スケボーデッキの交換の合図と寿命について紹介

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スケボー初心者にとって、デッキ交換のタイミングはわかりにくいものです。初めて購入したものがコンプリートスケートボードだった場合、交換の頻度に迷ってしまいます。スケートボードのデッキ交換時期は、3つの合図から判断することが可能です。ここでは、デッキを交換するタイミングについて解説します。

初めて購入したスケボー。デッキの交換時期は?

出典:Bairachnyi Dmytro / PIXTA

スケボーを初めて購入したあと、気になるのがデッキの交換頻度です。コンプリートスケートボードを購入した方の中には、デッキがスケボーのどの部分を指すのかよくわからない方がいるかもしれません。デッキとは、スケボーの板の部分のこと。スケボーの板は消耗品なので寿命があり、交換が必要です。

安全にスケボーを楽しむには、デッキの寿命を守ることが大切です。デッキの交換を怠ったり、デッキ状態が悪いままスケボーに乗り続けると、事故にも繋がりかねません。

また、デッキを良い状態に保つことは、安全なスケートに繋がるだけではなく、トリックの成功にも影響します。デッキ交換のタイミングを適切に保ち、安全なスケボーライフを送りましょう。

デッキ交換までの期間

気になるデッキ交換の時期ですが、スケボーの使用頻度によって大きく異なります。目安は頻繁にスケボーを使っている方であれば、1~2ヵ月のペースで交換するのがおすすめ。プロの場合はさらにハイペースで交換します。趣味で行っている方は、約2ヵ月が基本です。

スケボーをする頻度が低かったり、トリックをあまり行わない場合であっても、3~6ヵ月使用したら交換しましょう。

スケートボードの乗り方と寿命

デッキの寿命はスケボーの頻度だけではなく、乗り方によって変化します。オーリーやキックフリップは、飛び上がったあと滑らかに着地する方法と、強く叩きつけるように着地する方法があります。

着地音を大きく出すために、強く叩きつける方法ばかりを使っていると、デッキの寿命を縮めてしまいます。デッキの寿命を考えるのであれば、叩きつけるような着地はやめましょう。デッキのヒビ割れの原因になります。

明確なデッキの交換時期

デッキ交換の時期として明確なのは、デッキが折れてしまったり、ヒビが入ったときです。デッキが折れている場合は交換せざるを得ません。乗っている途中でデッキが折れてしまえば、怪我に繋がります。デッキのヒビ、デッキの折れを見つけたときは、デッキを交換しましょう。

折れやヒビ以外でデッキを交換するタイミングは、いくつかの判断基準があります。交換を判断するポイントは、ハジキの音とデッキの見た目です。それでは交換タイミングを具体的に見ていきましょう。

交換の合図①音がにぶい

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交換の合図の1つ目は、ハジキの音です。ここでは、ハジキの音の確認方法や、音がにぶくなる原因について紹介します。

ハジキの音の確認

ハジキの音とは、後ろ足でテールを踏んで地面を叩いたときのヒット音のこと。テールを弾いて行う、オーリーなどのトリックで確認できます。地面にテールをぶつけたとき、高い音がでない、音がにぶいと感じたときはデッキ交換の合図です。

状態のいいデッキを使っているときは、パチンという高い音が鳴ります。木のスティックを弾いたときのような、軽くて乾いた音です。一方、デッキの状態が悪くなっていると、音程の低い音が鳴ります。ゴン、ゴツンといった、重たい木材をドシッと落としたような音です。

スケボーのトリックをするとき、ハジキは重要な要素となります。ハジキの調子が悪いと、それだけでトリックに悪影響が出るためです。

ハジキの音を確認するときは、テールヒットを短くするのがコツ。踏みつけるようなテールヒットをするより、一瞬だけ弾くようにすると、音の確認がしやすくなります。テコの原理を使い、足首のスナップを効かせて音を響かせましょう。

音を確認するときのポイントはもう1つあります。普段から練習している場所や、テールヒットのやり方を選ぶことです。地面とデッキの相性や、重心のかけ方によっても音は変わります。普段から練習している場所を選ぶのがチェックのコツです。

ハジキの音がにぶくなる原因

ハジキの音がにぶくなる原因は、主に湿気です。湿気を吸い込み弾く力が弱まったデッキは、乾いた音が鳴りにくくなくなり、ハジキの音程は低くなります。雨や雪の日のススケートボードは劣化を早める原因になるので、できるだけ避けるるのがおすすめです。

雨が上がったとしても、外の湿気が多かったり、水たまりがあればデッキが水分を吸収します。水分を含んだデッキは寿命が一気に縮んでしまうので、湿気には要注意です。湿気が多いときは室内の練習場を利用するなど、練習の仕方を工夫すると劣化のスピードが抑えられます。

交換の合図②テールの形が変形してきた

交換の合図の2つ目は、テールの変形です。もちろん、テールだけでなくノーズの変形も交換の合図となります。テールとノーズの両方に変形がないか、使用の前後で状態を確認してください。

テールやノーズのチップ

テールやノーズの変形をチェックするときのポイントはチップです。チップとは、デッキの一部が剥がれた状態のこと。テールがチップしているとハジキが悪くなってしまいます。

テールやノーズのすり減り

オーリーなどのトリックを繰り返すと、デッキのテールやノーズが徐々にすり減っていきます。すり減りが進むと、徐々にデッキが四角形に近い形に変形。先端が削れているので、デッキの全長も短くなり、トリックにも影響を与えてしまいます。

テールやノーズがすり減ると、裏面のグラフィックやデザインが消えてしまい、見た目が良くありません。さらに、すり減っている状態では、トリックのタイミングが微妙に変わります。そのぶんだけ、テールヒットのタイミングが遅れるので、練習して身につけたはずのトリックを決めるのが、難しくなるかもしれません。

トリックを安定して決めるためには、普段からすり減りの状態をチェックしておきましょう。

交換の合図③キック部分がめくれる

交換の合図の3つ目は、キック部分がめくれることです。キック部分とは、テールやノーズの先端にある反り返った部分のこと。キック部分がめくれていると、ハジキがやりにくくなり、オーリーやキックフリップの難易度も上がってしまいます。

キックフリップは、空中でボードを360度回転させてから着地するトリックですが、ボードを回転させるためにはノーズを擦るようにキックする必要があります。このとき、キック部分がめくれていると引っかかりができてしまい、トリックをスムーズに行えません。

子供の場合は、よりキック部分の状態に気をつけてあげるようにしてください。キック部分がめくれていると、トリック中に足が引っかかり、転倒や怪我に繋がってしまいます。大人がきちんと管理をして、安全に楽しめる環境を作りましょう。

安全にスケボーを使いながら、トリックをスムーズ行うためにも、キック部分がめくれてしまったらすぐにデッキを交換をするのが鉄則です。

まとめ

スケボーの寿命とデッキ交換時期について紹介しました。デッキ交換までの期間は、スケボーを乗る頻度や乗り方によって変わります。デッキの交換時期を判断するポイントは3つ。「テールヒットの音が低くなったとき」「テールやノーズの形が変形したとき」「キック部分がめくれているとき」が交換の時期です。デッキの交換にはトリックを安定させる意味もあり、スケボーを上達する近道にもなります。ぜひデッキ交換を試してみてください。

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