デッキを買うときに、セットで必ず必要なのが「デッキテープ」です。デッキテープは足とデッキのグリップ力を高めるためには必須のアイテム。今回はデッキテープの貼り方のほか、デッキと一緒に購入したい、おしゃれなデッキテープを紹介します。
おしゃれなスケボーを選びたい
せっかくスケートボードを始めるのであれば、おしゃれにかっこいいアイテムを選びたいもの。スケートボードはいくつかのパーツを組み上げて作られます。デッキと呼ばれる、ボード部分は最も個性が表現できるパーツです。
デッキには滑り止めのデッキテープを貼ります。どんなものを選ぶのか、どんな張り方をするのかで、受ける印象は大きく変わります。デッキとデッキテープ2つを組み合わせることで、自分だけのスケボーを作れます。
デッキを購入したらデッキテープもお忘れなく
デッキと一緒に購入したいのが「デッキテープ」です。デッキテープは、デッキのグリップ力を高める役割があります。
デッキテープが貼られていないボードに乗るのは、危険なだけでなく、グリップ力不足でトリックができません。トリックをするときは、スケボーを足裏に食いつかせる必要があります。スケボーを購入したら、必ずデッキテープを貼りましょう。
デッキテープの貼り方
デッキテープを貼ったことがない人は、上手く張れるか不安になるかもしれません。慣れないうちは、シワになってしまったり、気泡が入ってしまうことも。しかし、コツを覚えれば、初心者でも失敗せずにデッキテープが貼れます。以下ではデッキテープの貼り方を6つの手順に分けて紹介。参考にしてください。
デッキ表面にあるコーティングを削る
買ったばかりのデッキにはツルツルのコーティングが施されています。デッキテープを剥がれにくくするため、まずはコーティングを削り取りましょう。コーティングを削るのに使う道具は、ハサミとデッキテープだけです。
デッキテープの角を少しだけハサミで切り、人差し指に貼り付けます。あとはデッキテープのザラザラ面を使って、紙ヤスリの要領でコーティングを擦ってください。強くこするとコーデティングの下のデッキ本体が削れてしまいます。表面のコーティングだけを剥がすように、程よく力を調節するのがコツです。
デッキテープをデッキに貼る
コーティングを剥がしたら、次はデッキテープを貼り付けます。台紙からデッキテープを5分の1くらい剥がしましょう。その状態で、接着面を上に向けたデッキテープを床に置きます。
次に、デッキテープの中心にデッキを置きます。このとき、デッキは裏面が上を向いている状態にセット。デッキとデッキテープを合わせたとき、台紙から剥がれた部分が、ちょうどノーズの反り返った部分に重なります。
デッキをデッキテープの中心に合わせることができたら、デッキを持ち上げ、表面のコーティングを削り取った側を上にします。そして、残りの台紙をゆっくりと剥がしましょう。10cmくらい剥がしたら、シワにならないようにデッキテープを貼り付けてください。これを何度も繰り返せば、気泡やシワなしでデッキテープが貼れます。
切り込みを入れる
デッキテープに事前に切り込みを入れておくとカッティング作業が楽になります。切り込みの場所は全部で6箇所。ノーズとテールの先端で2箇所、ノーズとテールのサイドで4箇所です。
切り込みを入れるときの注意点は、深く切り過ぎないこと。デッキテープを貼り付けた状態を想像して、デッキに重なる部分のギリギリまで切り込みを入れます。
カッティング用のラインをつける
デッキテープをカットする前に、カット位置の目安を作ります。デッキテープをデッキのへりに合わせて少し曲げ、デッキのラインに沿ってドライバー擦ってください。この手順を踏むことでデッキテープの表面に白いラインが浮かび上がります。
ラインがついたら、今度はデッキテープをデッキの内側に向けて少し曲げます。デッキテープが外側に貼り付いていると、カッティングが上手くできません。内側に曲がるようにクセをつけておきましょう。このとき、極端に強くクセをつけ過ぎないのがコツです。あくまでも、カッティングを楽にするために内側に曲げておくイメージです。
カッティングをする
事前に入れておいた切り込みからカッターを差し込み、デッキの形に沿ってデッキテープを切っていきます。カッティング用ラインを目安にしましょう。カッターの刃を寝かせると、デッキを傷つけずにテープだけをカットできます。
仕上げにテープを密着させる
最後に仕上げとしてデッキテープの端を密着させます。余ったデッキテープを小さく切り、紙ヤスリのように持ってデッキの端を擦ってください。デッキテープが端から剥がれてくるため、ここでしっかりと密着させます。ただし、削り過ぎるとデッキの角が丸まってしまうので、テープを密着させるというイメージで擦ってください。
種類が豊富でおしゃれなデッキテープ
デッキテープには豊富な種類があり、おしゃれなものも多く発売されています。次は有名な4つのブランドのデッキテープを紹介。購入の際は参考にしてください。
GRIZZLY BEAR CUT-OUT GRIP スケボー デッキテープ
クマのシルエットが有名なグリップテープのブランドです。GRIZZLYは、初心者から上級者まで幅広い層に人気のある定番アイテム。可愛さとおしゃれさの両方を兼ね備えたデザインが魅力です。キャラクターになっているグリズリーは、北アメリカに生息するヒグマの一種。ハイイログマやアメリカヒグマとも呼ばれます。
単純に熊のキャラクターをプリントするのではなく、白いシルエットで表現。ベース色をブラック、シルエット部分をホワイトにすることで、シンプルながらもキャラクターが目立つように工夫されています。
SHAKE JUNT OG SPRAY GRIP TAPE デッキテープ
ブランド名である「SHAKE JUNT」のロゴが入ったデッキテープ。ずらした2色の文字で構成されていて、ロゴが立体的に浮かび上がって見えるのが特徴です。
ベース色をブラック、フォントカラーをグリーンにすることでネオンライトのような印象を与えています。フォントの形も特殊なので、文字だけのデザインでもインパクト大です。
PRIMITIVE x MARVEL Paul Rodriguez Iron Man DECK マーベル アイアンマン スケートボード デッキ
PRIMITIVEもデッキテープを販売しているブランドの一つ。PRIMITIVEといえば、イラスト入りのデザインが特徴。なお、フォントデザインだけのシンプルなデッキテープも販売しています。
アメリカンコミックスのような大人しい配色のデザインもあれば、ドラゴンボール、スパイダーマン、アイアンマンなどのアニメ・映画作品とコラボしたデザインもあります。種類が豊富で、デッキテープ選びが楽しくなるブランドです。
DARKROOM スケボー デッキテープ TRICLOPS GRIP TAPE
DARKROOMはカラフルで派手なデザインが特徴のブランド。パッと見たときに目を引くデザインになっています。周りの人とは違った個性的なデザインのスケボーに乗りたい人におすすめのデッキテープです。
まとめ
今回はデッキと合わせて買いたいデッキテープを紹介しました。デッキテープは、スケボーにオリジナリティを加える大切なパーツです。デッキテープを貼ることでデッキにグリップ力がプラスされ、安全に乗れるようになります。