Grabスキーヤー・ボーダー密着インタビュー企画「ゲレンデの輪」第8弾!今回のボーダーさんは、第7弾の谷口さんからの紹介。カナダ留学中にスノーボードと出会い、学校を二の次にしてスノーボードに夢中になっていた青春時代。外国人選手のコーチやアカデミースクール、中国オリンピックチームのコーチまで担当しているプロスノーボーダー兼コーチの佐藤さんです!
子供から大人、日本人選手から外国人選手まで幅広く指導を行なっている佐藤さん。そこで今回は、選手を指導する際の難しさや、スノーボードにかける想いを語って頂きます。
<過去のゲレンデの輪 連載>
【ゲレンデの輪vol.6】 広野あさみさんの紹介はこちら
ボーダー取材連載第8弾〜佐藤康弘〜
ボーダープロフィール
△名前 : 佐藤康弘
△出身地 : 広島県福山市
△SNSアカウント :
・facebook
△スノーボード歴 : 26年
△ボードスタイル : フリースタイル
Grabスキーヤー・ボーダー取材連載企画「ゲレンデの輪」第8弾!今回は、クエストアカデミーで子供を対象にスノーボードの指導を行なっており、中国オリンピックチームのコーチを引き受けているプロスノーボーダー兼コーチの佐藤さんに取材してきました!
それでは、留学中に出会ったスノーボードで勝負をかけ、今ではオリンピックチームのコーチまで任されている佐藤さんにスノーボードとの出会いから今後の目標までお聞きしましょう!
スノーボードとの出会いは「カナダのスキーショップ!」
スノーボードとの出会い
━━━スノーボードとの出会いを教えてください!
佐藤さん : スノーボードとの出会いはカナダに留学してた時でした。遠距離恋愛をしていた当時の彼女に振られてしまって、冬休みが暇になってしまったんです(笑)それで、友達とスキーショップに行った時、スキー用品よりスノーボード用品の方が安かったんで、ノリで始めました。
━━━なるほど!最初はノリで始めたんですね(笑)なぜスノーボードを続けようと思ったんですか?
佐藤さん : スノーボードショップでビデオを買ってその文化に触れた瞬間、魅力に引き込まれたんです。本当にスノーボードが夢中になって、もっとたくさん滑りたいという理由で留学中にも関わらず、引っ越しまでしました(笑)
プロを目指したきっかけ
━━━スノーボードの文化にビビッときたんですね!次はなぜ、プロボーダーになろうと思ったのか教えて下さい!
佐藤さん : 自分にはスノーボードの才能があると勘違いしてプロを目指し始めました(笑)21歳の頃、自分は何がしたいのか考えた時、どうせ死ぬんだったら好きなことで勝負するしかないと思って、スノーボードを本気でやってみることにしました。そこから、一つ一つの意識が変わって、やるしかないってメンタルになり、ひたすら滑ってプロを目指すようになりましたね。
━━━プロボーダー以外になりたかった職業や興味があったことはありましたか?
佐藤さん : 憧れていた職業は、会社の経営者です!何か大きなことを成し遂げたい、自分の力を証明したいという野望があったので、会社の経営者に憧れていました。
スクールでスノーボードライフを支援!
佐藤さんから直接指導を受けられるクエストアカデミー!
━━━クエストアカデミーでスノーボードを教えようと思った経緯を教えて下さい!
佐藤さん : 自分が施設を作った時に、スノーボードを滑れるようになりたい子供達が自然と集まってきたんです。練習をしている子供達がどんどん上手くなっていくのを見て、親の思いと子供の夢を応援する立場に立って、自分の知っている知識を教えたいと思い、アカデミーで指導を始めました。現在、クエストアカデミーでは世界の舞台で活躍する選手から小学校低学年の子供まで選手の育成をしています。
現役選手と指導者としての2つの視点
現役プロボーダー時代はひたすら成功したかった
━━━現役時代、辛かったことや嬉しかったこと、いい意味でも悪い意味でも印象に残っていることを教えて下さい!
佐藤さん : 基本的にネガティブなことしか記憶に残ってないです(笑)今思い返せば、メンタル面が弱かったんですね。だからこそ、指導者の立場になった今、選手の気持ちが分かるし、的確な指示ができるようになったんだと思います。
指導者に大事なのは「言葉選び!」
━━━コーチとして指導する際に、気を付けることや選手に向き合う際に意識していることなどあれば教えて下さい!
佐藤さん : 正しい方法でやれば絶対に勝てると思っているので、「正しい方法で最短で」ということを意識して選手と向き合っています。目標から逆算して、今の段階で何をするべきか考えてベース作りに重点を置いて指導していますね。
━━━佐藤さんが考える指導者としての理想像はどんな指導者ですか?
佐藤さん : 常に冷静に選手の問題点を的確に分析できてその問題を最短で修正してあげれるようになることです。最終的には一言二言で通じ合える関係を選手と気付けるのがベストです。
「ウィンタースポーツの人口を増やしたい」という思いから多方面で活躍!
日本人選手から外国人選手まで指導!
━━━外国人選手を指導する際に、難しかったことや苦労したことはありますか?
佐藤さん : 最初は日本人選手とは育った環境や文化などが違うので、そこでの言葉選びを気にしました。日本語での表現と英語での表現は違うことがあるのですが、いまでは僕に教わってるんだから、僕の表現を理解してもらえば良いと思ってるんで気にする事は何も無いですね。
━━━外国人選手(中国オリンピックチーム)を指導するに至った経緯を教えて下さい!
佐藤さん : 中国政府からコーチになって欲しいと打診を受けたんです。「日本の素晴らしい文化や教育で、中国人選手を指導して日本と中国の架け橋になって欲しい」と熱く語られ、最初は迷っていたんですけど引き受けることを決意しました。
中国は今、スノーボードに力を入れ始めていて、中国でスノーボードが人気になれば世界のウィンターマーケットがもっと盛り上がるんじゃないかと思っています。日本でも中国からのインバウンドが増え、ウィンター業界の活性化に繋がると思い中国チームのコーチを引き受けました。
今後の目標について
━━━佐藤さんの今後の目標を教えて下さい!
佐藤さん : 今後の目標は、スノーボードを軸に社会に貢献できるようになりたいです。色々な国と携わって、より世界を広げて大きな所で社会に貢献したいと思っています。
今後の活躍もチェック!
留学中に出会ったスノーボードで、現在では世界を飛び回り仕事をしている佐藤さん。留学先の学校を二の次にして、滑りに行ってしまうくらいスノーボードが大好きで、今では日本のスノーボード業界や世界のウィンタースポーツマーケットが盛り上がるようにと活動されています。取材を通して、非常に「情熱的でスノーボード愛が強い方だな」という印象を受けました。
これからスノーボードを本格的に始めようと思っている方や、子供にスノーボードを習わせたいと考えている方は、ぜひ佐藤さんのアカデミーに参加してみてはいかがでしょうか♪今後の佐藤さんの活躍にも期待しましょう!