサポートしているようです。
母親はサーファーではなかったようですが、川合選手がサーフィンを始めたきっかけはそもそも母親がサーフィンをやりたいと言ったことがきっかけです。従って、母親がサーフィンを始めていなかったら、川合選手がサーフィンを始めることもなかったかもしれません。
このように両親の影響を大きく受けてサーフィンを始めたところや、両親の全面的なサポートを受けているところに家族の絆が感じられます。
川合美乃里さんの実績は？
川合選手はプロ3年目に挑んだ国内ツアーで大きな節目を迎えます。それは2016年に行われた大会で優勝して、JPSAグランドチャンピオンに輝いたことでした。
それを皮切りに翌年のジャパン・アクションスポーツ・アワードにも選出されたり、その勢いのまま2017年にはWSLのQS3000で日本人女性では初めての優勝を飾ったりと日本のトッププロとしての地位を確立してきました。また、川合選手の主な戦歴は以下の通りです。
- 2016年：WSL［WJUN］World Junior Championship-Women’s 5位
- 2016年：WSL［WJUN］Jeep World Junior Championship-Women’s 3位
- 2016年：JPSAショートボード グランドチャンピオン
- 2016年：WSL［WJUN］Minami Boso Junior Pro 1位
- 2017年：WSL［WQS］Ichinomiya Chiba Open-Women’s 1位
川合美乃里が使用するサーフボード紹介
川合選手は四国のサーフボードブランド、「SMAC SURFBOARD」のサーフボードを使用しています。
このブランドの特徴は、オーダーした顧客のサーフィン歴やレベル、体形、使用するサーフィンポイント、現在使用しているサーフボード、どのようなサーフボードを求めているかなど細かいところまで掘り下げます。そこから、アウトラインやボリュームをイメージしてからサーフボードを制作します。
先に述べている通り「SMAC SURFBOARD」は四国に拠点を置き、35年以上の歴史を持つ名門サーフボードファクトリーの1つです。川合選手のほかにも林健太さん、間屋口香さん、畑雄二さんなど多くのサーファーを育てています。
プロサーファーの年収は
皆さんはサーファーの収入がどのくらいかご存知でしょうか。プロサーファーの収入は大きく「スポンサー収入」と「大会賞金」の2つと言われています。大会賞金は1大会の優勝で50万円～80万円ぐらいが相場だそうです。
また、スポンサー収入は現物支給や大会遠征費の補助が多く、収入という意味では、ほぼないといった状況のようです。
よくサーフィンの大会で賞金総額が1,000万円以上と噂されることがありますが、あくまで総額なので優勝賞金だけでは100万円にも届かないことのほうが多いようです。このようにプロサーファーといえど国内での金銭事情は非常に厳しく、年収は高くても300万円ぐらいと予想されています。
しかし、世界大会であれば優勝賞金が300万円から高いものになると1,000万円以上という大会もあります。さらに、世界のTOP10に入れるほどにもなれば、年間で1,000万円以上は稼いでいるようです。
川合美乃里選手の年収は？
それでは川合選手の年収はどのくらいなのでしょうか。川合選手は国内ではトップクラスのプロに違いありません。しかし、海外で見るとランキング外となっていますので海外での優勝賞金はないといった状況です。
プロサーファーの年収相場は？
従って日本でのトッププロの平均収入は300万円ですが、川合選手は女性ということもあり250万円くらいかと思われます。ただし、遠征費や道具などはスポンサーが提供してくれるため、ここから必要経費が出費されることはありません。
また、プロサーファーでも、サーフショップでのバイトやスクールでサーフィンを教えるといったアルバイトで収入を得ている方も多いようです。このことも考慮すると、美乃里さんの年収は400万円以下ぐらいではないでしょうか。
まとめ
今回、川合選手について紹介しました。川合選手は小さい時から実績を残してきましたが、その裏には両親の協力が大きかったことがわかります。また、「ミライ☆モンスター」で紹介され、世間から期待される中でしっかりと結果を残してきたことから、本人が真面目に努力をしてきたことが伺えました。
国内ではトッププロでも、世界的に見たらまだまだ成長が期待される選手です。そして、いずれ世界で大活躍している川合選手の姿を画面越しで見ていることだと考えられます。皆さんもこれを機会に川合選手を応援しましょう。