通称ノーリー(ノーズ・オーリー)の方法を徹底解説!!原理と練習方法を把握してメイクしよう

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スケボーの技のひとつに、ノーズ・オーリーというものがあることをご存知でしょうか。今回はスケボーの技で有名なノーリー(ノーズ・オーリー)の原理からメイク方法、練習方法までのすべてを分かりやすく徹底解説していきます。スケボーの技を極めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ノーリー(ノーズ・オーリー)の原理

スケートボードのジャンプ技にあたるのがノーリー(ノーズ・オーリー)です。スケボーをする上でフェイキーオーリーとともに基本となる技のひとつですが、コツを掴むまで時間がかかるため、初心者の鬼門とも言われている技でもあります。このトリックのコツを掴むには、まずはノーリーの原理を理解することがとても重要です。

理解していない状態で、何となくHow to動画などを見て練習していても、適切に体を動かすことができず、上達に時間がかかってしまうことがあります。そのため、効率的にノーリーのトリックを習得するには、原理を理解しておくことがとても大切です。

また、前足でノーズを蹴り後ろ足でテールをすり上げるので、オーリーのスタンスをそのままノーズ側に移動させたスタンスをとります。そのため、原理的にはオーリーと同じです。まずは、オーリーの原理を物理的に考察していきましょう。

まずテールを弾く際、地面方向にデッキに対して力がかかってしまうのが特徴です。すると、てこの原理でノーズ側が持ち上がり、それにともないデッキ全体の重心が上方へ移動します。そして、テールが地面にぶつかると、その反動によってさらにデッキの重心が上方へ移動しようとするのです。つまり、作用反作用の法則を用いています。

そして、テールの反発により重心が上方へ移動。この重心が上方向へ移動する上昇力こそが、スケボーで飛ぶための力になります。テールを弾く力が強ければ強いほど、重心の移動スピードが上がります。テールの反発が大きくなることから、上方向への力と動きを大きくすることができるので、オーリーの高さを出すことが可能です。

また、テールの反発が強ければ強いほど上昇力が大きくなります。そのため、オーリーの高さを出すためには、テールの反発が強いデッキを使うことが重要となるのです。一方でデッキが回転しようとするので、その回転を止める必要があります。そこで進行方向に力を加えることで、回転の動きを相殺することが可能です。次にすり足は上や下に力を加えることなく、進行方向へのみ力を加えます。すると徐々にデッキが平行へ近づきます。傾いたデッキをすり足で押して傾きを矯正する感覚に近いです。以上が原理となります。

ノーリーのメイク方法

そもそもノーリーとは、オーリーをノーズ(前足)側で行うトリックです。つまりノーズ側の足がキック足に、テール側の足がオーリー足になります。ノーリーは、オーリーと足の動きが反対になるという点で、オーリーとは別の練習が必要です。しかし、キレイにメイクすれば、とてもスタイリッシュで斬新なトリックになるでしょう。ノーリーをマスターすることで、トリックの幅もかなり大きく広がるので、習得しておくべきおすすめの技でもあります。

また、ノーリーの語源としては、”Noze Ollie”で、文字通りノーズ側の足でノーズを蹴ってオーリーするという意味を示しているのが特徴。ノーズを蹴るという点を除けば、大まかな要領はオーリーと似ているので、オーリーを習得すれば直感的にやり方も分かるでしょう。では、実際にメイク方法として、ノーリーのスタンスから解説していきます。

・ノーリーのスタンス

前足でノーズを蹴り、後ろ足でテールをすり上げるので、オーリーのスタンスをそのままノーズ側に移動させたスタンスとなります。そして、テールを蹴るときのようにつま先に力を入れ、ノーズを蹴るスタンスを作っていきましょう。

・ノーリーの動き

特にこのノーリーの動きは、最も重要なポイントです。まず、目線はノーズの先端から前方を見ながら膝を曲げ、重心を真下に落とすようにします。そして、ノーズは少し前方に蹴るように意識しなければなりません。真下にノーズを蹴ってしまうと体は前進しているので、デッキだけが後ろに跳んでいってしまい、体の真下で浮かないためです。そのため少し前に押し出すと、バランスがキレイに体の真下でコントロールできます。

次に、ノーズを蹴ったら重心をブラさないようにしてみましょう。オーリーと同じ感じで両足を上半身に引きつけ、ピーク状態をつくってください。最初は、高さのあるノーリーをするのは、かなり難しく感じることもあるかもしれません。しかし、繰り返し練習すると要領を掴むことができます。徐々に高さや飛距離も上がっていくので、粘り強く練習していきましょう。次に、空中で板が地面と平行になる安定させることを意識していきます。その状態から着地地点を見ながら、体全体の余分な力を抜きリラックスして4輪着地にもっていきましょう。

ノーリーの練習方法

こちらではオーリーの練習方法を解説していきます。まず、ノーリーとオーリーの違いを理解しましょう。ノーリーとオーリーの最大の違いは、物を跳んだり、ギャップを越えるときに特に感じます。なので、なぜ違いを感じるのかの要因となる部分と、どうすれば解決できるのかを解決方法として確認することが大切です。

・飛距離の違い

まずはオーリー、ノーリーで越えるところを想像してみてください。オーリーはテールを蹴った際に、デッキの半分は既にギャップに入っています。それに対して、ノーリーは、ノーズを蹴った段階では、デッキはまだギャップに入っていません。そのため、越えなければならない幅がオーリーに比べて、必然的にデッキの半分くらい伸びてしまうのです。

さらに、ノーリー系のトリックでは、オーリーと同じタイミングでノーズを蹴ると、ほとんど地面をうまく弾けず、失敗してしまいます。ノーズをしっかり蹴るためには、オーリーよりも少し前にノーズを蹴るように意識し、さらにエントリーするスピードもオーリーよりも早くするようにしましょう。

・高さを飛び越える際の違い

ギャップと考え方は、ほとんど同じになります。しかし、オーリーは、テールより先にノーズが上昇するため、障害物をまたぐようにして飛び越えるイメージです。そのため、要領が掴みやすいでしょう。しかし、ノーリーの場合は、テールが先に上がるため、遅れてピークに達するノーズで障害物を飛び越え、高さを保ったままテールも通過させる必要があります。また、ノーズを蹴るタイミングもオーリーより少し早くする必要があるのです。実際に、同じ高さを飛び越える場合でも、ノーリーで飛び越える方が難易度は高くなっています。

そのため、距離やタイミングの差をなくすためには、スピードで対応するしかありません。以上のことを意識して、ノーリーで低いものを飛び越える練習をしていきましょう。慣れてきたらセクションの難易度を上げていくのが、最も効果的な練習方法です。ノーリーで高いものや広いギャップを飛び越えることができれば、オーリーよりも高い注目を集められるようになります。まずは自分のペースで練習していき、徐々に使える範囲を広げていくようにしましょう。

まとめ

ノーリー(ノーズ・オーリー)をマスターするには、まず方法を原理から理解していくことが大切です。原理から理解することで、適切に体を動かすことができ、効率的に上達することができます。

ノーリーのスタンスや動きなども、メイク方法で理解しましょう。土台となる部分なのでとても重要になってきます。自分のペースで、焦らずに上達させていきましょう。

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