キッズ用デッキの選び方!初めてのスケートボード

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キッズ用スケボーデッキは、体重や足のサイズに合ったものを選ぶのが大切です。大人と同じボードを共用するのではなく、体重や足のサイズに合うスケボーデッキを用意することで、より早く上達できる可能性があります。ここでは、キッズ用のスケートボードデッキの選び方を解説。ぜひ今後のアイテム選びの参考にしてください。

キッズ用のスケボーの選び方

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スケボーを選ぶときに重要なポイントとなるのは、長さと太さです。長さは太さに合わせて決まるので、太さが基準になります。スケボーのサイズはインチ表記、1インチは約2.54cmと覚えておきましょう。

スケボーには「ストリート」「クルーザー」「ロングスケート」の3種類があります。クルーザーは街乗り用のコンパクトなもの、ロングスケートはデッキのサイズが長いタイプ。この2つはサイズを気にする必要はありません。初めてのキッズ用でサイズが重要になるのはストリートタイプのスケボーです。

では、スケボーを構成しているパーツごとに説明していきます。

デッキ

デッキはスケボーの板のことです。通常のデッキサイズは、太さが7.5~8.5インチ、長さは31インチとなります。キッズ用は太さが7.5インチ以下のものを選ぶとよいでしょう。初めての場合はそり返しがゆるく、横幅が広いデッキを選ぶと、バランスをとりながら安定して滑りやすくなります。

トラック

トラックはデッキとタイヤをつなぐ接続部分のパーツです。「ハイタイプ」と「ロウタイプ」がありますが、用途によって選びます。ハイタイプは地面から高くなるのでトリックしやすく、スケボーに慣れている方向きです。

スケボーが初めての場合はロウタイプがおすすめ。地面からの高さが低いので、弱い力でも進みやすく安定性があるので乗りやすいでしょう。キッズ用のデッキは幅が狭いため、トラックも幅の狭いものを選ぶのがポイントです。

ウィール

ウィールはスケボーのタイヤ部分です。ウィールによって硬さ、サイズ、幅間などの違いがあるので、使い方によって選ぶ必要があります。

53mm以下の小さいウィールは軽いので、トリックをしたい方向け。57mm以上の大きいウィールは、速いスピードを楽しむ方向けです。初めてのキッズは53~57mmの中間サイズがおすすめです。このサイズはオールラウンドに使えます。

硬さは、着地に安定感がある柔らかめのウィールを選んでください。

ベアリング

ウィールの内部にあって回転を補助するのがベアリングです。ベアリングの性能は「ABEC(エイベック)」で表し、数字が大きいほど高性能。性能が良いものはスピードが出やすくなります。

初めてのキッズはスピードが速いと恐怖感につながるので、ABEC3くらいがおすすめです。

キッズ用スケボーは幅サイズで決める

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スケボーの長さは太さで決まると説明しましたが、具体的にはキッズの足のサイズが大事なポイントになります。スケボーのデッキは基本的に「幅」で分けられます。次は幅が細いタイプのデッキと太いタイプのデッキの特徴について紹介。

細いタイプのデッキ

細目のデッキは、安定性が低くなります。その反面、軽いので取り回しがしやすく、初めてのキッズや足の小さな女性などに向いているでしょう。

太いタイプのデッキ

太めのデッキは、安定性が高いのが特徴です。重いものが多いので、トリックなどでキャッチがしやすく、スケボー経験者や足の大きな男性に向いています。キッズ用のスケボーを選ぶ時の目安になるように、デッキサイズと足のサイズについて説明します。

おおよその目安として、幼児から小学校低学年は7.0インチ以下、小学校中学年は7.25インチ、小学校高学年は7.5インチほどです。キッズといっても個体差があるので、一般的には7.0~7.3インチがキッズ用だと覚えておいてください。

はじめはコンプリートから始めるのも良い!

スケボーには、各パーツを組み合わせて自分用に作り上げる楽しみがあります。この楽しみはある程度スケボーを経験してきた方のもので、初心者にはパーツの選び方が難しいかもしれません。

特にスケボーが初めてのキッズ用には、各パーツが全てセッティングされている「コンプリート」がおすすめです。なぜコンプリートがおすすめなのか、その理由としては以下のような点があげられます。

すぐに使える

はじめからセッティングされているので、ショップで購入して持ち帰ると、すぐにスケボーにトライできます。パーツをばら売りで購入すると組み立てなければならず、経験者のサポートが必要です。キッズひとりで組み立てるのは難しいので、買ってすぐに滑りたいキッズには、コンプリートが向いています。

リーズナブル

パーツごとに購入するよりも、はじめからセッティングされているコンプリートのほうが値段がリーズナブルです。パーツごとに選んでいくと、意外と費用がかかるもの。初めてのキッズにはお手頃なコンプリートがおすすめです。

安心感

初心者がパーツをばら売りで購入して組み立てる場合、いくつかの不安があります。果たしてきちんと組み立てられるかという不安。もっと重要なのは、完成したスケボーのバランスが取れているかという不安でしょう。選んだパーツが適切ではない可能性もあります。

その点、コンプリートは専門家が適切なパーツを選んでセッティングしてあるので、バランスもしっかり取れています。使用する時の安心感があるのがコンプリート。初めてのキッズにスケボーを与える場合、安心感はとても大事です。

デッキの寿命がきたらデッキを交換しよう

スケボーで最も傷みやすいパーツはデッキです。キッズ用でも同じで、使い込むほどに傷みが目立つようになり、交換が必要になります。本体を買い替える必要はなく、デッキだけの交換で済むことが多いです。

デッキが傷んで古くなると、ハジキが悪くなってトリックにも影響します。特にキッズ用は安全にプレイするためにも、デッキの寿命がきたら早めに交換しましょう。交換の目安について説明しますので、参考にしてください。

デッキにヒビが入っている

デッキにヒビが入ると真っ二つに折れる可能性が高くなり、危険。外側にヒビがあればわかりますが、デッキの内部にヒビが入っているケースがあるので、注意が必要です。

ノーズやテールが減っている

デッキの先端をノーズ、後ろをテールといいます。この部分がすり減るとデッキが短くなり、バランスが悪くなるので、交換したほうがよいでしょう。

まとめ

キッズ用スケートボードは選び方が大切です。ポイントは身長ではなく足のサイズでデッキを選ぶこと。パーツごとの選び方にも触れていますが、初めてのキッズにはコンプリートがおすすめです。、キッズが初めてスケボーにトライする時に気をつけたいのは、恐怖心を感じさせないこととケガの予防です。サポートする大人はその点に気を配ってください。楽しさを感じれば、メキメキ上達することでしょう。

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