ハイラックスサーフの魅力とサーファー向けDIYのコツ!

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出典:Daigo Hoya* photography – 保谷提吾 / PIXTA

トヨタのSUV「ハイラックスサーフ」はすでに国内生産が終了しているモデルですが、今もサーファーに人気がある車種です。この記事では「ハイラックスサーフ」の特徴や、サーファーに支持されている理由、サーファー向けにカスタムすると役立つDIYのポイントについて紹介します。

ハイラックスサーフの特徴

出典:Daigo Hoya* photography – 保谷提吾 / PIXTA

まず、ハイラックスサーフとはどのような車なのか紹介します。

ハイラックスサーフは国内では生産終了

ハイラックスサーフは、トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」をベースに設計された車両。ボディー構造にラダーフレームを採用し、4WDでも走れるほか多くの荷物が積めるアウトドア向けのSUVです。2002年10月~2009年9月まで生産されていて、国内生産は終了しています。

なお、ハイラックスサーフの5代目となるN280系は、「TOYOTA 4Runner」という車名で海外展開されています。

ハイラックスサーフは都会的な外見とアウトドア向けの使い勝手が両立

ボディーは、大きなグリルとスクエアなデザインが都会的な印象で、居住空間も充実。ラゲッジルームは、上下2段構造のため、多くのものが収納できます。

エンジンは、最終モデルの第4世代の場合、2.7Lと4.0Lの2種類。アウトドアの走破性にもこだわっています。

ハイラックスサーフがサーファーに支持されている理由

ハイラックスサーフが今もサーファーに人気なのは、サーフィンをする際に必要なポイントが考慮されているからでしょう。

荷室・後部座席が広い

ハイラックスサーフは、名前の通りサーフィンのために作られた車で荷室が広い点が魅力です。サーフィンの際は、水タンクやカゴ、ウェットスーツなど必要なアイテムがあります。そのため、それらを積んでも人がしっかり乗れるスペースが必要です。

また、フロントシートのヘッドレストを外して倒すとリアシートの座面とあわせて、ほぼフラットな状態が作れます。運転とサーフィンで疲れてしまった際、仮眠を取るのに便利です。

サーフキャリアが取り付けが可能

ハイラックスサーフは、サーフボードを屋根に積んで運ぶためのキャリアが取り付けが可能です。車高は約1.8mなので、踏み台があれば簡単にサーフボードをキャリアに固定できます。また、ドアの下にあるサイドステップが足場になるため、身長が高い方であれば特別な道具を使わずにサーフボードを乗せられて便利です。

パワフルな4WD

よい波がある場所に、ちょうど駐車場があるとは限りません。場合によっては、砂浜に駐車することになる場合もあります。ハイラックスサーフは、基本的にFR。しかし、砂にはまると脱出するのが難しいです。

万一、脱出用に毛布やダンボールのようなものを車に積んでおくと安心。パワフルな4WDであれば、イヤが砂でスタックするリスクを減らすことが可能です。

ディーゼルエンジンで燃料代に貢献

ハイラックスサーフは、10・15モードの燃費が8.3~11.4km / Lでそれほど燃費がよい車両ではありません。しかし、ディーゼルエンジンの設定があり軽油を使うことで、離れた場所まで遠征する場合でも燃料費の負担が軽減できます。

ハイラックスサーフのおすすめカスタムポイント5選

出典:ペイレスイメージズ 2 / PIXTA

ハイラックスサーフを自分好みに作れば、海への移動がより便利で楽しく感じられます。ここでは、DIYでできるハイラックスサーフのカスタム方法を紹介します。

1. 外見をカスタムする

ハイラックスサーフのカスタムで最も簡単なのは、好みのステッカーを貼ること。リアガラスや、ボディーにステッカーを貼り付けるだけで自分仕様になるでしょう。

ハイラックスサーフは、生産が終了しているため中古車で探す必要があります。そのため、車の状態を優先にするとボディーカラーが希望通りでなかったり、サビや退色であせていたりする場合もあるでしょう。そこで、ボディーを好きな色に変更するカスタムもおすすめです。

車両の写真を撮影してスマートフォンで好きな色に塗り替えると、仕上がりのイメージが湧きます。車の色を変える方法は、「カーフィルムを使う」「ペンキで塗装をする」の2つです。

・カーフィルムを貼る
ボディーにこだわりのデザインを加えたい場合に便利な方法で予算は、十万円程度からです。フィルムシートのほか、ヒートガンやハケ、カッターなどの道具が必要。慣れないうちは空気が入ったりシートが破けてしまったりする可能性があります。まずは、ミラーやモールなど、ワンポイントで試しながら取り入れてみてください。

・ペンキを塗る
ボディー全体を同じ色にしたい場合には、自動車塗装用のペンキで塗るのもおすすめ。予算は、数万円からです。マスキングテープやローラーが必要で、液が垂れないように少しずつ塗り進めていくのが上手に仕上げるポイントです。

2. 車室内にボードの収納スペースを確保

ボードを持ち運ぶ場合、サーフキャリアを使えば屋根にボードが固定できます。ぬれたままでも収納できるので便利ですが、サーフボードは軽いので、風の抵抗を受けて飛ばされてしまう事故が起きる場合もあるでしょう。

キャリアに固定する場合は、正しく固定ベルトを取り付けるのはもちろん、ボトムを上にノーズをクルマの後ろに向けて少しでも風を受け流せる工夫が必要。そこで、移動距離が長い場合や盗難が心配な場合には、室内に収納できると安心です。

・ラゲッジにフラットスペースを作成
簡単にサーフボードの収納場所を確保する方法は、2列目の1人用シートを倒してフラットにする方法です。ただし、この場合乗車定員が4人になります。

・天井にスペースを作成
ある程度予算がある場合は、インテリアバーをつけるのがおすすめ。見た目もスタイリッシュで耐荷重の範囲でサーフボードのほか、さまざまなアイテムが収納できます。また、アシストグリップにラックベルトやイレクターパイプを組み合わせてフレームを固定することも可能です。

3. バックドアを活用してハンガーレールと着替えスペースを確保

ハイラックスサーフは、大きく上に開く仕様のため、この部分を活用して簡易更衣室を作ることが可能です。車室内や、ポンチョなどを着て着替えるよりもウェットスーツが脱ぎやすく快適に着替えられます。

リアゲート用のタープなども市販されていますが、シャワーカーテンやビニールシートをゼムクリップや磁石などで固定すれば、それだけでも着替えスペースが作れます。また、バックドアの下のほうに棒を固定しておくと、リアゲートを開けたときにハンガーレールとして活用できます。

車内を必要以上にぬらすことなく、脱いだウェットスーツやタオルを掛けられます。着替えや休憩のときにも便利です。

4. シートやマットを防水仕様に

サーフィンを楽しんだ後は、どうしても車内がぬれて砂がたまりやすくなります。掃除のしやすさを優先する場合には、足元のマットやシートカバーを防水タイプのものに変更するのもよいでしょう。

5. シガーライターをUSB仕様に

ハイラックスサーフには、シガーライターが付いていますが、電子機器の充電ができるようにカスタマイズしておくと便利です。シガーソケットに差し込むだけで、USB機器の充電ができるものが市販されています。

スマートフォンの充電はもちろん、撮影したビデオのチェックなどにも役立ちます。

まとめ

ハイラックスサーフは、直線的なボディーデザインが特徴で、広いラゲッジスペースやフラットシート、4WDの設定などサーファーに役立つ機能が満載の車両です。もっと便利に使うためには、サーフボードの保管場所や着替えのスペース、防水仕様、USB電源の確保などのカスタムを行うとより一層便利に乗りこなせます。

ハイラックスサーフの中古車のなかから、自分に合ったお気に入りの1台を見つけてみてはいかがでしょうか。

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