ミッドレングスのサーフボードとは?特徴や魅力から人気のモデルまで紹介

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サーフィン初心者の中には、「ミッドレングスって、どんなサーフボードなの?」「どんな特徴や魅力があるの?」と疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。ミッドレングスサーフボードとは、簡単に説明すると、ロングボードとショートボードの中間に位置するサーフボードのことを指します。

今や、「本格的にサーフィンをしている方であれば1本は持っている」といわれるほどメジャーとなっているミッドレングスサーフボード。今回はミッドレングスサーフボードの特徴や魅力から、人気のモデルまで詳しく解説します。ミッドレングスに興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

ミッドレングスサーフボードとは?その特徴と魅力を公開

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まず、ミッドレングスサーフボードには、どのような魅力があるのでしょうか。詳しく見ていきます。

魅力1:初心者のショートボード練習用にピッタリ

ミッドレングスサーフボードは、ショートボードよりもサイズが大きいので、その分「浮力」も上がります。

サーフィン初心者の方にとって最初に身に付けるべきスキル・感覚は、ボードの上に立ち、波に乗るイメージを持つことです。しかし、ボードの中で最もバランスを取りにくいショートボードでは、立ち上がることが難しく失敗が続きます。失敗するイメージが強く残ってしまい、上達が遅れる可能性もあります。

そのようなときに役立つのが「ミッドレングスサーフボード」です。別名「ファンボード」とも呼ばれるミッドレングスサーフボードであれば、比較的簡単にボードの上に立てるでしょう。ショートボードではうまく立てない初心者の練習に最適です。

魅力2:小さな波でも楽しめる

ショートボードよりも広く海面を捉えられるので、ミッドレングスサーフボードは小さな波でも楽に乗れます。「せっかく遠出したのに、波が小さくてやりがいがない」という経験した方は少なからずいるでしょう。このような状況でも、ミッドレングスサーフボードが1枚あれば問題解決です。

また、ミッドレングスサーフボードは波に乗りやすいだけではなく、ターンの練習もできます。「仕事で忙しくてあまり練習できない」「時間を無駄にせずに練習したい」という方におすすめです。

魅力3:さまざまな波に対応

ミッドレングスサーフボードは小さな波以外にも、さまざまなタイプの波に乗れます。万能なサーフボードなので、1枚あればバリエーション豊かに楽しめるでしょう。また、「波のコンディションがわからない」「慣れない海に挑戦する」などのケースにも頼もしい味方となってくれます。

波が大きくても小さくても乗れるミッドレングスサーフボードは、サーフィン歴が長い方にも人気があり、「ショートボードで波に乗るのは体にこたえる」という中高年の方にも人気です。

ミッドレングスサーフボードの代表的な3つのタイプとは

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ミッドレングスの最も一般的なアウトライン・フィンセッティングは「エッグ型シングルフィン」でしょう。また、近年注目を集めているのは「フィッシュボード(ツインフィン)」のミッドレングスです。このように、さまざまなタイプのものが存在するので、ここでは代表的な3つのタイプについて紹介します。

エッグ

「エッグ」とは、その名前の通り卵のようなシェイプをしているボードのことです。広い面積のあるロングボードのようなノーズもなく、面積の狭いショートボードのようなポイントノーズもないため、それらの中間で「万能型」であるのがエッグの特徴です。

ノーズが広いと風の抵抗を受けやすく、ボードのボトムに乗りにくく、一方で、面積が狭いノーズだとテイクオフが難しくなります。その中間であるエッグ型は、バランスがよく汎用性が高い万能ボードです。

シングルフィン

ミッドレングスサーフボードの乗り方は、波とシンクロするように大きな弧を描くターンが特徴なので、「シングルフィン」と相性抜群です。真っ直ぐ滑走するだけなら、ツインフィン・トライフィンなど複数のフィンセットアップではなく、シングルフィンのほうが速さが出るでしょう。

また、ミッドレングスサーフボードは体重の軽い方でもサーフボードを傾けやすい特徴があります。女性やお子さんにもおすすめです。

フィッシュ

「フィッシュ」は、そのスピードとテイクオフの速さが特徴です。小さな波でも楽にテイクオフでき、コントロール性にも優れているため、すんなりと進めむことが可能。基本的には大きなラインを描いてのターンとなるため、いかにもミッドレングスサーフボードらしい乗り方ができます。

人気のミッドレングスモデルを紹介!

最後に、人気のミッドレングスサーフボードを3つ紹介します。「種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない」「おすすめのミッドレングスが知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

CI Mid

南カリフォルニアで活動するサーファー「デヴォン・ハワード」とのコラボから誕生した「CI Mid」。モダンでクラシックなデザインのミッドレングスとなっています。

クリーンで長いレールが入っており、トラディショナルで卵のようなシェイプ・シングルフィンが特徴的なボードです。最新の機能により新鮮さ・繊細さ・自由さが注ぎ込まれています。また、イージーパドルで、誰よりも速く波をキャッチでき、動きのよい性能でラウンド後の満足度が高いボードです。

【Xadventureのおすすめポイント】
・飽きのこないスタイリッシュなデザイン
・波を捉えて自由に乗りこなせる

SMOOTH OPERATOR

小さな波用の短いフィッシュで対応できないコンディションでも、諦めることなく乗れる、LOSTならではのパフォーマンス系ミッドレングスです。ノーズからテールに向かって徐々に細くなる「テーパーストリンガー」という特別な木製ストリンガーに加え、ARCTIC社のブランクスが採用されています。

また、太いストリンガーであるノーズエリアは、強度・加速性に優れており、パドリング・加速したスピードを前に進む力に変わるのを感じられるでしょう。テールに向かうにつれて細くなるのでフレックスしやすく、テールを踏み込むことで簡単にしなり、回転性能を発揮します。

エッグマン

ビッグサイズで、しっかりとしたボリュームのあるレールがあるエッグマン。普段ロングボードに乗っている方の1本目のミッドレングスとしてもおすすめのボードです。ロッカーは少なめで波のキャッチが速く、パドルもガンガン進みます。

浮力も十分で、簡単にテイクオフできるでしょう。またボトム面にはシングルコンケーブが施されているので、ターン時の加速が心地よいという特徴があります。テールはほどよく絞ってあるので、高い操作性がある万能なボード。波のサイズ・クオリティーの予測が難しいサーフトリップにも最適です。

まとめ

ミッドレングスサーフボードの特徴や魅力、人気商品について解説しましたが、ミッドレングスの魅力は伝わったでしょうか。ミッドレングスとは、一般的に6フィート後半から8フィート前半くらいまでのサーフボードを指します。

ミッドレングスは、ショートボードとロングボードの間に位置するので、ショートボードの練習用に最適です。また、さまざまな波に対応しており、小さな波でも乗れるという魅力があります。今回紹介したことを参考にお気に入りのミッドレングスサーフボードを見つけて、波乗りを楽しんでください。

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