子供用のスケボーにも、ストリートやパークスケートボード、サーフスケートボードなど、さまざまな種類があります。最近ではくねくねしたキャスターボードも見かけるようになりました。今回はスケボーの種類ごとの特徴について紹介します。
スケートボードってどんな種類がある?
スケートボードには、いくつかの種類があります。代表的な種類としては「ストリート」や「クルーザー」などが知られているでしょう。ボードの種類によって滑り心地や楽しみ方が変わるので、種類ごとの特徴を覚えておきましょう。
主なスケートボードの種類と特徴は下記のようになります。
種類 | 定番のスケボー 「ストリート・パーク」 | 長いスケボー 「サーフスケートボード」 | クルーザー 「ミニクルーザー・ロングスケート」 |
タイプ | 一般的なスケボー | サーフィンの練習用 | 街乗り用 |
特徴 | トリックもこなせる | サーブボードの代用として | トリックには不向き |
ポイント | 初心者にもおすすめ | 長いので乗りやすい | クルーザー用として割り切るならアリ |
この他にも、最近目にする機会が多くなったのがうねうねしたボード「キャスターボード」です。
子供用のスケボーだからといって用途を考えずに選んでしまうと、上手に滑れるようになりません。スケボーを選ぶ前には、スケボーでどのような遊びや技を極めたいのかを子供に聞くと良いでしょう。
なお、大人用と子供用ではサイズが違います。一般的には7.5インチ以上が大人用となり、このサイズより小さいものは子供用となるので覚えておきましょう。
定番のスケートボード
定番のスケボーといえば、「ストリート」と「パークスケートボード」です。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
ストリート
スケートボードの定番で、最もポピュラーなスタイルが「ストリート」です。ストリートは、町にある手すりや階段、段差などを使って、様々なトリックを披露しながら駆け抜けていくのが本来の楽しみ方。オーリーのようにジャンプをするトリックもこなすため、パーツには軽くて小さいものが使われています。
機能性が優れているので、ジグザグに進んだり、高く飛んだりといったトリックを練習したいならストリートを選ぶと良いでしょう。
ファッション性の高さもストリートの特徴です。滑るためではなく、ファッションアイテムとしてストリートを持っている人も少なくありません。ただし、ストリートには「デッキテープがシューズを傷つけやすい」というデメリットがあります。また走行音が大きく、街中や公園などで滑るときの騒音には配慮が必要です。
パークスケートボード
ストリートの次にポピュラーなのが「パークスケートボード」です。ストリートとパークではデッキの種類が異なります。
水を抜いたプールをスケートで滑ったことがパークのきっかけと言われています。現在では、ボールを複雑に入れた「メガプール」と呼ばれるコースで滑る競技に発展しています。
長くて乗りやすいサーフスケートボード
サーフスケートボードは、サーフィンの練習に適したスケートボードのこと。普通のスケボーはトラックが完全に固定されているので、向きを変えたいときなどにはテールを浮かさなければいけませんが、サーフスケートボードは固定されず、テイクオフ後もランディングの練習ができます。
サーフスケートボードにはさまざまな長さのものがあるので、自分が使っているサーフボードの長さに合ったものを選ぶと、より練習しやすくなります。
サイズの長いロングスケートボード
サイズの長いスケートボードは、ロングスケートボードと呼ばれます。こちらもサーファーのトレーニング用に使われます。長さがあって安定性が高いため、初心者でも比較的乗りこなしやすいでしょう。ただし、価格が高めなので、子供の練習には不向きです。
小ぶりで持ち歩きしやすいミニクルーザー
ペニーなどを代表するミニクルーザーは、小ぶりで持ち歩きやすいという特徴があります。「ペニー」は固有の商標で、ペニーのような形状をしたスケートボードは、すべて「ミニクルーザー」と呼ばれます。本物のペニーは1万円以上しますが、コピー品は5,000円前後で販売。
ミニクルーザーの足回りは街乗りを想定しており、デッキが小さく非常に軽量です。そのため、オーリーやトリックなどを決めるのは熟練者でも難しいというデメリットがあります。子供がミニクルーザーで本格的な技を習得しようとしても難しいでしょう。
乗り慣れてくれば街乗りの移動手段として使えるので、初めから用途を割り切って購入することが大切です。
クルーザー
ミニクルーザーよりも長さがある「クルーザー」という種類のスケボーもあります。クルーザーの素材には主にプラスチックが使われているので、耐久性が高く、デザイン性に優れている特徴があります。それでも、ストリートなどに比べれば、トリックなどの技を決めるのは難しいでしょう。
流行りのくねくね?キャスターボード
最近、くねくねしたスケートボードのような乗り物を見かけたという方も多いのではないでしょうか。それはスケートボードではなく、「キャスターボード」と呼ばれるボードです。
キャスターボードには車輪が2つしかないので、キャスターボード上で静止すると転倒してしまいます。しかし、転倒しないように身体をくねくねさせると、不思議なことにその力で前に進むのです。バランスを取りながら進むので、キャスターボードに乗っていると体幹が鍛えられるというメリットがあります。
キャスターボードは適応年齢が「8歳から」となっているので、子供に遊ばせるときには年齢に注意しましょう。10歳以下の子供が練習する場合は、必ず保護者の目が届く場所で行うようにしてください。また転倒時の怪我を防ぐヘルメットやサポーターも必ず装着しましょう。
まとめ
子供用のスケボーにも、ストリートやミニクルーザーなどの種類があります。種類ごとにスケボーの長さや遊び方が違うので、選ぶ前にしっかりとチェックしましょう。どのスケボーを選ぼうか迷ったときには、トリックにもチャレンジできる一般的なタイプのストリートがおすすめです。遊び方に合わせてお気に入りのスケボーを見つけてください!