颯爽と波に乗るサーフィンに憧れる方も少なくないでしょう。ただし、自分の力で波を選び技を決められるようになるには、ある程度の練習期間が必要。一方、ボディボードはサーフィンとは乗り方が異なり、難易度が低いので、誰でも楽しめるマリンスポーツとして人気を集めています。この記事では、ボディボードのアイテムの選び方、おすすめのアイテムについて解説していきます。
年齢性別関係なく楽しめるスポーツ
ボディボードは大人だけでなく、筋力に自信のない女性や小さな子供でも手軽に楽しめるマリンスポーツ。コツをつかめば小学生でも十分波を乗りこなせて、スピンをしてアクロバティックに波が楽しめます。サーフィンに比べて知名度は劣りますが、キッズ向けの大会が催されたりするほど、日本でも人気のあるスポーツです。
そもそもボディボードとはどんなスポーツなの?
サーフボードに立たずに腹ばいで波に乗り、楽しむことをボディボードと呼んでいる訳ではありません。ボディボードとサーフィンは乗り方が違うだけでなく、全く別物のマリンスポーツです。
ボディボードの始まりは、1970年トム・モーリー氏がサーフィンを手軽に楽しめるように考案したことが始まりといわれています。プールの授業で使用することもあるビート板を大きくしたようなボードの上に腹這いになり、足にフィンをつけてキックをし、波に乗るスポーツがボディボードです。サーフィンよりも難易度が低く、誰でもチャレンジしやすい反面、水面と目線が近い為、体感速度はサーフィンよりも速く感じます。スリルや波との一体感を楽しめるといった点で、サーフィンとはまた違った魅力があるのがボディボードです。
筋力や体力がない方、泳ぎに自信が無い方でもボードとフィンを駆使すれば十分に楽しめます。日本では1995年頃にブームが起き、20代女性を中心にボディボードを楽しむ方が増えました。
現在では国内でのボディボード競技人口は80万人にのぼり、男女比は2対8と女性の競技者が多くなってきています。
ボディボードの費用は安くて3,000円〜、本格的なボードでも10万円ほどで購入できます。海の家なら1日レンタル1,000円〜3,000円ほどで借りられます。サーフィンと比べると低コストで楽しめるマリンスポーツです。
ここまでで少しでも興味が湧いたのであれば、ぜひチャレンジしてみましょう!次はアイテムの選び方を紹介します。
【ボード】身長に合ったサイズを選ぼう!
ボディボードは自分の身長にあったサイズを選ぶことが大切です。
適正サイズは、膝から顎くらいまでのサイズのボードを選んでください。そして、自分が適正体重より重いと感じるのであれば、一回り大きいボードを選んで浮力を補うのがおすすめです。
初めてボードを買う時、どのようなボードを選ぶとよいか、悩む方も多いでしょう。今回は初心者、特に小さな子どもがボディボードを始める際、おすすめのボード2種類を紹介します。
デカトロン ボディボード
1つ目はデカトロンが製造販売しているボディボード「デカトロン ボディボード キッズ 4~8歳児向け Bodyatu」です。デカトロンは自社ブランドを開発から販売まで対応。良品質な商品を定価格で提供しているスポーツブランドです。
Bodyatuは、ポリスチレン製で作られたコアの周囲に、剛性の高い材質を貼り合わせることで推進力を上げています。フロント部分には2つのハンドルが取り付けられており、子供でも安心して操作できます。リーシュも付属しているので、波にさらわれてボードと離ればなれになる心配がありません。ボディボードを始める最初の1枚におすすめです。
COSMIC SURFキッズ&ジュニア
2つ目はCOSMIC SURFキッズ&ジュニアです。
COSMIC SURFはスノーボードやサーフィンなど、ボードを製造販売している専門店であり、ボディボードの製造も手掛けております。アーチテールと呼ばれる、身体をボードに乗せた時にテールにフィットするよう、開発された本格的なボディボード。幅広く初心者でも波を乗りこなしやすいデザインです。専門店が手掛ける本格的なキッズ&ジュニア用ボディボードは、初心者でも扱いやすいボードです。
【フィン】サイズ・硬さ・面積で選ぼう!
ボードを選んだ次に必要なアイテムはフィン(足ヒレ)です。
まず重要なポイントは、自分に合ったサイズのフィンを選ぶこと。サイズが合っていなければ、水中でフィンが脱げてしまったり、足が擦れてケガをしてしまう原因になります。フィンのサイズが少し大きい場合は、フィンソックスやフィンパッドを利用してサイズ調整ができますが、自分に合ったフィンを選ぶのがおすすめです。
サイズの他に気をつける点は、フィンの硬さと面積です。フィンが硬ければ水を蹴る力が大きくなり推進力が上がりますが、キックに力が必要になるので足に負担がかかります。初心者であったり、筋力や体力がない方、幼い子供は、柔らかいフィンを着用するのがおすすめです。
フィンの面積も同様に、大きいフィンを選ぶと推進力が上がりますが、水の抵抗が大きい分、足への負担が大きくなります。小さいフィンは、推進力がそれほど高くありません。しかし、細かいピッチのキックで推進力が得られるので、脚力のない方や子供は小さめのフィンを選びましょう。
初心者におすすめのフィンとして、「TURBO FIN キッズ用スイムフィン」をおすすめします。TURBO FIN キッズ用スイムフィンは、子供用のシュノーケルフィンとして販売されています。また、ボディボード用フィンとしても活用でき、サイドの取り付けられているベルトでサイズ変更ができます。足のサイズが成長しやすい子供におすすめのフィンです。
もう1つのおすすめのフィンは「TOOLS BB FIN SUPER SOFT BODY BOARD FIN」です。TOOLS BB FIN SUPER SOFT BODY BOARD FINは、3段階の硬度差から生まれる瞬発力・しなやかさから推進力を生み、初心者でもスイスイ進みやすいフィンです。泳ぎが得意ではない子供や、脚力に自信の方にもおすすめです。
【ウェットスーツ】季節・体型に合わせて選ぼう!
ボディボードをするにあたり、もう1点重要なアイテムがウェットスーツです。冬には防寒対策ともなるウェットスーツ。着用していなければボードで身体が擦れてしまい、ケガをする可能性があります。そのため、ウェットスーツの着用をしておくと安心です。
ウェットスーツを選ぶ際のポイントとして、体型に合ったものを選ぶことが重要です。規定のサイズ「吊るし」で販売されているウェットスーツがありますが、自分の身体にぴったりフィットしたものが欲しければ、オーダーのウェットスーツを購入するのがおすすめ。
ウェットスーツは体温調節の役割もあるので、季節に合わせて使い分ける必要があります。フルスーツと呼ばれる、通年着用できる基本的な生地のウェットスーツだけではありません。セミドライスーツと呼ばれる冬用のウェットスーツ、シーガルと呼ばれる夏用のウェットスーツを用意しておくと、季節に合わせて快適にボディボードが楽しめます。おすすめのウェットスーツはこちら。
AQA KIDS SUITS FULLSUITS
AQA KIDS SUITS FULLSUITSは、AQA(アクア)が展開する子供用のウェットスーツです。両手足首にファスナーがついていて、脱着が簡易。初心者でも簡単に着替えられて、厚みは2ミリ〜3ミリと、通年使いやすい生地となっています。
OCEAN&EARTH YOUTH STEAMER 3/2mm
OCEAN&EARTH YOUTH STEAMER 3/2mmは、OCEAN&EARTH YOUTH (オーシャンアンドアース)が提供するウェットスーツです。腕と足には、伸縮性に優れた生地が使用されており、背面ジッパーがあることで初心者でも脱ぎやすいデザインとなっています。
まとめ
ボディボードを今から始める方、興味がある方は一度ボディボードを体験で始めてみることがおすすめ!必要なアイテムを、レンタルで貸し出してくれるので、気軽にボディボードが楽しめます。ボディボードが気になった方は、この記事を参考にしてアイテム選びをしてください。全てネットで購入が可能ですが、不安な方は店舗に行き、店員さんと相談しながらアイテムを選ぶのが安心です。
初心者や子供でも楽しめるボディボードの乗り方について紹介
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