子供がスケボーする時の注意点とは?事故にならないための工夫

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子供のスケートボードは心配…という方は多いのではないでしょうか。思わぬ事故を起こさないためにも、子供がスケートボードをするときは、プロテクターやヘルメットを必ず着用させましょう。さらに、一般的な道路ではスケボーが禁止されています。きちんと練習して上達させたい場合は、スケボーレッスンに通うのがおすすめです。

子供のスケボー心配もたくさん

スケボーは子供の年齢に限らず、転倒しケガをするリスクのあるスポーツです。そのため、何歳からスケボーを子供に始めさせるのが最適かという明確な答えがありません。ただ、バランス感覚がある程度養われてから始めないと、大きなケガをするリスクが高くなるため注意が必要です。

バランス感覚がついてきたあとでも、子供がスケボーをするときには保護用具の着用を忘れないようにしてください。

また、ルールとマナーを守った滑り方を教えることも大切です。子供は周囲に対する注意力が散漫になるので、他人に思わぬケガをさせてしまう危険もあります。

子供がスケボーをする上での注意点

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子供がスケボーをする上で注意したい主なポイントが4つあります。

・道路交通法を守る
・滑る場所に気をつける
・必ず保護用具を着用する
・親がしっかりと監視する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

道路交通法を守る

道路交通法で交通量が多い場所でのスケボーは禁止されています。道路交通法で定めている「交通量が多い場所」というのは、車両だけではなく「人」も含まれます。車が少なくても、人混みのなかでスケボーをするのはNGです。

スケボーで歩行者にぶつかりケガをさせてしまうと、過失はスケボーをしていた側にあるとみなされ、莫大な治療費が慰謝料を請求される可能性があります。

滑る場所に気をつける

人や車両がいなくても、段差や坂道などで滑るとケガをするリスクが高くなるので、注意してください。子供にスケボーの練習をさせる場合は、スケボーが禁止されていない公園や駐車場を探して滑るようにしましょう。

必ず保護用具を着用する

子供がスケボーをするときには、必ず保護用具を着用させましょう。スケボーは始めたばかりの頃だけでなく、慣れてきてスピード出せるようになった頃も怪我をします。

スケボーそのものに体を守ってくれるものは何もないので、ちょっとした転倒でも大きなケガになることがあります。頭などを強く打ってしまったら、命に関わる可能性もあるでしょう。

なお、保護用具には、下記のような種類があります。

1.ヘルメット
最初はどうしても転ぶ回数が多くなるので、頭を守るためにヘルメットが欠かせません。万が一の大ケガを防ぐためにも、ヘルメットはスケボーと一緒に購入しましょう。

スケボーを楽しむための専用施設「スケートパーク」でも、ヘルメット着用が義務になっているケースがほとんどです。ヘルメットがなければ、専用施設で滑ることもできません。

2.プロテクター類
プロテクター類には、主に下記のようなものがあります。

・膝パッド
・肘パッド
・リストガード

プロテクターは腕や膝のケガ防止に必要なアイテムです。転んだときに膝や肘を強く打つと痛いだけではなく、骨折してしまうこともあります。転んだときの痛さで、子供が二度とスケボーをしたくないと思ってしまうかもしれません。スケボーを長く楽しむためにも、肘パッド、膝パッド、リストガードをセットで着用しましょう。

なお、プロテクター類のサイズはメーカーによって異なることもあるので、購入する前にチェックしてください。

3.スケートシューズ

子供にスケボーをさせるなら、専用のスケートシューズを用意するのもおすすめ。普通の靴でスケボーをすると、グリップテープによってソールや靴の側面が削れやすくなり、靴がすぐ消耗してしまいます。ランニングシューズのように先が尖ったり反ったりしている靴もスケボーには向いていません。

スケボーで滑りやすくするためにも、つま先からかかとまで平らになっているスケートシューズを選んであげましょう。靴のデザインだけではなく、クッション性も考慮してあげると安心です。

親がしっかりと監視する

スケボーは思わぬケガやトラブルにつながる可能性がある遊びなので、親の目が届く範囲で遊ばせることが大切です。子供が危険な行為をしたときにすぐに注意できる環境下でなければなりません。  

また保護用具の装着も子供に任せず、きちんと装着できているかどうかを親がしっかり確認しましょう。ベルトが閉まっていないなどの不具合が起きていると、着用した意味がありません。スケボーで滑っている間にヘルメットやプロテクターが外れてしまうと集中できないだけでなく、怪我をする危険度が高くなります。

プロテクターやヘルメットの着用を嫌がる子供もいるかもしれませんが、スケボーは、初心者や上級者を問わず、いつでもケガをする可能性があるということを子供にしっかりと教えて、自分から着用させるようにしましょう。

場合によっては、「安全用具を着用しないならスケボーは使わせない」というぐらいの厳しい態度を示すことも重要です。

心配ならスケートレッスンに通わせよう

出典:veloliza / PIXTA

スケボーをさせるのが心配なら、レッスンに通わせるのも一つの方法です。レッスンに通えば、正しい滑り方をプロに教えてもらえるので、技が上達するスピードも速くなります。

子供は吸収が早いので、まったく滑れなくても、何度かレッスンに通っているうちに滑れるようになるでしょう。レッスンで仲間と一緒に練習すれば、モチベーションも高まります。 

周りに知らない子供がいるので、初めは通うのを嫌がるかもしれませんが、子供同士が仲良くなるのは早いものです。スケートレッスンに通っている間にスケボーの奥深さや楽しさがわかり、滑り方をどんどん覚えていくでしょう。

まとめ

子供のスケボーには心配も多くありますが、プロテクターやヘルメットを着用して、道路交通法などのルールを守れば、楽しく安心して練習できます。ただし、子供が危険な行為をしないように、親の目が届く範囲で遊ばせることは大原則です。

上達を早めたいときには、レッスンに通わせるのもいいでしょう。子供は吸収が早いので、仲間と一緒に練習すれば技などもすぐに覚えられるようになるはずです。ぜひ親子でスケボーを楽しんでみてください。

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