サーフィン用タッパーブランド別アイテム紹介!お気に入りの一着を見つけて

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サーフィンをするとき、水温から身体を守るのに役立つタッパー。簡単に着脱ができることもあり、便利なアイテムです。しかし、初心者の場合、どんなブランドがあるのか、自分にはどのようなタッパーが合っているのか、わからない方も少なくないのではないでしょうか。今回はタッパーを販売しているブランドと、その特徴をまとめて紹介します。

オーストラリア生まれのサーフィンブランド「ビラボン」

ブランドについて

出典:楽天

世界中のサーファーに愛されるBILLABONG(ビラボン)は、オーストラリアのサーフィングッズメーカーです。1973年、ゴールドコーストでサーフィンを愛するゴードン・マーチャントが創業しました。当初は、ハンドメイドのボードショーツの製造販売をスタート。

約半世紀にわたり、サーフィンの世界をバックアップする重要な企業に成長しています。

ビラボンは、「サーファーによるサーファーのための」という、今では当たり前のコンセプトを創業時から守ってきました。当時は、そうしたアプローチが画期的として注目され、現在も商品づくりに活かされています。

サーフィンを楽しむときに、邪魔にならないデザインや素材を厳選して使用。ボードショーツをはじめ、機能的なアイテムを多岐にわたりプロデュース。プロやアマチュアを問わずに愛好者が多く、トップサーファーの支持も熱いブランドです。

1970年代から着実にブランドの知名度を大きくしていったビラボン。本国オーストラリアを拠点に、やがてアメリカやニュージーランド、インドネシア、ヨーロッパ、そして日本のサーファーたちにもアピールしていきます。今では、世界の名だたるサーフブランドの中で、押しも押されもせぬステータスを築き上げました。

ボードショーツからはじまったビラボンですが、やがてスイムスーツをはじめアパレルにも進出。スノーウェアブランドとしても知られています。さらに、世界的なアーティストや、人気のミュージシャンとのアパレルコラボレーションに積極的に乗り出しており、知名度アップに力を入れているブランドです。

トップクラスのサーフスタイルとして、またストリートやカジュアルなシーンにも合わせやすいファッションブランドととして多くのサーファーから愛されています。

ブランドの主なアイテム

・イクウォータージャケット

長袖タッパーで、厚さ1×0.5mmのネオプレーン素材を使用。断熱材の役目をする無数の小さい気泡が生地にあり、保温力を引き出します。素材に入り込む外部の水が体温で温まるので、一定の温度をキープ。水温や風の変化に対応しており、バックジップのおかげで楽に着脱ができます。

・アブソリュートベスト

イクウォーターシリーズのベストです。バックジップを採用しているので、着脱が簡単にできます。素材には、厚さ2mmのネオプレーンを使っていて、ストレッチ性が高いのでフィット感も抜群。生地内部の無数の気泡が断熱効果を発揮するほか、浸水してきた水が体温で温まることで、身体を一定に保温できます。

サーフィンカルチャーを取り巻くブランド「ハーレー」

サーフボードからはじまったアメリカ発の「ハーレー(HURLEY)」について見ていきましょう。

ブランドについて

ハーレーは、アメリカのサーフブランドの1つ。1979年、ボブ・ハーレーが立ち上げました。「新しい世代の声をかたちにして、エネルギーに火をつける」というアプローチのもと生まれたブランドです。

多彩な文化の視点をベースに、世界トップクラスのミュージシャンやサーファー、スケートボーダーなどと連携。今では、ビーチライフスタイルに深く根ざした、世界的なユースブランドへと成長しました。

前例にとらわれない革新性が特徴で、ハーレーならではのスタイルと機能性の高さを誇っています。ウォータースポーツはもちろん、アパレル分野でのブランド力が高く、業界をリードする存在です。

創業者のボブ・ハーレーは、ブランドを興す前からサーフボードの製造技術に長けていました。ハンティトン・ビーチを拠点にし、次第に高い評価を得ていきます。1978年には、ワードルチャンピオンで「ラビット」と呼ばれる「ウェイン・バーソロミュー」のシェイパーに。

以来、世界各地から多くのサーファーが、ハーレーの技を求めて集まるようになりました。サーフボードからはじまったハーレーは、今やサーフブランドとしてボードショーツやアパレルラインを展開するブランドに成長。

ブランドの主なアイテム

・ADVANTAGE PLUS 1mm TAPPER タッパー

素材には、ストレッチ性の高いエグゾフレックスストレッチジャージを採用。肌触りの良い生地が上半身を包むので、着心地も良く、激しい動きにもしっかりついてきます。生地の厚さは1mm厚。ラッシュガードより、もう少し保温性が欲しいときに長袖でピッタリ。カラーはブラック。ウエスト部分のデザインがカモフラージュになっているのがポイントです。

・ICON FZ VEST 2mm

半袖よりベストが向いている利用シーンにおすすめ。生地厚が2mmなので、真夏を中心に多彩なエリアで着こなせます。フラットシーマー仕上げのため、耐久性も数段アップ。フロントジップで脱着も容易です。

老舗ブランド「オニール」

ここからは、スポーツブランドとして歴史の長い「オニール」について紹介します。

ブランドについて

オニールの創業者であるジャック・オニール。1950年台初期に、現代に通じるアクティブスポーツのスタイルを生み出した業界の先駆者です。世界初のネオプレーンウェットスーツを発明。さらに、サーフショップを世界で初めてオープンさせるなど、マリンスポーツの世界に多大な業績を残しています。

アメリカのサーフィン雑誌の編集者であるドリュー・カンピオンは「もし、ジャックがいなければ、この世界はまったく違ったものになっていたでしょう」とコメント。それほど、サーファーたちが求めてきた高機能かつ保温性の高いサーフィンアパレルを開発してきました。

ジャック・オニールは、より一層長くサーフィンができるためのウェア開発を目指し、1952年にサンフランシスコで世界初のサーフショップをオープン。1953年にはサーフベスト、1955年にはネオプレーンベストを開発し、現在のウェットスーツの原型を発明します。

ブランドの主なアイテム

・ハイパーフリーク

真夏の強い紫外線対策に、必要な機能が備わったウェットスーツ。サマーシーズンでも水温が低めの日やエリアでサーフィンするとき、UV対策とあわせて風冷え対策にもなります。LSタッパーは長袖、前面ジップで着脱が簡単です。

・バヒア

レディースモデルの夏用で、ファッショナブルなシリーズ。SUPやパドルといった気軽なマリンスポーツにぴったりです。大切な肌を紫外線から守り、風冷え対策にも。カラフルなデザインで女性におすすめのモデルです。

・スーパーフリーク

高品質かつコスパの良いウェットスーツ。ウルトラストレッチ素材のうえ、サイズが日本規格でフィットしやすいのが特徴です。シリーズ展開は2種類で「Z.E.N」はジッパーがなく脱ぎ着がしやすいシンプルな構造。

「F.U.Z.E SC」は、胸部にストレッチロングファスナーを搭載。着脱しやすさと動きやすさを同時に実現したスーツです。

ウェットスーツ専門ブランド「ZEAK」

ブランドついて

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日本人の体型にフィットするウェットスーツを作り続けるブランド「ZEAK」。神奈川県湯河原町に本社を置く日本の企業です。相模湾や芦ノ湖に近い場所で、サーファーやダイバー、カヌー、フィッシャーマンなど、海や川、湖で遊ぶ「プロ」が集まって製品開発をしています。

ZEAKのウェットスーツの特徴は、プロに必要な高性能なものではなく、初心者向けや子供用といったエントリーモデルでコスパの良い商品が多く展開されているという点。カッティングを含めたデザインをはじめ、ストレッチ性と耐久性のよいネオプレーン生地を厳選。

さらに、ZEAKは保温性のため日本人の体型を意識しながら、長年蓄積されたデータでスーツの型紙を作成しています。そのため、ZEAKのウェットスーツは、誰でも気軽にウォータースポーツをはじめるために、ふさわしいラインナップです。

一般的なウェットスーツメーカーで、レディースモデルや子供用を探すのは大変です。家族みんなで楽しめるように、男女別はもちろん、子供向けのウェットスーツや長袖タッパーも充実しています。お手ごろ価格で購入できることも魅力の一つです。

ブランドの主なアイテム

男性用 長袖 タッパー (2mm)ウェットスーツ

カラーはブラック。サイズは、XS~XXLまで6種類展開しています。フロントファスナーで着脱しやすく、重ね着もできるため、ラッシュガードとしても使えるアイテムです。胴長で手足が短い日本人の体型を考慮した、ジャパンフィットに仕上がっています。

・子供用 長袖 タッパー (2mm)ウェットスーツ

6~16号まで6サイズ。5~16歳が目安です。激しい動きについてくる3Dデザインと素材を採用。風冷えを防ぐので、温度変化に敏感な子供たちのウォータースポーツをサポートしてくれます。

高い機能性を誇るブランド「パタゴニア」

世界有数のアウトドアスポーツメーカー「パタゴニア」のウェットスーツを紹介します。

ブランドについて

パタゴニアは、ウェットスーツの素材で主流の石油由来のネオプレーンから、ユーレックスへの切り替えを進めています。ユーレックスとは、天然ラバーのことです。ネオプレーンを一切使用せず、ユーレックス天然ラバー85%、合成ラバー15%の割合の素材を採用。

ユーレックス天然ラバーの特徴は、「最長30年も生産ができる再生可能な素材」「製造過程で発生する二酸化炭素を最大8割削減できる」など、エコにやさしい点です。もちろん、伸縮性が十分で丈夫なうえ、コードロックで調節可能な使いやすさも備わっています。

ブランドの主なアイテム

・メンズ・R1ユーレックス・インパクト・フロントジップ・スプリングスーツ / USモデル

フルのウェットスーツと組み合わせて着用できる半袖、ひざ丈のスーツです。背中や脇、ふとももには25mm厚のフォーム製パネルを搭載。大きくて危険な波から身を守る構造で、プロテクションをアップします。

・メンズ・R1ライト・ユーレックス・ベスト / USモデル

ユーレックス天然ラバー85%、合成ラバー15%(ポリマー含量)の素材でできたウェットスーツのベストで、伸縮性にすぐれています。カリフォルニア基準で18~23度、日本ではプラス約5度の水温での使用が目安です。

まとめ

タッパーには、代表的なブランドだけでも今回紹介した5つのメーカーがあります。長袖や半袖、ベストなどラインナップも豊富です。プロ仕様の高機能なものから、家族や子供用のコスパのよいウェットスーツを販売しているメーカーまで多岐にわたります。

サーフシーンにタッパーを取り入れると、着脱が簡単なため、紫外線対策や水温の変化に細かく対応できるでしょう。近年は、環境に配慮した素材なども開発されています。タッパーブランドの中から自分に合ったスタイルやサイズのタッパーを見つけてみてはいかがでしょうか。

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