あたり一面が新雪しかない、バックカントリーって知ってる?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ゲレンデなどの雪山に、バックカントリーというエリアがあることはご存知でしょうか?実際に、言葉自体は聞いたことがあっても、どんなエリアか良くわからないという方も多いと思います。
そこで今回、バックカントリーの魅力を詳しくまとめてみました!

バックカントリーってなに?

出典 : Marjorie Bru / iStock / Getty Images Plus / ゲッティーイメージズ


バックカントリーとは、直訳すると「裏山」という意味で、人工的に整備されたスキー場ではなく、自然の雪山を滑るアクティビティです。
大自然の中、誰も滑っていない斜面で、自分の思うがままに滑走を楽しめます!

自然の雪山で難易度はピンキリ!

整備されていない自然の雪山は、様々な地形をしているため、難易度もピンキリです。
滑り手の技術とイメージで、ゲレンデにはない、型にはまらない滑走ができます。

迫力満点!バックカントリーの魅力◎

出典 : Jag_cz / iStock / Getty Images Plus / ゲッティーイメージズ

雪山から絶景を味わえる!

バックカントリーの魅力の一つは、雪山からの壮大な景色です。見渡す限り銀世界で、あたり一面に広がる山々、森や様々な形をした斜面。
バックカントリーには、ゲレンデでは味わえない、非日常的な感覚を味わえる魅力があります。

大自然で冒険感のある滑走!

自然の障害物が作り出す、予測のつかないコースを自分のイメージに合わせて滑走可能。
ゲレンデでは味わえない冒険感ある滑走ができます。

知っておきたいバックカントリーの危険性

出典 : NaniP / iStock / Getty Images Plus / ゲッティーイメージズ

遭難・雪崩に巻き込まれる可能性あり

バックカントリーは、常に危険と隣り合わせです。雪山は、天候が急変することも。自分でコースを決めて滑るため、雲行きひとつで道に迷ってしまい、遭難する危険性があります。
一人だと大変危険なため、バックカントリーに行く際は複数人で行きましょう。また、最低でもパウダーを滑れる実力が必要です。
加えて、最も危険なのが雪崩に巻き込まれることです。吹雪の際には、雪崩が起きやすく、すぐに規模が拡大して、大きな雪崩になってしまいます。ビーコンなど雪崩に巻き込まれた時に発見してもらうためのアイテムは必ず持っていきましょう。
バックカントリーを滑る際は、雪崩に巻き込まれるリスクを回避する術を学んでおくことが必要です。遭難する可能性を考慮して、できるだけ重装備で向かうことをおすすめします。

安全にバックカントリーを楽しむ方法!

出典 : Olga_Danylenko / iStock / Getty Images Plus / ゲッティーイメージズ

ツアーガイドを利用しよう!

安全にバックカントリーをしたい方には、ツアーガイドの利用がおすすめ!
ツアーでは、バックカントリーの滑り方や注意点など基礎知識を学べます。また、専門知識を持ったガイドさんが、レベルに合わせてコースを選んでくれ、景色の良いポイントや、気をつけるべき危険なスポットを説明してくれるため、安心してバックカントリーを満喫可能!
ぜひ、バックカントリー初心者は、ツアーガイドを利用してみてください!

バックカントリーで必須なアイテム◎

出典 : Zolnierek / iStock / Getty Images Plus / ゲッティーイメージズ


バックカントリーでは、ゲレンデでは使用しないアイテムが必要です。雪崩に巻き込まれた場合のレスキューアイテムなど、バックカントリーの際に必須となるアイテムを紹介します。

ビーコン

雪崩に巻き込まれた際に、場所を知らせるレスキュー用の電波発信機です。
ビーコンは発信する信号が独特なため、事前に使い方を正しく覚えておく必要があります。

プローブ(ゾンデ)

プローブ(ゾンデ)は、雪崩に巻き込まれて雪に埋まってしまった時に、雪に突き刺して、場所を確定させるための棒です。
積雪状態を確認するためにも使用します。

ショベル

ショベルは、様々な用途で使用される必須の個人装備アイテムです。長さを調節できたり、分解してコンパクトに持ち運びできます。
雪崩に巻き込まれた遭難者を救助する際に使われたり、防風用の壁を作ったり様々な用途で使えるバックカントリー必須のアイテムです。

スノーシュー

スノーシューとは、雪上の歩行をアシストするアイテムです。ハイクアップ(登山)で、山頂を目指す方に必須のアイテムとなります。
雪深く、フカフカなパウダーの雪上でも、スノーシューを履いて歩くと足が埋まることなく、快適に歩くことが可能です!

バックカントリーはハイクアップも魅力!

出典 : Jag_cz / iStock / Getty Images Plus / ゲッティーイメージズ


バックカントリーエリアへは、ハイクアップ(登山)で目指します。
ゲレンデとは違い、リフトを使わず、大自然の中、周りの景色を楽しみながら登れるため、ハイクアップ(登山)もバックカントリーの楽しみのひとつです!

初心者におすすめバックカントリーツアー・セミナー◎

出典 : Jupiterimages / iStock / Getty Images Plus / ゲッティーイメージズ


バックカントリー初心者には、ガイドツアー・セミナーがおすすめです!ガイドツアーやセミナーでは、入門コースなどがあり、安全に雪山を楽しむ方法を学べます。
個人では不安な方は、経験豊富なガイドさんにしっかり基礎知識を学んでから、バックカントリーを始めましょう♪
ここでは、バックカントリーツアー・セミナーを開催しているゲレンデを紹介します。

パワーゾーン白馬

パワーゾーン白馬には、バックカントリーツアーとセミナーの二つが完備。
セミナーでは、変化しやすい雪質や、様々な自然の地形に対応するためのスキルを磨きあげるレッスンをします。
セミナーで基礎知識を学んだ後、ツアーで実際にバックカントリーを滑ってみてはいかがでしょうか?
基礎知識がついた上で、ガイド付きのツアーに参加することで、安心してバックカントリーを楽しめます♪
パワーゾーン白馬

野沢温泉スキー場

野沢温泉スキー場の魅力は、プロスノーボーダーの宮崎郁美さんと一緒に行くバックカントリー入門ツアーです。宮崎さんは全日本スノーボード技術選手権において、史上最多優勝記録をもっています。
安全講習やバックカントリー用具の説明なども丁寧に解説してくれるため、バックカントリー初心者の方でも安心して楽しめますよ!
野沢温泉スキー場

まとめ

今回はバックカントリーの魅力や危険性、必須アイテムなどについてご紹介しました!バックカントリーの魅力は伝わりましたか?
ぜひ、誰も滑っていないフカフカのパウダースノーを楽しんでみて下さい♪

  • このエントリーをはてなブックマークに追加