サーフィンをするときに必要となるのがサーフパンツです。しかし、これからサーフィンを始めようと考えている方は、「わざわざサーフパンツを購入しなくても、スイムパンツでもよいのでは?」と考えてしまうもの。
そこで本記事では、サーフパンツとスイムパンツの違いを解説。さらに、サーフパンツを利用する目的、人気ブランドやおすすめのサーフパンツについて紹介していきます。
サーフパンツとスイムパンツの違い
最初に、気になるサーフパンツとスイムパンツの違いを見ていきましょう。サーフパンツが作られた目的を把握することで、サーフパンツの重要性や必要性を確認できます。
サーフパンツはサーフィン専用の水着
端的にいってしまえば、サーフパンツとスイムパンツの違いは目的とするアクティビティの違いです。スイムパンツが「泳ぎ」を重視することから、水の抵抗を少なくするよう作られています。サーフパンツは、サーフィンのために作られた水着のこと。サーフパンツの大きな特徴は以下のとおりです。
- 生地のストレッチ性が高く動きやすい
- 速乾性の高い生地が使われている
- 肌に張り付きにくい
サーフィンをする際にボードを使うので、一般的なスイムパンツでは耐久性が足りずに破れてしまったり、こすれて肌を傷めてしまう恐れも。このようなトラブルを回避するためには、サーフィンに特化したサーフパンツが必要となります。
ファッション性に優れているので街着としても活躍
サーフパンツの特徴には、デザイン性やファッション性の高さも挙げられます。ハーフパンツのような、太ももにゆとりのあるシルエット。ポケット内にはキーコードがついていることが多く、機能面でも安心して利用できるでしょう。
またサーフパンツには、インナーがついていることが多いので、海やプールにサーフパンツ一枚で入れます。何より速乾性が非常に高い素材でできているので、「海から上がってすぐに街に繰り出す」ということも可能です。
サーフパンツの人気ブランド
サーフパンツの必要性が確認できたところで、実際に多くの方に支持されている人気サーフパンツブランドについて紹介。メンズ、レディースはもちろん、キッズブランドにも触れていきます。
人気のサーフパンツブランド・男性編
まず紹介したいのが「ハーレー」。1999年にアメリカ、フロリダ州で立ち上げられたサーフィン特化のブランドです。もともとは、サーフボードの技術を高く評価されていました。ブランド立ち上げ後は、サーフパンツが非常に注目されています。
おしゃれにサーフィンを楽しみたいのであれば、「ビラボン」は外せません。「サーフィンギアといえばビラボン」といわしめるほど、名高いサーフィンブランドです。デザイン性の高いサーフパンツが多いことも特徴であり、シーズンごとに発表されるサーフパンツには、毎年大きな関心が寄せられています。
人気のサーフパンツブランド・女性編
女性に人気のビーチカルチャーといえば、一番に名前をあげられるブランドが「ロキシー」です。ロキシーは、女性向けのビーチウェアが欲しいという声の高まりに応じて、1990年に設立されたブランド。女性向けに特化しているだけあり、細やかなこだわりと女性らしさを感じるデザインが大きな特徴です。
「パタゴニア」は、もともとは陸上のアウトドアに強いブランドでしたが、現在ではさまざまなサーフィンギアを扱っているブランドの一つです。環境問題に強いこだわりを持ったブランドであり、扱っているサーフパンツにはリサイクル素材を採用しています。もちろん機能面、デザイン面ともに優れているので、使いやすさが安心できるブランドです。
人気のサーフパンツブランド・キッズ編
最後は子どもにおすすめしたいサーフパンツブランド。お馴染みのスポーツブランドもあるので、より身近に感じるかもしれません。
「ラスティ」は1985年アメリカ発、オーストラリアを中心に活動している、世界的にも有名なサーフブランドです。サーファー自身への応援も活発に行っており、サーフギアだけではなく、人材面からもサーフィンを支える意欲のあるブランドです。またキッズラインが豊富な点が、特徴的といえるでしょう。
「クイックシルバー」は1970年オーストラリアで設立されたブランドです。最初はボードショーツ専門でしたが、現在ではさまざまなサーフギアを扱っているブランド。当初は地味なデザインだったボードショーツに、原色を採用したことで、一気に業界に注目されました。基本は大人向けのブランドですが、キッズラインの取り扱いもあります。
おすすめのサーフパンツを紹介
ここでは実際にメンズ、レディース、キッズのおすすめサーフパンツを紹介していきます。気になった商品があればチェックしてください。
ハーレー「PHTM BP 18」
ハーレーのサーフパンツの中でも定番のデザインである、右ももにある2本のラインが特徴的なサーフパンツです。伸縮性、速乾性に優れた世界基準でもある生地「phantom」を採用しているので、サーフィン時のパフォーマンスにも安定感が出るでしょう。
ビラボン「All day pro」
鮮やかな色使いが海でも街でも視線を独り占めできそうな、ビラボンのサーフパンツ。少し短めのレングスで、海中でも動きを邪魔せずストレスを感じさせません。履きやすさを考えて、ウェスト部分はインチフィットタイプになっています。
ロキシー「BOTANICAL BLESSING SHORTS」
鮮やかなボタニカル柄のデザイン性の高さはもちろん、女性を美しく魅せるためのきれいなシルエット。サーフィン時はもちろん、街歩きでも積極的に採用したい、女性への人気がとても高いサーフパンツです。裏返すと、無地のパンツになるリバーシブル仕様。その日の気分でチョイスすることが可能です。
パタゴニア「W’s Barely Baggies Shorts」
軽やかなミドルサイズ、女性らしいフェミニンなデザイン。素材は代表的サーフパンツである、バギーショーツと同じ素材を採用。女性らしさを演出しながらも、パフォーマンス効果の高いサーフパンツになっています。
ラスティ「サーフパンツ」
サーファーの中でも、よりマニアックな方に愛されるラスティのサーフパンツ。速乾性に優れており、ウェスト部分は総ゴム。内側から縛るようになっているので、調整する際も簡単です。
クイックシルバー「WORD BLOCK VOLLEY YOUTH 17」
クイックシルバーのキッズラインであるサーフパンツです。快適にサーフィンをするため、基本的な機能を保ちながら、両サイドとバックにポケットがついている点が特徴的。街歩きの際にも便利に着用できるサーフパンツです。
フィジークという大会をご存知ですか?
皆さんは「フィジーク」というものをご存知でしょうか?ここではフィジークとは何か、サーフパンツとの関係性について紹介していきます。
フィジークとは
フィジークを一言でいってしまえば、筋肉の美しさを競う競技です。ボディビルと似ているように感じますが、違いは細マッチョよりも少し筋肉量が多い、いわゆる「誰が見てもカッコいい筋肉」であることが重要なポイント。
ボディビルは純粋に筋肉の大きさや付き方の美しさを競います。フィジークは全体的なバランスが重要になるので、ボディビルほど筋肉量が多くないのです。
フィジークとサーフパンツの関係
ボディビルとの違いの中でも大きな点が、競う際の服装です。ボディビルはより筋肉がきちんと見えるようにブーメランパンツを着用。しかしフィジークで着用するのは「サーフパンツ」なのです。
フィジークは下半身の筋肉はそこまで重要視しません。あくまでも「バランスが取れているかどうか」が重要なので、ブーメランパンツである必要がないのです。ちなみに審査項目には、サーフパンツを選ぶセンスや、髪型、表情まで含まれるそうです。
まとめ
今回はサーフパンツとスイムパンツの違い、おすすめのサーフパンツなど紹介してきました。サーフパンツは、サーフィンのパフォーマンスを上げるために必須なアイテムです。何でもよいと安易に考えず、是非お気に入りのサーフパンツを購入してみてください。