サーフィンに合うミュージックは、海で遊ぶときに盛り上げる大切なアイテムです。海をイメージした夏らしい音楽や、マリンスポーツにぴったりのリズムでおしゃれなものなど、さまざまな楽曲がリリースされています。今回はサーフミュージックを中心にサーフィンにおすすめのミュージックを紹介します。
サーフィンにぴったりな音楽とは
サーフィンで海を訪れたとき、ビーチで聞きたい音楽はあるでしょうか。海を感じるミュージックについて解説します。
海に似合う音楽のポイント
海とミュージック。ロックやメタル、ジャズやボサノバ、ポップスやクラシックなど、人によってさまざまな音楽を思い浮かべるかもしれません。サーフポイントへの行き帰りにカーステレオで、海にぴったりのミュージックを流したり、サーフィンの休憩でリラックスできるメロディを選んだりするなど、さまざまな楽しみ方があります。
サーフィンだけでなく、「サーファー仲間で遊ぶ」「デートで海を散策する」といった際も、気の利いたfミュージックが欲しいシーンがあるでしょう。
サーフミュージックとは
多彩なジャンルを持つ音楽のなかで、「サーフミュージック」というカテゴリーがあります。『サーフ』という言葉が頭に付いているので、サーフィンに関連する音楽の印象を持つでしょう。具体的には、どのような音楽をサーフミュージックと呼ぶのでしょうか。
サーフミュージックは、ロックの一種。さかのぼること半世紀、1960年代に「サーフロック」という名称で若者を中心に人気が広がったジャンルです。サーフロックのポイントは、ギターをメインにしたライトなテイストのサウンド。
サーフィンをしているような爽快でシンプルなメロディやすっきりした伴奏が特徴です。当初サーフロックと呼ばれていましたが、やがてサーフミュージックという言い方でも広がりました。人気が上がるにつれて、もともとインストルメンタル音楽だったサーフミュージックにサーファーの日常をリアルに描いたキャッチーな歌詞がついた楽曲が登場しました。
なかでも1961年、アメリカのロサンゼルスで結成された「ザ・ビーチ・ボーイズ」は当時の若者に絶大な人気を博して、世界中でサーフミュージックが聞かれるきっかけを作ったバンドです。アメリカを代表するロック・バンドの一つといえるでしょう。
サーフミュージックを代表するアーティストたち
サーフミュージックの歴史を作ってきた世界的なバンドや現代の音楽シーンをけん引するアーティストを3組紹介します。
ザ・ビーチ・ボーイズ
アメリカのロサンゼルス郊外、ホーソンで1961年結成。1962年に「サーフィン・サファリ」でデビューしました。1966年に今も語り継がれる『ペット・サウンズ』をリリースします。『グッド・ヴァイブレーション』で全米のシングルトップセールスを記録しました。
2012年には、デビュー50周年を記念して、創立メンバーが50周年コンサートを開催。ニューアルバムやDVDの発売など、ポピュラーミュージックの世界で不動の地位を築いています。
ジャック・ジョンソン
1975年、ハワイで生まれたジョンソンは、子どものころからサーフボードで遊ぶ男の子でした。高校生になると、世界トップクラスのサーフィン大会「パイプライン・マスターズ」に出場して注目を集めます。プロ契約を結んで将来を嘱望されるサーファーでしたが、17歳のときに海で大ケガを負ってしまいました。
しばらく海に入れず悶々としていた彼が手にしたのが、趣味のギター。現代を代表するサーフミュージックのシンガーソングライターであるジョンソンの原点といえます。ジョンソンの音楽は、アコースティックギターをメインにリラクゼーションの雰囲気たっぷりのおだやかなテイストです。
大学で映画を専攻後、映画監督としてメガホンをとるなど、実業家やプロデューサーとして活躍中です。
トリスタン・プリティマン
現代のサーフミュージックを代表する女性歌手の一人です。アコースティックギターで弾き語りするトリスタンのスタイリッシュな雰囲気は、男女を問わず世界中のファンを魅了しています。1982年、カリフォルニア州で生まれたトリスタンは、サーファーとして海を愛する女性です。
2005年、デビューアルバム『Love Love Love』は日本でもヒットしました。芯の強いパワフルさを感じる彼女の声は、リラックスするのにぴったりです。
まとめ
サーフィンに合う音楽のなかでも、サーフミュージックはサーファーにとって外せないジャンルです。伝説的バンドのザ・ビーチ・ボーイズから現代のサーフミュージックシーンをけん引するジャック・ジョンソンや、トリスタン・プリティマンまで、サーフィンをしているような癒やしのテイストをもつ楽曲が多くあります。
ぜひ、サーフィンのときに、お気に入りのサーフミュージックのメロディを海に連れて行ってください。