サーフィンを楽しむためにはサーフボードはもちろんですが、他にもいくつかのアイテムが必要です。これらをうまく組み合わせることで自分が求めるサーフスタイルが完成します。今回はサーフィンを行う際に重要なアイテムや、特に人気のブランドについて紹介します。
サーフィンで重要なアイテム
サーフィンを行う際にはいくつかのアイテムが必要です。これから始めるという方は順番に揃えていきましょう。
サーフボード
サーフィンを行うためには、まずサーフボードがなければ何もできません。サーフボードは多くのメーカーがさまざまな性能の商品を販売しているので、安価なものから非常に高価なものまで多種多様です。
入手する方法としては大きく分けて「中古品を買う」「新品を買う」「オーダーメイド」といった3つの方法があります。
まったくのサーフィン初心者でとりあえず始めてみたいけど予算があまりない、慣れたら自分に合った良いものを購入したいという方には中古品を買うのがおすすめ。
中古品は2~3万円ほどで入手でき、取り扱っている店も増えてきているのでさまざまな商品から選べるというのもポイントです。よくわからない場合は店員に相談してみましょう。
中古品を使うのが嫌な方や、変なクセがついていないボードが良いという方は新品の既製品を買うと良いでしょう。新品の既製品であっても、安価なものであれば3~5万円ほどで購入できます。メーカーによって良いものと悪いものの差が出やすいので、評判の良いブランドのものを選んだり、口コミが高評価なものを選べば安心です。
本当にサーフィンを楽しみたい、慣れてきたので自分に合ったものを使いたい、という方にはオーダーメイドのサーフボードがおすすめ。10万円以上かかることが多いですが、自分に合った道具でサーフィンを楽しめます。
フィン
サーフボードと同じくらい重要とされているのがフィンです。フィンはボードの推進力やターンなどに大きく影響してくる部分で、形、大きさ、素材、枚数などを組み合わせることによってさまざまなバリエーションがあります。自分の目的に合ったものを選ぶと同時に使用する場所などによって変えるのも良いでしょう。
ウェットスーツ
サーフィンを行う際にはウェットスーツを着るのが一般的です。海は水温が低いこともあって、長時間海に入っていることで体が冷えてしまいます。さらに、岩や漂着物で怪我をしてしまう可能性もあります。それを防いでくれるのがウェットスーツです。
自分の体にフィットするウェットスーツは水が侵入してこないため温かく、体が冷えるのを防いでくれます。ただし、大きすぎると体とスーツの間に隙間ができてしまうことから頻繁に水が出入りして体温が下がることも。一方でサイズが小さすぎると、体を必要以上に締め付けてしまい、動きを邪魔することにもなりかねません。
ウェットスーツは着用時の温かさと動きやすさが重要なので、ウェットスーツに関しては少し値段が高くても、品質の良いものを選ぶのをおすすめします。
ここからはフィンの人気ブランドについて紹介していきたいと思います。
CAPTAIN FIN
CAPTAIN FINの特徴
CAPTAIN FINは創業が2007年という比較的新しいメーカーです。当時カリフォルニアで有名なスタイルマスターとして知られていたミッチー・アブシャーとCJネルソン、そしてその仲間たちが中心になり立ち上げられました。
ロングボード用のフィンだけでなく、レトロシングル、ハル、エッグなど、さまざまな製品を製造、販売していて、その性能とデザイン性が評判です。
そのデザインはアレックス・ノスト、タイラー・ウォーレン、トーマス・キャンベルといったアーティストやトップサーファーだけでなくアパレルブランドともコラボしているので、絶大な支持を受けています。
もちろんそのデザインは見た目だけでなく、機能性も限界まで追求していて、推進力、柔軟性、タイトなターンなどが高いレベルで成立。高性能なフィンとして信頼を集めているので、有名サーファーが多く使用しているメーカーとしても知られています。
人気のフィンを紹介
タイラー・ウォーレンモデルのフィンでは弧が特徴的なものであり、ターンをする際に芸術的なラインを描きながらスピードを落とすことなく波に乗れると評判。サーフィンに芸術性を求める方にはぜひおすすめしたいフィンです。
ミッチー・アブシャーモデルのフィンは垂直に大きく面積を広げ、ノースライドに特化しています。ピポットフィンは垂直に立ち上がっていることでターンの半径を小さくし、方向転換を素早く行えるうえ、ノーズライドに最適なポジションへのセットアップが簡単にできます。
gainz(ゲインズ)
gainzの特徴について
gainzは「幅広いサーファーに利用してもらう」というコンセプトでフィンを製造販売しているメーカーです。サーフィンが進化するとともに、サーフボードやフィンも多様化、高性能化が進み、フィンの組み合わせも劇的に増加しています。
gainzでは低コスト・高性能の製造を実現
gainzでは航空力学や流体力学の理論をフィンの制作に応用しています。さらに、実際に利用しているサーファーからの意見をフィードバックしながらその時代に合ったフィンを開発。
こうして機能性を追い求めていくと高額であることが普通なのですが、gainzではコストを抑えつつ、洗練されたデザインのフィンを製造しています。コストパフォーマンスが非常に高い製品が多く、その優れたデザイン性もあって初心者から上級者まで幅広く支持されているメーカーです。
FCS
FCSではグッズ・アクセサリーなど幅広く製造
FCSはフィンだけでなくサーフィングッズ、サーフィンアクセサリー全般をデザイン、開発、製造、販売しているメーカーです。その高品質な製品は高く評価されていて、世界中でサーフアクセサリーブランドのトップブランドとして認められています。
世界中のサーファーが満足するサーフグッズを開発するため、常に製品を進化させるための研究を行い、サーフ文化の向上を目指しているブランド。サーフィンに関連するグッズ、アクセサリー、フィンの種類などが非常に豊富なので、自分が気に入るもの、自分に合ったものを選びやすいというメリットがあります。
初心者や女性でも使いやすい
FCSのフィンは推進力の向上だけでなく、軽量化も進められており、タイトなターンを決めやすいのも特徴の1つです。初心者や女性でも扱いやすく、幅広い層のサーファーが使用できる仕様になっています。
まとめ
フィン選びはサーフィンを楽しむための重要なポイントの1つです。形や素材、大きさなどや使用する枚数によって組み合わせパターンは数多くあり、それぞれの特徴を知った上で、自分に合ったものを使うとさらにサーフィンを楽めるでしょう。
さらに、フィンを製造販売しているメーカーは数多くありますが、その中でも特に人気のブランドでは安定した性能と使いやすさのフィンが販売されています。購入を迷った時にはこういった人気のブランドのものを選ぶと安心です。