「今年はどんなスタイルで滑る?」スキー・スノボの最新板を徹底解説!

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スキーもスノーボードもスタイルの多様化が進んでいます。ただ、ゲレンデを滑るだけにとどまらず、スノーパークが進化したことに加え、今まではごく一部のスキーヤーやスノーボーダーの楽しみであったバックカントリーやパウダーライディングが認知度を増すことでスタイルが確立され、多様化に拍車をかけています。滑りの楽しみ方が多様化することで、様々なスタイルが誕生。それだけにスタイルに合わせた板選びも重要になってきます。

「スキー、スノーボード?」あなたの今年のスタイルは?


出典:PIXTA
スタイルが多様化することで、当然、スキーもスノーボードも性能に違いが生まれ当然その特性も進化、変化しています。求めるスタイルを心から楽しむためには、スタイルに合った板選びがとても重要になります。

目指すターンは?スキーの板選び

 スタイルごとに性能と太さに違いが!


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スタイルに合わせた道具選びをしないと、その楽しさが半減してしまいます。まずは、スタイルごとの特性を充分に理解し、そこからデザインなどを含め自分好みのスキーを選ぶことが大事になります。
 スキーのスタイルは、大きく分けて4つ。テクニカルな滑りを追求する「デモ」と、ゲレンデをくまなく楽しむための「オールラウンド」、そしてパウダースノーを含めたオールロケーションモデルの「オールマウンテン」、最後にパークライディングがメインとなるフリースタイルです。ここでは、それぞれのスタイルの特徴とスタイルごとにおすすめのスキーを紹介します。

デモで質の高いターンを目指そう


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 デモは、テクニカルな滑りを目指す上級者やエキスパート、あるいはテクニカルな滑りの上達を図りたい中級者が目指すスタイルです。デモスキーは、レースモデルがベースであったり、もしくはそのテクノロジーをふんだんに盛り込んだスキーが多く、ハイスペックで質の高いターン性能が楽しめます。センター幅も66〜75mm前後で切り換えが素早くでき、まるでアルペンレーサーのような鋭いカービングターンが可能です。
ズレの操作をハイスピードで実践でき、不整地やコブ斜面でも高い安定感のもと優れたターン性能を引き出すことができます。ただ、その分スキーヤーには優れたテクニックと強いフフィジカルが求められます。

ゲレンデを余すところなく楽しむ「オールラウンド」

オールラウンドは、ゲレンデーを余すことなく楽しみたいスキーヤーにおすすめのスタイルです。センター幅も、66〜90mm近いモデルまであり、初級者から上級者まで、幅広いレベルに様々なスキーが用意されています。
上級モデルは、キレのあるカービングターンだけでなくズレも楽しめ、ゲレンデにある様々なロケーションを高いターン性能で楽しむことができます。グルーム(整地)から不整地、コブ斜面などを満遍なく楽しみたいスキーヤー、テクニックの追求は卒業!というような、ある程度技術レベルが高いが、もっとリラックして滑りたいというスキーヤーにも対応します。
中級モデルは、カービングターンやズレをバランスよく楽しむことができ、初級モデルは、ズラす操作をメインにスムーズにターンを繋いでいくことができます。ターンの楽しさを体感できるモデルが数多く揃っています。

話題のバックカントリーとは?


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近年、整備されたゲレンデではなく、大自然の山々に降り積もったパウダースノーを滑るバックカントリースキーイングが注目を集めています。圧雪されず降り積もったままのパウダースノーを滑る行為は、整備されたゲレンデでは感じることのできない“開放感と浮遊感”が人気の要因となっています。そして、この感覚をゲレンデでも楽しめるようにと、全国各地のゲレンデであえて整備を入れないコースを作り、ゲレンデ内でもパウダースノーが楽しめるコースが人気を集めています。こうした、バックカントリーやゲレンデ内パウダーコースで大活躍するのがオールマウンテンスタイルのスキーです。
 
センター幅が90㎜以上(モデルによっては100㎜以上のモデルもあり、そのようなスキーはバックカントリー専用のモデル)のスキーは、従来のゲレンデスキーより太い分(従来のゲレンデスキーは70〜85㎜)、浮力が得られやすく、スキーのトップやテールを従来のモデルより上方向に反らせることで浮力を作り出しやすくするロッカー形状を採用することで、快適で軽快なパウダーライディングを可能にします。
 
基本的にどのようなロケーションでも滑れる性能を備えていますが、モデルによってはパウダースノー、もしくはゲレンデ外となるバックカントリーを滑るためだけに作られたモデルも存在するので、購入の際に注意する必要があります。
 

パークやハーフパイプなら「フリースタイル」


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スノーパークやハーフパイプを滑るフリースタイル。センター幅も80〜100mmと幅広く、ジャンプやスピンがしやすいスキーは、一般的にゲレンデスキーより軽量なモデルがほとんどです。デザインがポップというのも見逃せません。純粋にフリースタイルを楽しみたいスキーヤーだけでなく、見た目の個性やパンチの効いたデザインのスキーが欲しいというスキーヤーにもおすすめだったりします。
上級モデルから初級モデルまで、様々なレベルに対応するモデルが存在しますが、上級モデルはハイスピードで高いジャンプができることが求められるので、性能的にはデモやエキスパートモデルに近い性能があります。それこそ鋭いカービングターンでゲレンデを疾走!といった滑りが、余裕で引き出せるスキーもあります。

【デモ】ならこちら

ヘッド スーパーシェイプE-オリジナル/PRD12


ヘッドのデモモデルの定番「スパーシェイプ」シリーズが、全面リニューアル。世界初の振動減衰システム「EMC」を搭載。E-オリジナルは、回転性能に優れ、軽快な操作性が魅力です。

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ヘッド スーパーシェイプE-スピード/PRD12


日本のスキー環境に最適なオールラウンドスキーは、世界初の振動減衰システム「EMC」を搭載。ショートターンからロングターンまで快適に描け、コブや悪雪も軽快に楽しめます。
 

オガサカ KS-SD/RD +PRD11GW


とても軽快な操作性でターンを描くことが可能に。エッジグリップ力がさらに向上したことで、低速から高速まで高い安定感でターンが楽しめるスキーに進化しています。

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【オールラウンド】ならこちら

ヘッド vシェイプV8S/PR11


軽量化が図られたスキーは、トップロッカーを採用することでターンへの導入がしやすく、スムーズにターンが楽しめる。安定感に優れ、ハイスピードでのカービングターンも可能

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シュトロレイ ラリーウェイブ10TI


しなやかなスキーは、カービングターンからズレまで、様々な滑りに対応する。ロケーションを選ばず、グルームから不整地、コブと、ストレスなく軽快にターンが楽しめます。

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【オールマウンテン】ならこちら

フォルクル リヴォルト104


センター104㎜のスキーでありながら、とても優れた操作性でロケーションを選ばずに楽しめる。ゲレンデからパウダーまでまでこなす万能タイプはスキーがこれまで以上に楽しくなる

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 【フリースタイル】ならこちら

ライン ハニーバージャー


軽量で耐久性に優れたスキーは、スノーパークでのスピン系の動きがとてもしやすく、ジブトリッも軽快に楽しめます。ゲレンデスキーとしても優れていて、カービングターンも思いのまま。

スノーボードも目指すスタイルを決めよう

 スタイルごとに板の形状が大きく違う!

 スノーボードもスキーと同様に、自分が目指す。または、楽しみたいスタイルに沿った板選びをすることがポイントになります。
 スノーボードの主なスタイルは、フリーライディング、グラトリ、パーク、パウダーと4つのスタイルがあり、順にそれぞれの特徴を紹介しましょう。

スノボの基本【フリーライディング】


フリーライティングはスノーボードの基本となるスタイル。自由自在に大小さまざまなターンをつなぎながら楽しむスタイルは、突き詰めると思いのほか奥深いものだったりします。基本的なサイズ感は、自分の身長より15〜20㎝くらいの長さが初心者には最適。あとは、レベルに応じて自分なりにチョイスするといいでしょう。
形状としてはキャンバータイプを採用した板がオススメ。平な場所にスノーボードを置いたときに、センター部分が浮いて隙間ができる形状になります。キャンバータイプの板は、エッジグリップに優れていて安定感のあるターンが描けます。そして、ハイスピードに強くスムーズにターンをつなぐことが可能です。

ゲレンデの憧れグラトリ


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次に、グラトリです。緩やかな斜面でスピンやスライド、プレスやバタートリックというように、自分なりに様々なトリックを組み合わせて滑るスタイルは、低速域で板を操作します。様々なトリックをスムーズにストレスなくつなげていくために、柔軟性に富んだ板が必要です。形状的には、トップとテールが反り上がったロッカータイプや、キャンバーが入っていないフラットキャンバー、キャンバーがふたつ入っているダブルキャンバーといったタイプの板を選ぶといいでしょう。エッジが斜面に引っかかりにくい形状を選ぶことが鍵になります。
ジャンプやレールといったアイテムで自分らしさが発揮できるのがパークスタイルであり、一番スノーボードらしさが感じられるスタイルでもあります。基本的な形状はツインチップとなりますが、ジャンプメインで楽しみたいならスピードが出しやすく、またランディングの安定感が得られやすい、適度に長さのあるモデルをチョイスした方がいいでしょう。ジブメインで楽しみたいなら、取り回しがしやすく、短めで柔軟性のあるフレックスを備えたモデルをチョイスすることをオススメします。

パウダーでやみつきの浮遊感を


最後はパウダーです。圧雪されていない降り積もったままのパウダースノーを滑るためには、ノーズが積もった雪に刺さらないことが大事になります。ノーズ部分が適度にワイドで、そして緩やかに反り上がったロッカー形状が採用されているモデルをチョイスしましょう。ロッカーが入っていると浮力が引き出しやすくなり、パウダースノーで快適な浮遊感を導きターンが描けます。

 【フリーライディング】はこちら

SESSIONS SELECT GONZ


ストリートスケートボーダーのパイオニアとして、世界的に人気のマーク・ゴンザレスのシグネチャーモデル。ハイブリットキャンバーを採用し、優れた操作でターンを引き出します。 

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【グラトリ】はこちら

SESSIONS ADDICT GONZ/ADDICT GONZ w


ソフトフレックスのハイブリッドキャンバー形状を採用したモデルは、軽量でとても扱いやすいボードに仕上がっている。初心者からでも、イメージ通りに軽快にグラトリが楽しめます。

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【パーク】はこちら

CAPITA DOA


ハイブリットキャンバー搭載の人気モデルは、カーボンファイバーを縦に2本搭載することで、ほどよく強く、そして粘りがあり、バランスのいいフレックス&トーションを実現。

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SESSIONS TEAM

軽量でレスポンスに優れたキャンバーボードは、スロープスタイルやハーフパイプをはじめ、グランドトリック、カービングターンなど、オールマイティーに活躍します。

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【パウダー(バックカントリー)】はこちら

SALOMON ASSASSIN


パウダーライディングだけでなく、グルームやパークでも安定感のある滑りを提供。これ一台で、シチュエーションに左右されずに優れたパフォーマンスを発揮します。 

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自分のスタイルに合った板を

自分が楽しみたい滑りのスタイルにあったスキーやスノーボードの特性を理解し、それを踏まえて板を選ぶことが、快適で幸せなスキーライフ、スノーボードライフの近道となります。
 

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