サーフボードにデッキパッドは必要?おすすめアイテムも紹介

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サーフボードに取り付けられたデッキパッドは滑り止めの役割を果たしグリップを良くする働きがあります。しかしデッキパッドはサーフィンの必需品ではないと考えるサーファーも多いようです。デッキパッドは本当に必要なのでしょうか?ここでは、デッキパッドの必要性とおすすめアイテムを紹介します。

デッキパッドとは

デッキパッドとは、サーフボードに貼る滑り止め用のアイテムです。ここではデッキパッドについて解説します。

デッキパッド登場の背景

デッキパッドの起源は伝説的サーファーであるHerbie Fletcher(ハービー・フレッチャー)が1976年に考案したASTRO DECK(アストロデッキ)がはじまりです。
その後、一般的にデッキパッドが世に浸透していきますが、当初はひし形や丸形の鮮やかなステッカーのような役割として取り付けられていました。

改良が進みテールに沿った形状になり、1985年には現代主流であるアーチバーのような形状に変化していきました。

デッキパッドの役割

デッキパッドは滑り止めとしての役割だけでなく、サーフボードの保護の機能も持ち、ワックスの塗布面積を抑えることができるので環境にも配慮できます。また、荒波の中でも足の置き場を見失わずに、グリップ力も向上するので軽快なターンが可能。鋭いターンを繰り広げることができるようになるため、普段と違った新しい技にもチャレンジできます。 また、近年のデッキパッドはデザイン性に富んだものも多く、サーフボードをおしゃれにカスタマイズすることができるのも魅力のひとつでしょう。

初心者にデッキパッドは必要?

初心者が足の置き場の目印や滑り止めとしてデッキパッドを付ける場合もありますが、基本的に軽快で鋭いターンを頻繁にすることのない初心者にはデッキパッドは不要です。足の置き場を定めることはできますが、デッキパッドがあることによって、ガニ股でおかしなターンが身体に染み付く恐れがあるので無理に使用する必要はありません。

デッキパッドなしでもターンは可能なため、鋭いターンを頻繁に行わない限りはデッキパッドの導入は見送り、自分のスキルを磨くことをおすすめします。

デッキパッドを貼ってみよう

出典: umeno / PIXTA

ここでは、デッキパッドの貼り方について解説します。

デッキパッドの貼り方

デッキパッドを貼る位置は、キックテールと呼ばれる後ろ足を置く少し盛り上がったテール付近です。

貼る前には、粘着力の低下を防ぐためにクロスでボードを綺麗に拭きましょう。汚れなどが付着している場合は接着力が低下し、剥がれの原因になるため注意が必要です。

デッキパッドの接着面を少し剥がして、慎重に貼っていきます。場所が定まったら残りのテープも剥がしていき、デッキパッドを貼り付けて中央部分から手で空気を抜き、剥がれを防止します。

一体型と分離型、フロントデッキパッドの種類

またデッキパッドには一体型と分離型、フロントデッキパッドなどの種類があります。詳しく見ていきましょう。

・一体型

文字通りデッキパッドが1枚に繋がっています。

・分離型

複数枚にデッキパッドが分かれているものです。分離型は3ピースと呼ばれる3つに分割されたデッキパッドが主流であり、テールの幅に合わせて間隔を調整できるので、さまざまなサーフボードに使用することができおすすめです。

・フロントデッキパッド

前足を置くフロント部分に貼ります。一般的に前足を置く箇所にはワックスを塗りますが、ワックスの代用として滑り止め、目印として貼るデッキパッドですので、ワックス塗りの手間が省けてワックスによる匂いや汚れといった悩みから無縁になります。

デッキパッドが剥がれてしまったら?

デッキパッドが部分的剥がれてしまった場合は、ボンドで再接着できます。この際に瞬間接着剤を使用してしまうと、後から綺麗に剥がせなくなってしまうため、ゴム製のボンドを使用しましょう。

また、全て剥がしてしまってから新しいデッキパッドを貼ることで接着性も復活し、デザインも変更することができます。デッキパッドの剥がし方としては、ドライヤーをあててデッキパッドの糊を溶かしてから剥がしやすくします。剥がした後も糊は完全には剥がしきれていないので、ワックスリムーバーを使用して綺麗にしてから新しいデッキパッドを貼っていきましょう。

おすすめの1ピースデッキパッドを紹介!

ここでは、おすすめの1ピース(一体型)デッキパッドを紹介します。ネット通販で手軽に購入できる商品ですので、これからサーフィンをはじめていく初心者の方や、デッキパッドの使用を検討している人は参考にしてみてください。

GALLERIESロゴなしデッキパッド

楽天のロゴなしデッキパッド部門で堂々の1位を獲得した人気商品です。ブランドにこだわらない人であれば、品質は有名ブランド級、お手頃価格で購入できる商品です。また、カラーバリエーションも豊富に展開されています。

【Xadventureのおすすめポイント】
・どの角度からもグリップしやすい、ダイヤモンドグリッド
・土踏まずに合わせたアーチ形状でどんなボードにもフィットしやすい

FCS ESSENTIAL SERIES FCS T-1 TRACTION

サーフィン用品ブランドFCSが手掛ける1ピースデッキパッド。人間工学デザインのデッキパッドは、使用者のホールド力を担保して鋭いターンを可能にしてくれます。

【Xadventureのおすすめポイント】
・ナローテイルにぴったりするデザイン
・多方向に溝がつけられており足を素早く調整しやすい

FCS ESSENTIAL SERIES FCS T-1 TRACTION

日本のトップサーファー達のテストサーフィンを繰り返し、開発されたデッキパッド。プロフリーサーファー小林直海モデルは、安定したグリップで快適なサーフィンを楽しめます。

【Xadventureのおすすめポイント】
・牽引力、機能性、快適性が向上するドラッググリップパターン
・F1のスリックタイヤのような粘りつくグリップ力を実現

おすすめの3ピースデッキパッドを紹介!

ここでは、おすすめの3ピース(分離型)デッキパッドを紹介します。 分離型には5ピースや6ピースなど、さらに細分化されたものもありますが、3分割でも十分に自分好みにカスタマイズすることができます。比較的貼りやすい枚数とのため、初心者から上級者まで多種多様なサーファーが使用しています。

GORILLA GRIP デッキパッド THE JANE

GORILLA GRIPは、最前線で活躍するプロサーファーから若手のサーファーまで世界中でさまざまな人に愛されているサーフィン用品ブランド。強度もあり、間隔の広いデッキパッドで安定したグリップが保証されるデッキパッドです。

【Xadventureのおすすめポイント】
・速乾・最軽量のEVA素材に強度の高いグルーを使用
・アーチとキックの間に足を固定できる大きめなデザイン

MODOM SURF デッキパッド TAKE3

オーストラリアのサーフィン用品ブランドであるMODOM SURFは、環境保護を提唱する団体「TAKE3」団体の活動支援を行っています。プラスチックによる環境汚染を防止するだけでなく、世界最高峰の3M接着力を誇る3Mシートを使用しており、デッキパッドが剥がれにくくなっています。

【Xadventureのおすすめポイント】
・ワイドなので幅の広いテールボードにぴったり
・ミシン目加工で軽量かつトラクションアップを実現

CREATURES デッキパッド THE WIDE

オーストラリアが誇る世界的ブランドCREATURES OF LEISURE(クリエイチャーズ・オブ・レジャー)の定番でもある、ダイヤモンドロックのデザインです。斜めにかかってくる力に対してもしっかりホールドしてくれるので、オールラウンドモデルとして世界的に使用されています。シックな見た目のデザインはサーフボードをクールに飾ってくれます。

【Xadventureのおすすめポイント】
・30mmと高めのアルパインキックで、ターンやドルフィンがしやすい
・軽量プレミアムEVA素材の2層構造で耐久性が高い

まとめ

デッキパッドは滑り止めと足の置き場所を固定してくれる目印としての役割だけでなく、グリップ力を向上させ鋭いターンをしやすくなるアイテムです。初心者がスキルを磨くために使用するケースもありますが、無理に使用していると不格好なフォームが身についてしまうこともあります。

デッキパッドを貼る際には自分のボードにあったサイズを選びましょう。汚れや空気が入らないように貼っていき、剥がれた際には後処理をしておきましょう。

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