初めてのマイボードを買うのなら、せっかくだからカッコよくて、長く乗れるものが欲しいところ。そして、できれば「それ乗ってるんだ、ツウだね!」と言われるような板を選びたい…!しかし、コアなブランドほど中上級しか作っていなかったり、「コレは…!」と思うようなボードはないものでしょうか?!そう思って、突撃!お店で取材してきました♪
悩んでいても仕方がない!直接行くのが一番早い!
今回訪れたのは、ウィンタースポーツのことならココ!都内最大級の品揃えを誇る「ヴィクトリア 御茶ノ水本店」に行って参りました。ヴィクトリアには通常、店舗には取り扱いのないモデルや、様々な種類のボードがワンフロアにずらっと並んでいます。これだけ種類が豊富だとワクワクしますね♪
話を聞いたのはこの方!
今回、マイボード購入にピッタリなアイテムをご紹介してくれるのはこの人!ゲレンデに行ったら地形を使ってスノーボードで遊ぶのがメイン!さらに、自他共に認める「ウッドコアマニア」という渡邊正之さん。
今回 “初めてのマイボード” を購入するために、筆者のワガママポイントを相談すると「NIDECKER(ナイデッカー)というブランドのボードがピッタリなのでは?」と、おすすめしてくれました!ふむふむ、詳しく聞いてみましょう!
NIDECKER(ナイデッカー)って中・上級のイメージ…!初心者も乗れる?
━━━実は私(筆者)、NIDECKER知っています!デザインが洗練されていて「おしゃれだな…!」と気になっていました。でも、中上級者が乗るハイグレードなイメージでした。私のような初心者でも乗れるんですか?
渡邊:確かにNIDECKERはスキーから始まった100年以上の歴史あるブランド。なので、競技向けのイメージが強く、カービング系や、バックカントリー系の人に人気のあるブランドです。日本だと、美谷島 慎さんなどが使われています。なので、上級者イメージが強いですが、この「score(スコア)」という板に関しては、初めてのマイボードにもうってつけです!ご相談頂いたワガママポイントも全て網羅してます。
どんなところが1本目のマイボード&ギアとして優れてるの?
まずは板について!
渡邊:まず、このボードをすすめる理由はオールラウンドでなんでもできる板のため!NIDECKERは単体で見ると前述したように、競技イメージが強いブランドですが、グループ全体で見ると「FLOW」や、「YES.」「JONES」「NOW」など、あらゆるスタイルのブランドを運営しているため、その全てのノウハウがあるんです。
だから、初心者でもターンがしやすく、中級者でも満足のいくライディングを実現します。しかも、このボードと、FLOWのバインディング、NIDECKERのブーツの3セットをヴィクトリア限定で、特別セット価格として販売する太っ腹な対応!
━━━そうなんですね、セット価格ってそんなに凄いんですか?
渡邊:凄いです!通常のNIDECKERボードが1本買えるかくらいの値段でブーツとバインディングもついてくるんですよ!?ヴィクトリアもメーカーさんも大丈夫なのか、私は心配でしょうがありません(笑)!
板の特性
渡邊:たわませやすく、スピード、斜度がなくてもしっかりターンができます。板の形状はハイブリッドキャンバーで、キャンバー(弓なり形状)とロッカー(船底形状)を組み合わせたもの。板を踏み込むことでノーズとテールが反り上がり、ロッカー形状になって引っかからず、板をズラしやすいのが特徴です。
渡邊:キャンバーの高さが低いため、少しの力で板が踏み込めて操作しやすいのもポイント。また、他メーカーのハイブリットキャンバーと違い、ロッカー形状が少し異なります。通常は板の中央部分がキャンバーで、端にいくにつれ、一気にグッと反り上がっています。しかし、この板は足元位置くらいから端にかけて反り上がる形状になっており、他のものよりも有効エッジが長い!
エッジが長いと、その分しっかり雪を噛むので、うまく踏み込めればカービングも練習でき楽しめます。ロッカー形状で引っかからないのでグラトリ・ジブにも、浮力もあるためパウダー・バックカントリーにも対応できる幅広く使えるボードなんです!
素材のこだわり
渡邊:僕はプロフィールでも語った通り、ウッドマニアで地形を使って遊ぶのが好きなので、板を買うときはウッドが重要!NIDECKERは素材にもこだわってるので、そこも詳しくご紹介します。
【材質】
ウッドコアはポプラとブナの木を使用しています。軽くて柔らかい特性のポプラを中央辺りに使用し、ノーズとテールの両サイドには、少し硬くハリのあるブナの木を採用。木の特性を合わせてうまくミックスさせたことで、中央は柔らかくたわませやすいのに、端はハリがあってしっかりエッジがかかるボードになっています。
【トップレイヤー】
NIDECKER独自の「Absorbnid」という、表面のシート(トップレイヤー)が振動を吸収し、抑えてくれるため、上達してスピードをあげてもバタ付きにくく、しっかり滑れるように工夫されています。
━━━これは、扱いやすくて長く楽しめそうな板ですね…!
[板]
ブランドNIDECKER
品名:SCORE
価格:56,000円(税抜き)
セットで買えるバインディングも只者ではなかった!
FLOW BINDINGS「NEXUS(ネクサス)」
渡邊:そしてこちらのバインディングはNIDECKERが開発しているFLOW。実はこのモデルは全世界でもまだ発売していないヴィクトリア・ゼビオだけでの先行発売アイテム。前モデルからフルモデルチェンジして、より軽量性や、力の反応もグレードアップしています。
履きやすい・反応が早いひみつ
渡邊:FLOWの代名詞ハイバックを倒して後ろから足を入れる「リアエントリー式」は変わらず、履きやすさを向上するため、アンクルの留め具付け位置や、リアエントリーロックが改良されています。
通常と違い、足首とつま先のストラップが一体になっていることで、面でブーツを抑えるためしっかりフィットします。そのため、力の伝わりが早いという優れもの。
また、バインディング底のプレートのワイヤー付け位置が非対称になりました。そうすることでターンする際、ワイヤーが引っ張られプレートごと持ち上がるため、反応が早く板を起こしやすくなるんです。足の動かし方を掴みやすい、上達するバインディングだと言えます。
[商品詳細]
[バインディング]
ブランド:FLOW BINDINGS
品名:NEXUS(ネクサス)
価格:30,000円(税抜き)
ブーツも負けずに機能が充実!
NIDECKERブーツのピッタリフィットするひみつ
渡邊:こちらのブーツも世界先行発売。FLOWのブーツを受け継いでいるモデルです。ダブルボアを採用することで、甲と足首の締めわけができ、かかとも抜けません!さらに、インナーブーツには低温サーモを採用し、数時間履くだけで自分にフィットする足型が完成。
このブーツは膝を入れて前傾姿勢で曲がりやすいパターンと縫製が工夫されています。通常のブーツは1パネルで作られていることが多く、潰れずにつっかかってしまい、膝を使いづらいです。しかし、このブーツならしっかり潰れて膝が曲げられるので、体を上手に使えるはず!
レディースモデルも細かな気遣いが…!
渡邊:メンズモデルの無骨な印象と一転、レディースモデルはロゴとソールのカラーが代わり繊細な感じに。「性能も男性と一緒でしょ?」と思ったら、それは大間違いです。もちろん、ダブルボア搭載、低温サーモ、パターン縫製は変わらず、女性に嬉しい機能が追加されています。
渡邊:ブーツを履くと、ふくらはぎが締まりすぎて痛い…、という経験がある女性は多いのではないでしょうか?実は男性と女性ではふくらはぎの位置が違う上に、女性の方が筋肉量が少ないため、むくみやすい性質があるんです。そこで、女性用ブーツには丸い印で囲んだ部分がストレッチ素材に。細かい気配りに圧巻です!
━━━板だけがすごい性能なのかと思いきや、バインディングもブーツもハイスペックではありませんか!?これでセット価格なんてお買い得すぎますね!
NIDECKER&FLOWのバインディング&ブーツ:もっと詳細が知りたい方はこちら記事へ!
[商品詳細]
[ブーツ]
ブランド:NIDECKER
品名:
[メンズ]CHARGERα FOCUS BOA(チャージャーアルファ フォーカス ボア)
[レディース]Calla FOCUS BOA(カラ フォーカス ボア)
価格:35,000円(税抜き)
初心者セットなんでしょ?と思ったら想像以上のハイスペックに震えた!
今までセット売りって聞くと、初心者向きのちょっとチープなモデルのイメージでしたが、想像を絶するクオリティで驚きました。これなら初級者でも扱いやすく、中級者になっても楽しめる!ヴィクトリア店舗だけの限定セットなので、ぜひお店をのぞいてみて下さい♪
もっとNIDECKER・FLOWが知りたい!
NIDEKCER:公式はこちら
FLOW:公式はこちら
訪れたお店はこちら:Victoria 御茶ノ水本店