パウダースノーとは?パウダースノーボードの選び方やおすすめモデルを紹介

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スノーボードの醍醐味でもある、パウダースノー。一度パウダースノーでの滑りを味わった人は、普通のゲレンデでは物足りないと感じてしまうほど魅力的です。今回はそんなパウダースノーが楽しめるパウダースノーボードの選び方やおすすめアイテムを紹介します。

そもそもパウダースノーってなに?

パウダースノーがどのような物かよく理解していない人もいるのではないでしょうか。パウダースノーについて簡単に紹介しましょう。パウダースノーとは水分量の少ない粉状の雪のことを指します。

サラサラした雪

パウダースノーの最大の特徴はサラサラとした雪です。通常の雪は、手で握ると固まってしまうという特徴があります。一方でパウダースノーは手で握っても固まらずに崩れてしまうのが特徴です。

パウダースノーは、スキーやスノーボードを滑る際に思い通りの力を路面に伝えにくいため、難易度が高くなります。そのためスキーやスノーボード上級者にとっては滑り応えのある雪と言えます。

特定条件下でしか確認されない

パウダースノーは、特定の条件下でなければ発生しません。発生する条件とは、温度と湿度が低いこと。この条件を満たしていないとパウダースノーが発生することはありません。このような理由から、北海道や東北など、寒い地域はパウダースノーが降りやすいコンディションが整っています。

パウダーの滑り方やコツを紹介

パウダースノーを滑る際は、テクニックが必要です。ここでは、パウダースノーに挑戦したい人に向けて、滑り方やコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

後ろ足荷重を意識

パウダーを滑る際は、後ろに重心を持っていくのが良いと聞いたことがある人も多いでしょう。通常、スノーボードをする際はセンターもしくは前方に体重をかけると安定しやすいもの。しかし、パウダースノーではエッジが効かないので、体重を前方にかけてしまうとボードはパウダースノーに埋まってしまいます。そのため、パウダーでは後ろ足に体重をかける「後ろ足荷重」を意識しましょう。

パウダースノーを楽しむには、ノーズが埋まらない程度にバランスをコントロールしながら滑ることが求められます。バランスを取るには、常に重心を後ろ足に置くようにしましょう。

ターンのポイント

通常スノーボードでターンをする際は、「体重移動でのターン」や「エッジを使ったターン」の2通りがあります。

「体重移動でのターン」は板の面を使ってターンをする方法で、荷重して板を傾けることで、ターンします。「エッジを使ったターン」は雪面にエッジを当てることでターンをする方法です。エッジを雪面に当てブレーキを掛け、テール側が弧を描く力を利用してターンします。

雪面が柔らかいパウダースノーの場合は、エッジを使ったターンができないので、体重移動でのターンを意識しましょう。またこの時、ボード全体を雪面に押し付けていくよう感覚で滑るようにするとスムーズなターンができます。

パウダーボードの選び方

パウダースノーを満喫するために持っておきたい、パウダーボード。どうやって選べば良いのか分からないという人もいるのではないでしょうか。ここでは、パウダーボードの選び方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

長さや太さで選ぶ

パウダーボードを選ぶ際に、チェックしたいのが板の長さと太さです。板の面積が大きければ大きいほど、浮力があり、パウダースノーに沈みにくくなります。しかし、面積が大きいほど操作がしにくくなってしまうことも。浮力と操作性のバランスの取れた板を探すようにしましょう。長さは、自分の身長から-15cm程度のものが扱いやすくおすすめです。

テールの形状で選ぶ

スノーボードの乗り心地を大きく左右するのがテールの形状です。テールの形状は多種多様ですが、パウダースノーを楽しむ際におすすめなのが「ワイドテール」もしくは「スワローテール」。

「ワイドテール」はその名の通りテールがワイドで、抜群の安定感をもたらします。滑っている際に抵抗を感じることもありますが、これを利用してブレーキをかけられるので、急斜面でのスピードコントロールがしやすいのが特徴です。

「スワローテール」は、パウダーボードの基本的な形です。2本のテールが直線的な形のもの、細長いものが多いのが特徴。緩斜面でも失速しにくいため、パウダー初心者にも最適です。片方のテールが沈んだ状態でターンするので、クイックなターンができます。

型落ちや中古もおすすめ

パウダースノーを滑る際は、テクニックが求められます。そのため、人によっては合う・合わないが顕著です。初心者の状態からいきなりパウダーボードを買うのではなく、型落ちや中古の板を買って練習してみるのもおすすめ。

オフシーズンなどでは、スノーボードメーカーやブランドの型落ちアイテムがリーズナブルな価格で販売されていることもあるのでチェックしてみましょう。気になる中古アイテムを見つけた際は、傷や汚れなどの状態をしっかりチェックした上で、購入するのがおすすめです。

カービングも可能!おすすめのパウダースノーボードを紹介

ここまでは、パウダースノーの特徴やパウダーボードの選び方を紹介しました。ここからは、おすすめのカービングボードを紹介します。ぜひお気に入りのモデルを見つけてみてください。

Burton Family Tree Pow Wrench Flat Top Snowboard

高い性能を備え、オールラウンドなライディングを実現するパウダーボードです。コンパクトな形状ながら、抜群の浮力を発揮します。操作性に優れているので、パウダーボード初心者にもおすすめです。

【Xadventureのおすすめポイント】
・抜群の浮力
・スタイリッシュなデザイン

MOSS SNOWSTICK WING SW 57

1572mmと短いサイズのパウダーボードです。特徴的なテール形状により、パウダーはもちろん、圧雪バーンやコーンスノーにも対応。コンディションの違う状況でそれぞれ乗り味が変わるのが魅力です。

【Xadventureのおすすめポイント】
・さまざまなシーンに対応
・スピードが出しやすい

SALOMON ASSASSIN

パウダーボードとフリースタイルボードを掛け合わせた構造のボード。バインディングの内側をフラット構造にすることで脚力が伝えやすく、コントロールしやすいのが特徴です。

【Xadventureのおすすめポイント】
・コントロールしやすい
・高速カービングが可能

日本や海外でパウダースノーを楽しむ

どのようなスキー場でパウダースノーが楽しめるのか気になるという人も多いはず。ここからは、日本国内、海外でパウダースノーを体験できるスキー場を紹介します。ぜひチェックしてみてください。

ニセコグラン・ヒラフスキー場

ニセコアンヌプリ山の裾野に広がる4つのスキー場(通称ニセコユナイテッド)の1つとして知られるスキー場。パウダースノーだけでなく、雪化粧の羊蹄山の絶景を楽しめます。晴れた日には最高のパウダースノーで滑ることができるスキー場です。ゲレンデコースは30種類あるので、レベルに合わせて遊べます。

公式サイト:ニセコグラン・ヒラフスキー場

ルスツリゾートスキー場

北海道最大のスキー場のルスツリゾートスキー場。総滑走距離42kmは北海道でも最大級を誇り、初心者からプロ並みの上級者でも楽しめます。おすすめは、サイドカントリーパーク。圧雪していない雪の上を滑ることができ、滑走中にはジャンプやロングスライドにも挑戦できるアクティブなコースです。また、スノーモービルやラフティング、犬ぞりなども体験できます。

公式サイト:ルスツリゾートスキー場

ウィスラー&ブラッコムスキー場

カナダ・バンクーバーからバスで2時間ほどのところにあるスキー場。海外スキーを始めて行うのであれば、広々としたコースがあるウィスラー&ブラッコムスキー場がおすすめです。日本国内からバンクーバーへの直行便も多く、シーズンになればツアーも多く組まれます。

お気に入りのパウダースノーボードを見つけよう

パウダースノーは普通の雪では味わうことができない浮遊感や独特の滑りを味わえるとして人気です。パウダースノーを思う存分楽しむためには、パウダーボードがおすすめです。今回の記事を参考に、お気に入りのパウダーボードを見つけてみてください。

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