スケボー初心者のための部品解説!仕組みを知ることから始めよう

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スケボーを始めたけれど、雑誌・ネットやショップに行っても部品名が多くて混乱する方も多いでしょう。スケボーを楽しむ上では、部品名を知る必要があります。自分のスタイルに合ったスケートボードを完成させるためには欠かせない知識です。今回は、スケボーの部品について1つずつ説明します。初心者でもわかりやすくスケボーの構造を知ることができるでしょう。

スケボーを構成するのは6つの部品

まず、基本となる部品をチェックしましょう。スケボーを組み立てる上で必要な部品は6つ。1つずつ役割や特徴を紹介します。

デッキ(板)

スケボーにおける一番の要となる部品がデッキです。足を乗せる板の部分のことを指しています。デッキ部分を好みのデザインにすると、モチベーションが上がるでしょう。

バリエーションが多いので、何枚も持っている方が多いです。また、体形や足の大きさによっても選ぶサイズが異なります。

トラック

地味なパーツですが、スケボーをコントロールをする上で、重要な部品です。乗り心地を左右する部品でもあり、トラックを換えることで自分好みの乗り心地が得られます。取り付け場所は、デッキの前と後ろ部分の2カ所。基本的には2個セットで販売されています。

トラックは選び方が難しく、大きすぎても小さすぎても乗りづらくなってしまいます。デッキに合わせてトラックの幅も意識しなくてはいけません。

デッキテープ

その名の通り、デッキ部分に貼られている部品がデッキテープです。足を乗せるので、滑り止めの役目を担っています。イメージとしては紙やすりに両面テープが付いた形状で、ヤスリ面の粗さがグリップ力を左右するのが特徴です。

例えば、目が粗いデッキテープを取り入れると、グリップが強くなることからオーリーの高さも出しやすいメリットがあります。反面、靴の消耗が激しくなるので注意が必要です。

一方、目が細かいデッキテープを導入すると、グリップ力は粗いものより劣りますが、ある程度のグリップ力でスタンスを整えやすいのが特徴です。フリップ系のトリックをしたい方は足を抜きやすいので、目が細かいものを選ぶとよいでしょう。

ウィール

スケボーのタイヤ部分のことをウィールと呼びます。ウィールもバリエーションが多い部品で、用途によって大きく選び方が異なるのが特徴。あまりにも種類があるので、初心者には選ぶのが難しい部品です。

ウィールには硬さもいろいろとあります。柔らかいものだと衝撃を吸収するので、悪路でも対応できるのが特徴。ただ、グリップが強いこともあり、トリックによっては不向きな場合もあるでしょう。

一方、硬いウィールは、コンクリートで舗装された道路のように凸凹が少ないところでの走行を楽しむ際に向いています。粗い路面では、スピードが出ないといったデメリットがあるでしょう。初心者の場合は、平均的な硬さを選ぶことをおすすめします。

ベアリング

ウィール同士を挟んでいる軸受部品のことをベアリングと呼びます。一枚のデッキに8個のベアリングが必要で、スピードを出したい方にとっては重要な部品です。

ベアリングには、精度を表す値が設けられており、精度が高いほうがスピード感が楽しめます。初心者だからといってスピード感の低い精度の低いものを選ぶのではなく、重心の感覚をつかむためには、精度が高いものを選ぶのがおすすめです。

また、ベアリングには、グリスタイプとオイルタイプの2パターンがあります。粘性があるものをグリスタイプと呼び、オイルタイプはサラリとしているのが特徴です。最近はオイルタイプがメインです。

ビス

トラックとデッキを取り付けるための部品をビスと呼びます。ビスは、その他の部品と異なり規格が決まっていることから、どのブランドもほとんどが同じです。ポイントとなるのは、長さとビス頭の形状です。

基本的に、スケボーに使われるビスの長さは、7/8インチです。これさえ知っていれば、間違うことはないでしょう。問題となるのはビス頭の形状で、プラスドライバーで取り付けられるタイプと六角棒スパナが必要な六角穴タイプがあります。

プラスドライバーなら多くの家庭にありますが、六角棒スパナは持っていないという方も多いでしょう。そのため、一般的なプラスドライバータイプを選びがちですが、穴がつぶれやすいというデメリットがあります。

一方、六角穴タイプはプラスドライバーよりもしっかりと締めることができる上に、穴がつぶれにくいのもメリット。スケボーを始める方は六角棒スパナを持っておくと便利でしょう。

スケボーのデッキ選びについて

出典:nito / PIXTA

スケボーの部品の中でも重要なのがデッキです。デッキ選びにはいくつかのポイントがあります。デザインはもちろん、快適にスケボーを楽しむためのコツを押さえておきましょう。

サイズで選ぶ

デッキのサイズは、細めのものから太めのものまで幅広くあります。例えば、細めのデッキは軽量で足が小さくても扱いやすいので女性にもおすすめです。一方、太めのデッキになると、安定するのでオーリーの感覚をつかむのに向いています。

しかし、単純に足のサイズに合っているものを選ぶのも重要です。初心者の場合、自分のスタイルが確立していないので、足のサイズに合わせながら選ぶことをおすすめします。

キックの強さで選ぶ

スケボーのデッキの反りのことをキックと呼びます。初心者の場合、キックが弱いデッキを選ぶことが大切です。

初心者におすすめのコンプリートモデル4選

出典:lzf / PIXTA

スケボーは部品を別々に購入することで、自分好みのセッティングが楽しめます。ただし、初めから部品がセットで販売されているコンプリートモデルも多く販売されています。初めてスケボーをするときは、コンプリートモデルを選ぶのがおすすめです。

SILVER FOX コンプリート

柔らかなローラーで滑り心地がよく、デッキの反りも弱いことから初心者でも扱いやすいスケボーです。作りもしっかりしているので、安定した乗り心地を得られます。まずは、クルーズを楽しみたい初心者におすすめです。

【Xadventureのおすすめポイント】

  • 何といっても乗り心地が抜群
  • シンプルなデッキなのでカスタムも楽しめる

vogブランクデッキ コンプリート

デッキの反りが平均的であることから、クセが少なく初心者でも乗りやすいのが特徴です。デッキにはデザインが施されてないので、自分好みにカスタムができるのも魅力。デザインされているタイプより価格が安いです。

【Xadventureのおすすめポイント】

  • サイズは2パターンでどちらも初心者向け
  • シンプルなデザインで人を選びません

Tianyan スケボー コンプリート

耐久性のあるクロム銅をベアリングに取り入れたコンプリートモデル。初心者が一番求める耐久性に加えて安定性も抜群です。大人はもちろん、キッズでも使いやすいのがTianyanの特徴。親子で楽しめるスケボーといえるでしょう。

【Xadventureのおすすめポイント】

  • 高弾性の高いホイールで扱いやすいのがポイント
  • 耐摩擦性に優れたベアリング

Kaiser(カイザー) メイプル スケート ボード

ショートスケートボードは公園や競技場で乗るのが基本のため、持ち運びがしやすいのが絶対条件です。その中でも、こちらのタイプは軽々と持ち運べるので、初心者でも乗りやすいのがポイント。部品の一部であるトラックにはアルミが使用されており、耐久性も抜群です。

【Xadventureのおすすめポイント】

  • 乗ったときにわかる安定感
  • 誰でもすぐに楽しめるスケボー

まとめ

コンプリートモデルから始めた初心者も、いずれは部品をカスタマイズしたり調整したりと自分でメンテナンスがしたくなるでしょう。よりスケボーを楽しむためにも、部品の知識は必要です。

さまざまな部品があるので覚えられるか不安になりますが、1つずつ確認していけば問題がありません。部品に詳しくなれば、自分のスタイルにあったスケボーを作り上げられるでしょう。

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