スノーボードの正しいメンテナンスとは?来シーズンまでの準備を完璧にしよう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

せっかく手に入れたマイボード。長く使うためにも、しっかりとした手入れが欠かせません!でも、どのタイミングで、どんなメンテナンスを行えばいいのか、わからない方も多いはず。そこで今回はスノーボードのメンテナンスについて店舗にお伺いしてきました。初心者の方はぜひ、参考にしてみてください。

来シーズンに向けたメンテナンス手法をゼビオでリサーチ!

訪れたのは大型スポーツ・アウトドア専門店「スーパースポーツゼビオ ビバモールさいたま新都心店」。


今回訪れたのは「スーパースポーツゼビオ ビバモールさいたま新都心店」。ここは知識豊富な店員さんが多く在籍しており、初心者にも優しく教えてくれます!

メンテナンスのことならこの方!


今回メンテナンスの手法を教えてくれたのは、同店でマネージャーを務める矢澤さん。スキー&スノボ歴30年以上の頼れる大ベテランです。「板のメンテナンスは実践してわかる」ということで、実際に一から教えていただきました。

矢澤直伝!オフシーズンの正しいメンテナンス

手入れはここから始める


━━━ 今回初めてマイボードを購入しました。オフシーズンに入る前にメンテナンスを行いたいと思ったんですが、何をどうやればいいのかわかりません。初歩的なところから教えてください!
矢澤:かしこまりました!まずメンテナンスですが、ワックスには大きく分けてスプレータイプのものを主に使用する簡易型の「缶ワックス」と固形のベースワックスを使った「ホットワックス」の2種類があります。スプレーワックスはお手軽に使えますので、シーズン中でも使われている方も多いと思います。今回はシーズンオフの保管に向けてスプレーワックスを用いて少しだけひと手間をかけた入門編を紹介しますね。

矢澤:今回使用するアイテムは汚れ落としスプレーと万能系スプレーワックス、コルクを中心にナイロンブラシも使って仕上げていきます。

板は意外にも汚れている!?


矢澤:まずは汚れ落としスプレーを板全体にふりかけていきます。

矢澤:ふりかけて少し経つと土埃や油分、古いワックスなど汚れが浮き上がってきますので汚れを拭き取っていきます。今回はタオルで拭いてますが、この際新品のタオルだと細かい糸の粒子で滑走面の目詰まりを起こしますから、使い古しのものをご使用ください。おすすめは自宅にあるキッチンペーパーや専用のクリーニングペーパーです。汚れを拭き取ったら乾くまで一度時間をおきます。

ワックスの塗り方ポイント


矢澤:板が乾いたらワックスをのせていきます。よく「ワックスを塗る」と表現するお客様がいますが、ワックスは染み込ませるのが大事です
━━━塗ると染み込ませる…何が違うんですが?
矢澤:「塗る」というのは上っ面で意味がありません。染み込ませることでやっとワックスの効果が出てきます。

矢澤:全体的にワックスをのせたら、コルクで磨き、摩擦熱によってワックスを染み込ませていきます。そしてここがポイント!ヒールサイド側(足のかかと部分)は常に雪に触れている場所なので念入りに染み込ませてくださいこれで終わってもいいのですが、このままだと余分なワックスが残っている状態です。この残りが全ての汚れを吸い取る原因になるため、できればここからブラシをかけて下さい。

矢澤:使用するのはナイロンブラシです。通常ブラッシングするときはノーズからテールに向かってかけますが、ナイロンに関してはゴシゴシブラッシングして大丈夫です!

矢澤:ゴシゴシ磨くと白い粉が出てきます。これがいらないカスです。これをフィニッシュマットで落としていきます。さらによくしたいときは、馬毛のブラシで磨いていきます。馬毛で磨くことでピカピカの板になります!これをオフシーズンに入る前に行って下さい。

もう一つのホットワックスでのメンテナンスとは?


━━━ホットワックスでシーズンオフ前にメンテナンスする場合はどうすればいいのでしょうか?
矢澤:ホットワックスは下地ワックス(ベースワックス)とホットアイロンを使うワックスです。ワックスを溶かして垂らしアイロンで染み込ませていきます。しっかりとしみ込ませることで古いワックスや汚れを浮かせて、スクレーパー(ワックスを削るもの)を使って余分なワックスを剥がしていきます。その後はナイロンブラシと馬毛ブラシをして完成です。

自分で手入れができない方はこちらがおすすめ!

ゼビオオリジナルサービス「チューンナップ」


━━━う〜ん…。なかなか難しそうです(笑)。これはシーズンオフの時だけ行えばいいですか?
矢澤:そうなんですが、シーズンオフ前に行って保管をすると使っていない4月〜10月にかけてワックスが剥がれてしまうため、できればシーズンに入る前にも行って下さい。
━━━なるほど、シーズン入る前も必要なんですね!より一層自分では行わなそうです(笑)
矢澤:そんな声もよく聞きます(笑)。そこでおすすめなのがゼビオが行っている「チューンナップサービス」です!人気の「フルチューンナップ」は、毛羽立っている板をローラーが回っている機械にいれ、滑走面を削る滑走面サンディングやエッジの研磨、そしてホットワックスを含んだフルメンテナンスコースです。お時間がない方、手間を省きたい方はぜひ活用して下さい。
━━━しっかり手厚くメンテナンスしてもらえるんですね!ぜひお願いします。

メンテナンスが終わった後は?


矢澤:メンテナンスが終わったらケースにいれて日光が当たらないところで保管して下さい。おすすめはARBNのケースです。ブーツも入るし持ち運びも簡単でお値段もお手頃です。
 

ブランド:ARBN(エアボーン)
品名:スノーボードケース 150 AB03WB1273 NVY
価格:4,724円(税抜)

大事な板だからこそ、手入れを徹底しよう!

PIXTA

出典:PIXTA

今回はスノーボードベテランの矢澤さんにオフシーズン前のメンテナンスについて詳しく紹介してもらいました。スノーボード板は決して安くない買い物です。ぜひしっかりメンテナンスを行って、気持ちよく来シーズンを迎えてください!

スーパースポーツゼビオのウィンターサイト

「Let’s Go Outdoor」:公式はこちら!

ウィンターアイテムのことならゼビオ店舗へ

今回訪れたお店はこちら:スーパースポーツゼビオ ビバモールさいたま新都心店

  • このエントリーをはてなブックマークに追加