映画「JAWS」のモデルにもなったホホジロザメ!その特徴と一緒に泳ぐ方法を解説

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映画「JAWS」のモデルとなった巨大なサメ、ホホジロザメ。海の王者として有名でありながらも、その実態は謎に包まれています。今回はホホジロザメの特徴や、一緒に泳ぐといったスリリングなツアーについて解説します。

ホホジロザメとは

ホホジロザメは、ネズミザメ目ネズミザメ科ホホジロザメ属に分類され、世界中の海に広く分布しています。巨大な体、大きな顎、鋭い歯をもち、最も危険なサメとして知られています。ここでは、そんなホホジロザメについて詳しく解説します。

英語では「Great White Shark」名前の由来は?

ホホジロザメは、人では頬に当たる側頭部が白いことから名付けられました。別名「白い死神」とも呼ばれています。英語ではGreat White Shak(グレートホワイトシャーク)と呼ばれており、人を襲うことから、Man Eater(マンイーター)とも呼ばれます。

ホホジロザメの特徴は?

ホホジロザメは、背側は濃い灰色から黒色、腹側は白色の体を持っており、特徴的な鋭い歯は300本以上あります。最高時速25kmで泳ぐこともあり、100リットルの海水に対し1滴でも血液が含まれていると、それを感知することができるといわれています。平均寿命はなんと人間とほぼ同じ70年を超えることが近年の研究によりわかってきました。

最大6メートル!ホホジロザメの大きさは?

ホホジロザメは体長4.0〜4.8m、体重が680〜1,100kgが平均値だとされています。世界最大のホホジロザメは、ハワイで確認された6.1mの個体で、「ディープブルー」と名付けられました。11mのサメの報告がありますが、正式に確認されておらず、現時点では、「ディープブルー」が世界最大のサメとして知られています。

謎が多いホホジロザメ

ホホジロザメはジンベエザメと並んで最も有名なサメでありながら、その生態系には多くの謎があります。近年の研究や実験の結果、少しずつその特徴が解明されてきています。ここでは、ホホジロザメの生息地や、狩りの仕方、捕食シーンなどを紹介します。

どこに生息しているのか

ホホジロザメは低水温に耐えられるため、温帯から亜寒帯、日本を含め世界中の広い海に生息します。餌となるアザラシやオットセイの生息する海域を活動することが多いようです。また、水深5メートル程度の浅いところから、水深300〜500メートルの深いところの2つの水域を行き来しています。
マサチューセッツ工科大学の研究チームによると、2匹のサメを長期間に渡り追跡したところ、ほとんどの時間を水深183メートル以深で過ごしていたそう。この深さは「トワイライトゾーン」と呼ばれ、獲物が豊富なことから、サメが生息しやすいのではないかと考えられています。

ホホジロザメは磁場をナビとして利用している

サメは世界中の海を泳ぎ移動しています。ホホジロザメには、南アフリカとオーストラリアの海を行き来する個体がいますが、なぜ長距離にも関わらず方向感覚を失わずに戻ってくることができるのでしょうか。
サメは地球の磁場を検知し、ナビゲーションとして利用していることがフロリダ州立大学の研究により明らかになりました。普段生息する場所の磁場では、サメはそれぞれ好きな方向を向いて泳ぎます。しかし生息地より南の磁場に晒されると北に進み、北の磁場に晒されると南に進みました。この実験が、サメが元の場所に戻ってくるのに磁場を利用していることの強い証拠となったのです。

狩りの方法は?

ホホジロザメは、イルカやオットセイ、アザラシなどを好み、魚やクジラの死骸を食べることもあります。狩りの際は奇襲を仕掛けることも多く、待ち伏せや激しい追跡で獲物を仕留めているのです。ホホジロザメがオットセイなどを追いかけて海面へジャンプする様子はたびたび目撃されています。

ホホジロザメの捕食シーンを紹介

ホホジロザメがどのように餌を食べるのか、間近で記録した動画です。クルーが用意した餌を使い、ボートにおびき寄せます。サメが頭を振りながら食事をしているところを見ることができます。

ホホジロザメによる事故

サーファーやダイバーなどが、シャークアタックに遭う事故は有名ですが、ホホジロザメによる事故はなぜ起こってしまうのでしょうか。ここでは、ホホジロザメによる事故と、注意すべきことを紹介します。

なぜ人間を襲うのか

ホホジロザメを含むサメは基本的に臆病で警戒心が強い性格をしています。故意に人間を襲っているわけではなく、餌と間違えている場合が。ウェットスーツを着ていたり、サーフボードに乗っている人間を、海中から見るとサメの好物であるアシカやアザラシに見えてしまうのです。

注意すべきこと

海に入る際は、サメに襲われるリスクを減らすため気をつけるべきことがあります。サメは血液の匂いを過敏に察知するので、怪我をしたまま海に入らないこと。また、早朝や夕方はサメが活発に活動しているので注意が必要です。
万が一サメに遭遇した場合は、刺激してはいけません。サメから目線を外さず、冷静にサメがいなくなるのを待つのが最善策です。

サメ除けグッズを紹介

基本的にサメは臆病な性格ですが、なるべくサメとは出会いたくないもの。サーフィンやダイビングの時に持っていると安心な、サメ除けグッズ「SHARKBANZ」を紹介します。
リストバンド、アンクルバンドとして使うことができ、サメが嫌がる電磁場を発することでサメを追い払うことができます。海に入る際のお守りとして心強いアイテムです。

ホホジロザメと泳ぐ方法

恐ろしい見た目から、人を襲うイメージのあるホホジロザメですが、間近で見てみたいという人もいるのではないでしょうか。ここでは、ホホジロザメを実際に見る方法を紹介します。

メキシコ・グアダルーペ島のツアーに参加

メキシコのグアダルーペ島は数多くのホホジロザメが生息する場所として知られています。船と繋いだケージに入り海に下り、餌でホホジロザメをおびき寄せて間近で観察するケージダイビングのツアーが人気。ケージの中なので襲われる危険はほぼありませんが、スリリングな体験になること間違いなしです。

ハワイ・ノースショアのシャークアドベンチャー

ハワイののノースショアにはシャークアドベンチャーというツアーがあり、ホホジロザメが観察できます。船の上から観察か、ケージダイビングを選び、サメを観察できます。運が良ければ、ウミガメやイルカの姿も見れて人気のツアーです。

【基本情報】
North Shore Shark Adventures
(808)228-5900
Haleiwa Boat Harbor 66-105Haleiwa Rd Haleiwa HI 96712

オーストラリア・ネプチューン島のツアーに参加

オーストラリアのネプチューン島でもケージダイビングが楽しめます。ネプチューン島にはアシカの群れも生息しています。ダイビングをする際は、決して手をケージの外に出さないよう注意が必要です。

まとめ

人々から恐れられているホホジロザメは、意外にもおとなしい性格で、生態系は未だ謎に包まれています。もし勇気があれば、ホホジロザメに会いに行って見てください。きっと人生で最大級のスリリングな体験ができるはずです。

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