エクストリームブランド「DAKINE」とは?ブランドの特徴を徹底解説

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街中でよく見かける「DAKIN(ダカイン)」とロゴの入ったバックパックは、サーフィンやスノーボードなど、エクストリームスポーツのアクセサリーを製造・販売するDakine社によるプロダクトです。本記事ではDAKINEブランドの特徴を解説していきます。

DAKINEとはどんなブランド?

幅広いエクストリームスポーツのプレイヤーをサポートすることで培われた高い技術と経験が、DAKINEブランドのプロダクトには凝縮されています。特に強いこだわりが表れているのが機能性です。

DAKINEの歴史の中で、この技術と経験がどのように培われてきたか、その特徴や歴史を紹介します。

サーファー×ものづくりが始まりのブランド

1979年、ハワイ・マウイ島のノースショアでサーファーであったロブ・カプロンの手によってスタートします。ものづくりが好きなロブ・カプロンは最初、自分用に丈夫なリーシュコードを試作していました。

その性能の高さがサーファー達の間で瞬く間に口コミが広がり、注目や相談が寄せられるようになります。その後、本格的にリーシュコードの開発を手がけるようになりました。

4つのエクストリームのカテゴリーをサポート

DAKINEは4つのカテゴリーのエクストリームスポーツをサポートしています。

・サーフィン
・ウィンドサーフィン
・スノーボード
・マウンテンバイク

すべてのカテゴリーで得た経験とユーザーからのフィードバックは、次のプロダクトの開発に相乗的に活かされています。

そのため、使い勝手の良さやタフな使用環境にも耐えうる丈夫さが、DAKINEプロダクトの特徴といえるでしょう。

機能性にこだわり続けているDAKINEの歴史

サーフィンの丈夫なリーシュコードに始まり、ウィンドサーフィンのハードな状況下でもフィットしやすいハーネスや、機能的なバッグも手がけるようになりました。これらのアクセサリーを通じてハワイで確固たる地位を築いた後、DAKINEは雪山のスポーツに進出すべく、アメリカ本土オレゴン州フッドリバーへ本拠地を移します。

フッドリバーにあるフッド山は、夏場にも雪が残ります。そのため夏場には、多くのスノーボーダー達がサマーキャンプを行うためにフッドリバーに集まってきます。このような地の利もあり、世界クラスのトップスノーボーダーから生の声を集めやすくなりました。

DAKINEの代表的なプロダクトであるヘリパックは、ひとりのスノーボーダーからの「アラスカへのヘリ旅行に行くために、必需品だけを持っていけるバッグが欲しい」という相談から生まれたという秘話もあります。

また2005年頃には、フッドリバーでマウンテンバイクの競技もさかんに行われるようになります。それにより、バイカーをサポートするアクセサリーもトップバイカー達の生の声を活かして開発されるようになったのです。海や山を愛するプレイヤーと同じように海や山へ入り「あったらいいな」という機能を実現することで、DAKINEはファンを増やしてきました。

ブランド名の「DAKINE」の由来とは?

ブランド名の「DAKINE」は、ハワイ語の「Da Kine」(ダ カイン)に由来します。英語に訳すと「the kind」や「the best」。つまり「最高の」という意味です。

ブランド名からも「最高のプロダクトを作る!」という強いポリシーと、ハワイへの愛や敬意が感じられ「サーファー×ものづくりのブランド」だということがとてもよく伝わってきます。

スポーツシーンにおけるDAKINE

DAKINEはサーフィン、ウィンドサーフィン、スノーボード、マウンテンバイクの4つのカテゴリーのトッププレイヤーにプロダクトを提供しながら、常にそのフィードバックを重視して改良を進めてきました。DAKINEのこだわりのアイテムはその機能性の高さから、サポートするすべてのカテゴリーにおいて、多くのプレイヤーからの支持を集めています。

歴史のあるサーフのリーシュコードとウィンドサーフのハーネス

DAKINEの始まりでもあるリーシュコードは、DAKINEの魂ともいえるプロダクトです。代表的なプロダクトは「カイマナシリーズ」で、軽く、からみにくく、ずれにくいことをコンセプトに開発され、実際に多くのトッププロサーファーが愛用しています。

ウィンドサーフィンをする時に、腰への負担を軽減するハーネスは、DAKINEがリーシュコードの次に開発したプロダクトです。定番とされている「T8」は、多くのプロセイラー達からの過去のフィードバックが凝縮された一品。腰へのほどよいフィット感と、ほどよいホールド感で支持されています。

雪山でも活躍!スキーとスノボのウェアとグローブ

スキー・スノーボード用ウェア「スミスピュア」シリーズは、通気性と防水性を兼ねそろえたGORE-TEXを施し、雪山のあらゆる環境に耐えうるよう設計されています。また、グローブの「バロン」シリーズは、高機能の断熱素材と柔らかいウールの裏地の組み合わせで、指先まで温かく雪山のどんな天候でも楽しめるよう、細かい配慮が施されています。

スキーやスノーボードのプロダクトも雪山を愛するDAKINEらしく、細部に至るまでこだわりが溢れています。雪山で必要なこと全てを知り尽くし、常に改良を加えてきた結果がプロダクトにも強く表れているのでしょう。

バイカーをサポートするバッグとグローブ

マウンテンバイクに乗る時に荷物をコンパクトにまとめられて便利なのが、ウエストバッグ「ホットラップ」です。修理道具や交換用チューブ、フード、携帯電話など、必要な荷物を整理して収納できるように、便利な間仕切りが多数用意されています。

DAKINEのマウンテンバイク用グローブは、ハンドルやギア、ブレーキ操作を正確に行うためのフィット感と長時間の使用にも耐えうる通気性を重視した仕様です。代表的なグローブ「ベクトラ」では、素手での操作に近いフィット感と通気性が実現されている点が特徴になっています。

DAKINEとコラボレーションするトッププロたち

2016年、2017年の世界サーフリーグのチャンピオンシップツアーで、2年連続年間チャンピオンを獲得したジョンジョン・フローレンスが、DAKINEとコラボレーションしています。リーシュコードやデッキパッドが「ジョンジョン・フローレンスモデル」としてリリースされているため、知っている人も多いでしょう。

日本からはバックカントリーライダーとしても活躍する国母和宏が、DAKINEのチームに参加しています。国母和宏はDAKINEからバッグやグローブの提供を受けて、自然のままの雪山をライディングしているのです。

タウンユース、トラベルもDAKINE

多くの荷物をコンパクトに収納できること、丈夫であらゆる環境に対応できることが、DAKINEのバッグの特徴です。雪山用のバックパックや世界を転戦するためのキャリーバックを開発した経験と技術が、タウンユースやトラベル用のバッグにもぞんぶんに活かされています。

タウンユースでも活躍するバックパック

DAKINEの名を世に広めているバックパック。中でも「コンコース」シリーズは、DAKINEらしく耐久性があり、ノートバソコン用のポケットまで付いた、収納力の高いプロダクトです。通勤と遊びどちらにも最適。街中で、自然の中で、飛行機で、ライフスタイルに合わせて、どんな環境の下での使用にも対応しています。

トラベルに便利なたっぷり収納キャリーバック

「旅行中のロッカールーム」に例えられる、DAKINEのキャリーバッグ「スプリットローラー」シリーズ。大小さまざまな大きさに間仕切りされた大容量のバッグ内は、世界を転戦するトッププレイヤーからのフィードバックを元に作られており、常に整理された状態を保てます。もちろんホイールは耐久性も抜群です。

まとめ

この記事ではDAKINEの特徴と歴史を紹介しました。4つのカテゴリーのトッププレイヤーとのコミュニケーションと、こだわり抜いた機能性の高いプロダクトが、人気の秘密といえるでしょう。街中で見かけるDAKINEのバックパックには、濃くて深いドラマが詰まっています。ぜひDAKINEのプロダクトを試してみてください。

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