ブランクデッキのスケボーは、有名ブランドのデッキが少し高いと感じる方におすすめのアイテムです。ロゴやマークが描かれていないシンプルなデザインなので、幅や素材を中心に選びましょう。コンケーブやキックなどもチェックすれば、自分にぴったりのアイテムを探せるようになります。今回はブランクデッキの基本的なチェックポイントに加えて、おすすめのアイテムを紹介します。
ブランクデッキの選び方
デザインがまだ何も施されていないシンプルなブランクデッキは、比較的安価で購入できます。素材の木目がそのまま活かされていたり、白一色だったりと、シンプルなデザインが一般的です。
ブランクデッキのメリットは、ステッカーを貼るなどして自分好みのデザインにできること。好きなキャラクターやメーカーブランドのロゴシール、カラーリングのシートを貼ることで、自分しか持っていないオリジナルのスケボーが完成します。
デザイン面では商品ごとの違いが少ないため、下記の4つのポイントに注目しながら検討するのがおすすめです。また、同じメーカーのものは形状が似ているため、気に入った商品があれば同じショップから購入するのがよいでしょう。
ポイント①幅
ブランクデッキの幅は靴のサイズに合わせて選ぶのが一般的です。細めにするほど安定性は低くなりますが、軽くなるのでトリックが楽になります。反対に大きめにするとキャッチがしやすく安定性が高いですが、重くなりがちです。靴のサイズと幅の目安は下記になります。
足のサイズ | インチ数 |
30cm〜 | 8.375インチ〜 |
29cm〜30cm | 8.25インチ〜 |
28cm〜29cm | 8.0インチ〜8.5インチ |
27cm〜28cm | 8.0インチ〜8.5インチ |
26cm〜27cm | 7.75インチ〜8.25インチ |
25cm〜26cm | 7.625インチ〜8.0インチ |
24cm〜25cm | 7.5インチ〜7.875インチ |
ポイント②素材
ブランクデッキ、ブランドデッキにかかわらず、多く使われている素材はカナディアンメープルです。カナダまたは北アメリカの木材であり、野球のバットや楽器などにも使われています。比較的硬い木材で、弾きや音の響きがよいのが特徴。スケボーにぴったりの素材と言われています。
他にもバンブースケボーと呼ばれる竹を素材としているものもあります。メープルと竹を混合した素材もあり、竹の割合が高くなるほどしなやかなデッキとなり、走行時も静かになるのが特徴です。
ポイント③コンケーブ
デッキの横側の反りであるコンケーブは、トリックのしやすさに影響する部分です。コンケーブの曲がりが強いと足がフィットするため、ボードから足がずれるトラブルが起きにくくなります。ただし、立ち位置を変える動作がしにくくなるデメリットも。最初のうちはカーブが極端に曲がっている、または平らすぎる商品は避けておきましょう。
ポイント④キック
側面のカーブはコンケーブといい、前後にあるカーブはキックと呼びます。キックの角度が弱いほど、オーリー(トリックにつなぐためのジャンプ)の成功率はアップ。一方、キックの角度が強ければオーリーするための足の力が強く求められます
初心者のうちは、まずオーリーなどの基本的なトリックを練習することになるため、弱めのキックを選ぶのがおすすめです。
シンプル木目のブランクデッキ
まずはシンプルな木目調のブランクデッキを紹介します。テープやステッカーなどで自分だけのオリジナルデザインのデッキをつくりましょう。
LOSENKAのブランクデッキ
塗装のない木材を活かしたLOSENKAのブランクデッキ。素材はカナディアンメープルで、人間工学により設計されているプレートは二重タイプです。耐久性を重視した7層のデッキは高品質に仕上がっています。幅のサイズは約8インチのため、足のサイズが27センチ以上の方におすすめです。
BYBAIZのブランクデッキ
深センにて設立された中国のスケートボードメーカーのBYBAIZ。オリジナルのロゴやデザインが入っているデッキも販売しています。純粋なカナディアンメープルのみで他の素材が含まれていないボードです。コールドプレスという加工技術を採用し、反りに対する耐性やデッキ自体の耐久性を高めています。7.75〜8.25インチと合計3種類の幅サイズを展開。
HEAVENの幅広タイプのブランクデッキ
日本の企業である有限会社ベイリーフのブランドであるHEAVEN。複数タイプのブランクデッキを販売しています。自分でジャンプするオーリーではなく、ジャンプ台を活用するボウルでのプレイ向けの幅広タイプです。
Cinderaのブランクデッキ
中国産のカエデを8層に重ねて作られているブランクデッキ。二重曲線で設計されており高い弾力性を実現しています。耐久性も高く、200キロの体重の人が利用しても耐えられる設計です。
カラー展開が豊富なブランクデッキ
ステッカーなどを自由に貼ってデザインできるのが魅力とはいえ、木目だけでは少し味気ないと感じる方におすすめなのが、カラーリングされたブランクデッキ。全体的にテープを貼る必要がなくなるため、手間を抑えられるだけではなく費用も節約できます。
砂辺の16カラーブランクデッキ
合計16種類とカラフルなシリーズ展開で、シンプルなナチュラルブラックや遠くからでも目立つネオングリーンなど、自分好みのカラーを選べます。幅も7.5〜8.5インチの計6サイズを用意。
子ども向けも用意されたブランクデッキ
ノーブランドのブランクデッキで、キッズ仕様も含めて計4種類のサイズが用意されています。カラーは3種類で、いずれも足を乗せるトップ側は木目調に統一。過去に20,000枚を超える販売実績のある製品です。
アイラブエスケーのブランクデッキ
海外ブランドのシンプルなブランクデッキ。幅は20.5センチで約8インチになるため、足のサイズが27cm以上の一般的な成人男性向けサイズです。カラー展開は合計3種類で、いずれもシンプルでカスタマイズしやすいように仕上がっています。
初心者におすすめするブランクデッキのコンプリート
比較的安価に購入できるブランクデッキがいいけれど、パーツを組むのはまだ難しいという初心者におすすめしたいのがコンプリートタイプ。すべてパーツは構成されている完成品なので、購入後すぐに使えます。もちろんブランクデッキのメリットである手頃な価格と、自分なりにカスタマイズできる自由度はそのままです。
Vogのコンプリート型ブランクデッキ
デッキとのバランスを考えてウィールなどがセットされているコンプリートタイプ。カラーリングも5種類と複数から選べます。シンプルなスケボーを求めている方から、自由にデザインしたい方まで幅広く使えるコンプリートデッキです。
26cm前後の足にぴったりな7.75インチのコンプリートブランクデッキ
幅8インチで、足のサイズが26cm前後の少し大きい方向けのコンプリートブランクデッキ。素材はカナディアンメープルでアメリカ製です。ノーブランドタイプでコンプリートデッキながらもリーズナブルな製品を探している方にも向いています。カラー展開は6色ですが、ホワイトウィールと組み合わせることでさらに多くのバリエーションから選べます。
まとめ
ブランクデッキはブランドロゴが入っているスケボーよりも比較的安価に購入できるのが大きなメリットです。ベースのカラーリングや使われている素材などが異なりますので、いくつかの製品を利用してみて自分にぴったりなサイズや素材を見つけましょう。
初心者の方はパーツを選んで組む必要のないコンプリートタイプから始め、徐々にこだわりのパーツに替えていくのがおすすめです。