オリンピックの新種目スケボー!競技概要や注目の強化選手を紹介

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スケボーは東京オリンピックで初採用される種目です。最近は日本人選手も世界大会で表彰台に登るケースが増えており、東京オリンピックでも上位進出やメダル獲得が期待されています。東京オリンピックが始まる前にスケボーの知見を増やしておくことで、競技の楽しさや見どころがより理解できるでしょう。本記事ではオリンピックにおけるスケボーの競技概要や歴史、日本の注目選手を紹介します。

オリンピックにおけるスケボーの競技概要

東京オリンピックで初導入されるスケボーは、世界中に競技者がいる人気のスポーツです。スケボー自体は知っているものの、どのような競技か詳しく理解している人は少ないでしょう。ここではオリンピックにおけるスケボーの競技概要について紹介します。

1.そもそもスケボーとは?

スケボーとはアメリカ西海岸発祥のスポーツで、最初は木の板に車輪をつけた簡易的なものでした。

スケボーは元々、サーフィンのトレーニングとして生まれたという説があり、陸上サーフィンとしても楽しまれていました。実際にカリフォルニアなどでは、スケボーを利用して街中を走るサーファーなどを見かけます。

移動手段としてスケボーを利用する人も多く、現在ではオリンピック競技になるほどの人気スポーツに進化したのです。

2.出場資格

スケボー競技の東京オリンピック出場資格は、難易度が高く、その条件は「各種目で2021年の世界選手権おいてTOP3に入ること」です。また、2019年1月〜2021年6月の大会成績を基準に、世界ランキング上位者が残りの出場資格を得ます。

出場選手枠は各種目20名で、1カ国3人までの制限があります。オリンピック開催国の日本には、各種目1名ずつの開催国枠が設けられており、日本人選手の活躍にも注目が集まるでしょう。

3.競技ルール 

スケボー競技時間は1人45秒で行われます。この45秒の中で選手は自由にパフォーマンスを披露でき、時間内に披露した技の難易度や精度、見せ方などで点数が決まります。

決められた時間の中で全体の流れやオリジナリティーを考慮し、総合的に評価されるスケボーは、観客の注目を集め、魅力的なライディングを見せることを目的とした競技といえます。

東京オリンピックのスケボーはいつから?

ここでは東京オリンピックのスケボーにおける「開催日程」「開催会場」についてみていきます。スケボー好きな方はその開催を楽しみにしていることでしょう。スケボーの試合を見逃すことがないように確認しましょう。

1.開催日程

東京オリンピックでスケボーが開催されるのは「2021年7月25と26日、8月4日と5日」です。7月25日と26日は男女のストリート予選と決勝、表彰式が行われ、8月4日と5日は男女のパーク予選と決勝、表彰式が開催されます。

試合時間は9:00〜14:00あたりのため、リアルタイムで観戦するのは難しい人も多いかもしれません。どうしても見逃したくないという人は、録画予約を行うなどしてぜひ観戦してください。

2.開催会場

東京オリンピックのスケボーは、有明アーバンスポーツクラブで開催されます。自転車やスケボー競技で使用されることが多い有明アーバンスポーツクラブは、ゆりかもめの有明テニスの森駅とりんかい線の国際展示場駅が最寄り駅です。

ただし、新型コロナウイルスの影響で、無観客で行われる予定のため、事前に確認が必要です(本記事が書かれたのは2021年6月です)。

東京オリンピックでのスケボー競技は2種目

東京オリンピックで行われる競技は「ストリート」と「パーク」の2種類です。2つの競技の違いについて理解すれば、パフォーマンスの注目ポイントが分かり、よりスケボー観戦が楽しくなります。そこで各競技の特徴についてみていきましょう。

1.街中での滑走を表現する「ストリート」

1つめは、街中での滑走を表現する「ストリート」です。壁や手摺り、坂道などを表現した直線的な構造物が配置されたコースを滑走します。

選手1人ずつが競技を行い、コースの中で構造物を使用しながら技を繰り出します。レールや縁石(レッジ)への乗り方、滑る距離などに注目すればよりストリートを楽しめるでしょう。

2.窪地状のコースで競う「パーク」

2つめは、窪地状のコースで競う「パーク」です。お皿やお椀に似た形状がいくつも組み合わさった複雑なコースを滑走します。直線的な構造物が多いストリートに比べ、湾曲のある曲線的なコースが多い点が特徴です。

垂直に近い曲面を一気に駆け上がるエアトリックが見どころといえます。スリリングなカッコよさをいかに表現できるかが、パークの勝敗を左右するでしょう。

スケボーの注目選手はこの4人!

東京オリンピックにおけるスケボーの注目選手は「堀米雄斗」「西村碧莉」「平野歩夢」「四十住さくら」の4人です。オリンピックで初採用されたスケボーは、日本人選手のメダル獲得が期待できます。各選手の注目ポイントを紹介します。

ストリート男子「堀米雄斗」

ストリート男子では、日本でも評価の高い「堀米雄斗」選手に注目です。世界ランキング2位、海外のスケボーブランドとも契約している選手で、2018年には世界最高峰の大会である「street league」を3連覇しています。

東京オリンピックでも披露予定の得意技には「スイッチバックサイド180ノーズグラインドフェイキー」があり、その他の堀米雄斗選手が繰り出す技はいずれも高難易度なものばかり。パフォーマンスのクオリティが高く、東京オリンピックでも優勝候補の1人といえるでしょう。

ストリート女子「西村碧莉」

ストリート女子の注目選手は「西村碧莉」選手です。競技を始めたのはなんと7歳で、小学5年生の時点で日本スケートボード協会主催のAJSA全日本アマチュア・スケートボード選手権(レディース部門)で全国大会優勝を経験しています。

2018年に世界最高峰の大会である「street league」で優勝している実力者です。トッププロにも負けない高い技術を有しており、得意技の「オーバーKグラインド」を武器に、東京オリンピックでも結果が期待される若手スケーターの1人です。

パーク男子「平野歩夢」

パーク男子では「平野歩夢」選手に注目です。オリンピックスノーボードハーフパイプ銀メダリストである平野歩夢選手は、スケボー参戦の3大会目で優勝を飾るなど、その勝負強さに定評があります。

またスノーボードハーフパイプ出身のため、エアーの高さも特徴で、対空時間を武器にした技も見どころです。

世界ランキングも23位とトップクラスの成績を残しており、まだ伸びしろが大きい点も期待できるでしょう。スノーボードによるオリンピック経験と持ち前の勝負強さで、優勝も夢ではない選手の1人です。

パーク女子「四十住さくら」

パーク女子では「四十住さくら」選手に注目しましょう。体幹が強くパフォーマンス中に体がぶれないことを強みとし、難易度の高い「バックサイドノーズブラント180アウト」も高い成功率を誇ります。

2018年には日本選手権やアジア大会、世界選手権の3大会を制し、いずれも四十住さくら選手が初代女王となっています。高い技術を持つ四十住さくら選手の滑りには、東京オリンピックでも大きな注目が集まるでしょう。

まとめ

東京オリンピックで初めて採用されたスケボーは、大きな注目を集めており、オリンピックの新種目に若い選手がチャレンジする姿をぜひ見てもらえればと思います。

東京オリンピックを見てスケボーに興味を持つ方も増えるでしょう。東京オリンピックをきっかけに改めて競技としてのスケボーの楽しさに触れ、注目の日本選手達をぜひ応援してみてください。

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