初心者や家族連れに向いている世田谷公園スケートパークを徹底解説!!セクションや難易度、混雑状況、営業時間は?

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スケボーをするときに困るのが練習場所でしょう。最初は近くの公園か道路で練習する方がほとんどかと思いますが、スケボーは接触事故が多いので、初心者だからこそ安全性の高い施設を利用しましょう。今回は、スケボー以外の施設も充実している世田谷公園スケートパークの営業時間などをご紹介します。

世田谷公園スケートパークはスケパー以外としての魅力もある

関東エリアだけでも数多くのスケートパークがありますが、難易度はそれぞれ異なります。スケートパークによってはスケボー、BMX、インライン専用で、ほかに楽しみ方がない施設もあります。2つのゾーンに分かれた世田谷公園スケートパークは、難易度が低く子供たちが大好きな遊具やプールも併設されているアットホームな施設。子供連れや複雑なセクションがまだ苦手な初心者におすすめです。ここでは、スケパー以外の魅力をご紹介いたします。

SLが展示されていて子供がよろこぶ施設も充実

スケートボード広場のすぐそばには、迫力満点の蒸気機関車D51が展示されています。正門を入って右手側には、実際に乗車できるミニSL「ちびくろ号」が走っています。(運行日は土日祝日を中心で有料) さらに、ミニSLの近くには遊具で遊べるプレイパークと、ミニカートが乗れる交通児童遊園があります。このSL広場なら、1日過ごしても好奇心が旺盛な子供たちを飽きさせることはないでしょう。

売店があって便利

売店ではお菓子や飲み物、おもちゃまで売っているので、子供連れの方も安心です。必要なものは必要になったときに買えばいいので、出かけるときの荷物も少なくできます。売店は正門を入ってすぐの大噴水の前にあり、営業時間は9時~16時30分までです。

夏はプールで遊べる

売店の横にはプールもあります。暑い夏は涼しいうちにスケボーを楽しんで、午後はプールで思いっきり遊べます。プールサイドでのんびり日光浴を楽しんだりするのもおすすめです。

自然豊かで四季折々の美しさを堪能できる

世田谷公園は約8万㎡もある区立公園で、施設内ではサイクリングやウォーキングでできる遊歩道が設置されています。言わずと知れた花見と紅葉の名所でもあります。スケートパークの混雑状況はいってみないと分かりませんが、混雑しているときはサイクリングやウォーキングで自然を満喫しましょう。芝生でのピクニックなどを楽しんでみることはいかがでしょうか。

パーク利用料が無料で駐車料金が安い

世田谷公園スケートパークは利用料が無料で、さらに駐車料金も30分100円と格安です。スケートパークによっては、利用者分の滑走料だけでなく、年会費が必要になる場合もあります。しかし世田谷公園スケートパークは、家族連れでもお金と時間を気にせず丸一日ゆっくり遊べます。

【 基本情報 】
住所:東京都世田谷区池尻1-5-27
TEL:03-3412-0432
アクセス:

[ 車 ] 国道245号線 三宿交差点から約1分
[ 電車 ] 三軒茶屋駅または池尻大橋駅から徒歩約18分
スケートボード広場:9:00~19:00 (10月~3月は17:00まで)
休場日:年末年始、雨天時など

公式サイトURL:https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/012/015/001/002/d00028266.html

1.カーブとフラットで楽しめるストリートゾーン

世田谷公園スケートパークは「ストリーゾーン」と「パークゾーン」のふたつのエリアに分かれています。初心者は坂を滑るのは難しいですから、まずはフラットなエリア「ストリートゾーン」で練習をはじめましょう。「ストリートゾーン」は比較的広さがあり、カーブボックスやレールなどもあるストリートスケートター向けゾーンとなっています。それぞれのセクションと可能な練習内容は次のとおりです。

フラットエリア

フラットエリアはその名のとおり平らな場所です。スケートボードを早く上達させ、跳ねる技や回転する技をマスターしたい方も多いでしょう。どんな技も基礎が大事で、最も重要なことがボードコントロールです。初心者はフラットエリアを使って、次の順序で練習をしてボードコントロールを身につけましょう。

1.プッシュの練習

(レギュラースタンスの場合)左足をスケートボードの前半分に進行方向の向きにして乗せます。右足で地面を蹴り進んだら、地面から離して右向きにして両足でスケートボードに乗りましょう。重心は常に前足に来るように心掛けるのがポイントです。ボードコントロールの練習を重ねると、スケートボードがあたかも自分の体の一部に感じられるようになります。

スケートボードは地道な努力が必要です。焦らず自分のペースで続けることが大切です。スケートボードに乗れるようになったら、次に基礎トリックをマスターしましょう。初心者の最初にやるべき練習は「ターン」「チクタク」「マニュアル」の3つです。

2.ターンの練習

ターンとは左右への方向転換のことで、曲がりたい方向にスケートボード倒すことでできます。ただし体全体を使って倒すと、体が不安定になります。頭と腰がスケートボードと垂直になるよう意識をして、足首だけを使って倒すようにしましょう。

3.チクタクの練習

スケートボードのテール(後ろの部分)を踏んでノーズ(前の部分)を上げ、左右に振りながら遠心力を使って前に進むのがチクタクです。ポイントは、重心を前足に乗せてテンポよくノーズを振ることです。

4.マニュアルの練習

マニュアルはノーズ(前の部分)を浮かせたまま進む方法です。スピードが早かったり、テール(後ろの部分)に力が入りすぎたりすると転倒し、近くにいる人にケガをさせてしまう恐れもあります。ある程度練習を重ねてからトライしましょう。

・カーブボックスとレール

カーブボックスは両端にコーピングがある四角い形のセクションで、レールは鉄製のパイプです。カーブ / レールトリックは大きく分けてふたつあり、「グラインド」と「スライド」があります。「グラインド」を訳すと研磨の意味で、カーブをトラックのハンガーの部分を使って滑るトリックです。一方「スライド」はデッキの部分で滑ります。

2.バンクtoバンク・クオーターランプ・フラットバンクを楽しめるパークゾーン

世田谷公園スケートパークの「パークゾーン」は縦に長い形をしていて規模は小さいですが、フラットバンクとバンクtoバンク、クオーターランプの順でセクションが設置されている中級者以上向けのエリアになります。それぞれのセクションと可能な練習内容は次のとおりです。

フラットバンク

傾斜のあるセクションのことで、バンクtoバンクと比較すると斜面が急で、主にスタートやターンをするために設置されています。フラットバンクを上手に滑るコツは、体重を両足に均等にかけることと、体が斜面と垂直になるように意識することです。

フラットバンクを使ってできる簡単なトリックをひとつご紹介いたします。斜面に向かって滑っていき斜面の途中で両足を開いて一度降ろし、体の向きを変えメインスタンスで戻る技です。このトリックはタイミングが重要なので、斜面に足を降ろしやすいように後ろ足のつま先を少しスケートボードから出しておき、余裕をもってトリックができるように斜面の途中で降りるのがポイントになります。

バンクtoバンク

ふたつのバンクの中間に平らな部分があるセクションです。バンクtoバンクではスケートボードと一緒にジャンプするオーリーの練習ができます。オーリーができるようになると、障害物を飛び越えたり縁石に飛び乗れるようになります。しかし難易度が高く、ケガをする人も多いので、最初は平らな場所でオーリーの練習をするのがおすすめです。オーリーは「なにかに掴まりながら練習」「止まった状態で練習」「加速して練習」の順で練習すると習得しやすいでしょう。

クオーターランプ

コースの最後に設置されるセクションで、主にジャンプやターン、リップトリックなどに使われます。フラットバンクとの違いは斜面が湾曲しているところです。クオーターランプを使った技としては、クオーターランプのコーピングにテールを掛けそこから滑り降りるドロップインがあります。初心者にとってクオーターランプは滑るだけでも難しいですし、テールを掛けて立つだけでも恐怖を感じる方も多いので、見た感じより難易度が高いです。


まずは重心をテールにおき、少しずつ前にずらしていきます。目線はノーズに向けて体が斜面と垂直になるように意識し、前の足でノーズを踏み込んで滑り出しましょう。回数を重ねることで恐怖心もなくなってくるので、練習を続けることが成功への近道です。

まとめ

世田谷公園スケートパークは無料で利用できるうえ、駐車料金も安いので、スケートボードを試しにやってみたい方におすすめです。ただし、レンタルサービスがないので、スケートボードとヘルメットは持参しましょう。都内にある緑いっぱいの場所で、お金を掛けずにスケートボードを楽しみたい方は、世田谷公園スケートパークを利用してみてはいかがでしょうか。

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