電動サーフボードがあれば波がなくても大丈夫?話題の乗り物を紹介!

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サーフィンといえば波が命といっても過言ではないスポーツです。しかし、波がなくてもできる電動サーフボードがあることをご存知でしょうか。ジェットスキー感覚でサーフィンの爽快感を味わえることから非常に人気が高まっています。今回は、電動サーフボードの特徴やメリットと、おすすめのモデル3つを紹介していきます。

電動サーフボードについて

実は、電動サーフボードに似ている乗り物は、約30年前にも登場していました。それが、「サーフジェット」です。サーフボードにジェットエンジンを搭載したもので、60kgほどの重さがあり取り扱いが大変な乗り物でした。しかし、ここ最近話題になっている電動サーフボードは、かなり軽量化され30年前の乗り物よりもはるかに性能が高いのが特徴です。

見た目は、サーフィンそのものですが、充電式になっており波はもちろん燃料も必要ない優れもの。さらには、免許も必要ないので誰でも楽しむことが可能です。また、波がないときでも使用できることから、波を待つサーフィンよりもかなり遊べる乗り物といっても過言ではありません。

リモコン一つで簡単操作

電動サーフボードはリモコンで操作します。パドリングをする必要もないので、体力がない方でも安心して利用できるのが特徴です。また、全くのサーフィン未経験者でも問題なく楽しめることから、気軽さも人気の秘訣といえるでしょう。

もし転倒しても、リモコンが全て水に浸かると止まる仕組みになっており、電動サーフボードだけ進んでしまうことはありません。さらに、リモコンにはGPSが搭載されたものもあり、記録をつけることが可能です。

値段は高額!サーフィンとは別物と考えよう

ほとんどの電動サーフボードは輸入されたもので、為替レートによって値段が変わってきます。しかし、電動アシスト自転車と同様に電動サーフボードは、通常のサーフボードよりもかなり高額なのが特徴です。

サーフィンとは別の乗り物と考えた方が理解しやすいでしょう。いつもとは違う乗り心地でサーフィン上級者でも十分楽しめる乗り物といっても過言ではありません。

電動サーフボードメーカーを紹介

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世界各国で電動サーフボードメーカーが登場しています。そのうち3つのメーカーから発売された電動サーフボードを紹介しましょう。

Fliteboard eFoil

こちらは、オーストラリアのメーカーが開発した電動サーフボードです。この会社はソフトウェアの開発も行っているので、スマホアプリとの連携が図れる高性能電動サーフボードに仕上がっています。

例えば、リモコンはBluetoothで接続されスロットル制御をすることが可能です。Fliteboard eFoilの最高速度は45キロで、スイスイと海面を進む感覚を楽しめます。

さらに、ソフトウェアをアップデートすることで、パフォーマンスアップも可能です。まさしくソフトウェア開発会社の作った電動サーフボードといえるでしょう。購入した後もボードを進化させることが可能なので、飽きることなく楽しめるのがポイントです。

価格は、約139万円となっており、車を購入するのと変わらない値段です。とはいえ、長く楽しめる乗り物なので、マリンスポーツ好きにはおすすめといえるでしょう。

Blea

アメリカの企業が開発した電動サーフボードが「Blea」です。時速48kmで航行できるとあって、Fliteboard eFoilよりも少し早いスピード感を得ることが可能です。バッテリーは1.5時間もつので十分に楽しめます。

非常にシンプルな作りで重さも軽いので、持ち歩きやすいのが魅力です。スタンダードモデルとして発売されている「Shark Performance」は約99万円で、電動サーフボードの中では比較的安価ともいえるでしょう。

radinn

スウェーデン発の電動サーフボード「radinn」は、2021年4月に日本に上陸したばかりで、世界初の量産電動サーフボードです。2013年創業の会社で、創立者であるAlexander Lind(アレクサンダー・リンド)は、大学在学中にプロジェクトを立ち上げたといいます。

ワイヤレスのコントローラーで簡単に操作できるので、どんな方でも楽しめるのが特徴です。開発国であるスウェーデンは多くの湖があり、隣国のノルウェーでは世界最大規模のフィヨルドがあります。そこでは電動サーフボードの浸透率が高く、ツーリズムなどで多く活用されているとのことです。

海はもちろん川でも楽しめるので、さまざまなレジャーシーンで活躍するでしょう。気になるお値段は、99万9千円からとなっています。

Audi

自動車メーカーとして有名なAudiも台数限定で電動サーフボードを発売しています。Audiは、電気自動車e-tronの水上版商品の技術である「ハイドロフォイル」を採用した電動サーフボードを発売しています。社員の趣味から生まれた乗り物で、パーソナル電動モビリティとして会社がバックアップすることになりました。

最高時速は43kmと申し分ない速さで、他社の電動サーフボードと同じくリモコンで簡単に操作することが可能です。限定商品でもあり価格は公表されていませんが、Audiブランドとあってそれなりに高額であることが予想されます。

waydoo Flyer ONE

中国からも電動サーフボードは登場しています。空を飛ぶような姿から、「Flyer ONE」と名付けられている乗り物です。Audiのタイプと同じくハイドロフォイルボードと呼ぶのが正式名称。

最高速度は40kmで、最大85分間楽しめるため、十分に海上を満喫できます。リモコンで簡単に操作することが可能となっており、Bluetoothで接続されることでリモコン自体にも速度や充電残量が表示される仕組みです。

初心者に対しての速度制限機能に加えて、速度調節が24段階に分かれていて、より安心して乗れるのが特徴です。また、GPS内蔵で記録もしっかりとつけてくれます。

電動フィンも登場?

電動サーフボードに似ていますが、サーフィンのライディングに専念する方のために開発されたのが電動フィンです。基本的に、波に乗る際はパドリングをする必要があります。しかし、パドリングのハードさに早々に疲れてしまう初心者サーファーも少なくはありません。上級者であっても、長時間パドリングをし続けるのは難しいものです。

電動フィンはセンターフィンの中にモーターを内蔵したもので、パドリングをサポートするアイテム。専用アダプターをつけて設置した上で、いつものようにサーフィンをするだけです。パドリングにエネルギーを取られないので、移動も簡単。

電動フィン「AQUA MARINA BlueDrive」

こちらのアイテムは、フル充電すれば2時間は使える電動フィンです。速度は時速4〜5km程度と、電動サーフボードと比べるとかなりの低速。そもそも電動フィンのメリットは、パドリングのアシストを目的としていますので、電動サーフボードの目的とは異なります。

いつも通りフィンを取り付けるようにセッティングできるので、気負うことなく楽しめるのもポイントです。リモコン操作で誰でも簡単に扱えます。気になる価格は、9万円という手の届かない値段ではないので、早速試してみたいという方もいるのではないでしょうか。

関東でもレンタル可能!

電動サーフボードを試してみたいけど、流石に購入するのは難しいという場合にはレンタルをするのもおすすめです。神奈川県にある株式会社流れ星では、東京・荒川周辺や神奈川・八景島周辺で電動サーフボードのレンタルを行っています。

現在はプレオープンですが、これから本格的にオープンする予定となっているので、大いに期待できます。また、レンタルだけではなく体験スクールも開催しているので、マリンスポーツ初心者の方でも楽しめるのが特徴。さらに、東京湾クルージングとセットになった豪華なプランもおすすめです。

【基本情報】
電話: 080-5566-6191
料金: 体験コース / 20分:3,000円
営業時間:要予約
公式はこちら: https://efoil.co.jp/

ネットでも買える電動サーフボードを紹介!

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今やAmazonや楽天などで、あらゆるものが買える時代となっています。電動サーフボードも例外ではありません。続いては、ネットで購入可能な電動サーフボードを紹介していきましょう。

Mertek

最大速度は26kmと遅めですが、初心者なら十分に楽しめる電動サーフボードがこちらです。アメリカのブランドで性能や品質も信頼できます。コンパクトに持ち歩けることから、より気軽に楽めることでしょう。ワイヤレスのリモコンになっており、水に落ちれば自動停止する機能も搭載されています。

【Xadventureのおすすめポイント】

  • 細部まで安全配慮された親切設計
  • ハンドル付きで初心者にも優しい

JS Products電動フィン

こちらでは電動フィンをご紹介します。JS Products電動フィンは、最高速度が25〜30kmと高性能で最新のサーフィンテクノロジーとして人気があります。操作はリモコンで簡単にできるので、初心者でも十分使えるアイテムといえるでしょう。

【Xadventureのおすすめポイント】

  • プロ仕様の防水バッテリー
  • 徐々に速度が上がるので安心

xiaomei1 電気フィン

もう一つ電気フィンを紹介しましょう。こちらの商品は、ほとんどのサーフボードに適した電気フィンです。耐久性も高く耐摩耗性なので、ほとんどの波で問題なく使えます。

【Xadventureのおすすめポイント】

  • ワイヤレスリモコンで簡単操作
  • 電力変換キットも装備

まとめ

一般的なサーフィンとは全く性質が異なる電動サーフボード。初心者でもすぐに乗りこなせることから、新時代のマリンスポーツとして広まっていく可能性があります。とはいえ、サーフィンを始めるよりも余分な予算が必要となるので、まずは、レンタルで楽しむのがおすすめです。

また、普段のサーフィンをより楽しむために、電動フィンを取り入れてみるのもよいでしょう。パドリング疲れから解放されて、多くの波に乗ることでスキルアップにも繋がります。

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