サーフィンで着用するタッパーの選び方を指南!

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サーフィンをするときシーズンを問わず活躍するタッパーですが、「購入するときの選び方がいまいちわからない」という方も多いのではないのでしょうか。今回は、タッパーを購入するときに押さえておきたい基準となるポイントを紹介します。これからタッパーを購入する方に必須の情報が満載です!

タッパーの選び方①種類

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タッパーとは上半身だけ着用できるウエットスーツのこと。「ベスト」「半袖」「長袖」の3種類展開されています。それぞれに魅力があり「どのシーズンに着るのか」「どこのエリアで着るのか」など、用途を考えて選ぶことが大切です。1年中サーフィンを楽しみたい方は、3種類すべてをそろえておくと便利です。

ベストの魅力

ベストタイプのタッパーには袖がないので、肩や腕の動きが楽なところが魅力です。サーフィンの基本テクニックとなる「パドリング」をスムーズに行えます。暑いときや、水温の高い南の島などでサーフィンするときに活躍するアイテムです。

半袖タッパーの魅力

半袖タイプのタッパーは、肩の冷えを防ぐ効果が期待できます。さらに、日焼けしやすい肩を強い日差しから守ってくれるので、暑い季節にも重宝します。

長袖タッパーの魅力

長袖タッパーは3つのなかで、体の保温効果がもっとも高いタイプで、寒さを気にせずにサーフィンが楽しめます。さらに、上半身の日焼け防止には最適。タッパーは、袖なし長ズボンタイプのウェットスーツ「ロングジョン」や、袖なし半ズボンタイプのウェットスーツ「ショートジョン」などとの重ね着も可能です。

タッパーの選び方②素材

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タッパー選びで外せないのが「素材」です。素材によって、保温性や動きやすさに違いがあるため、選ぶときにチェックする必要があります。

ラバー&スキン

タッパーの表地素材として使用されているのがラバー。スキンとも呼ばれているゴム素材です。この素材のメリットの1つに、「熱が外に逃げにくい」という点があります。また、 雨や風の影響も受けにくく保温性に優れているところが特徴です。

ジャージ

ジャージは、「軽さ」「伸縮性」「耐久性」に優れているところが持ち味です。腕や脇周りの動きがスムーズで、着脱も楽なところが素材の魅力。カラーバリエーションが豊富で、おしゃれなタッパーが多い傾向があります。

ラバーと組み合わせて作られているタッパーも多く、2つの素材の良さがミックスされたタッパーは高い人気を誇ります。

起毛の裏地

タッパーを選ぶときは、裏地にも注目してください。裏地に起毛素材が採用されているタッパーは、保温性が抜群。肌触りもよく、着心地は快適です。冬用のタッパーは起毛の裏地が使用されているものがおすすめ。

タッパーの選び方③サイズ

タッパー選びの重要なポイントとされているのが「サイズ」です。着用したときに、肌と生地を密着させることでタッパーの良さが発揮されます。もし、タッパーが小さ過ぎるとうまく動けず、パドリングの負荷が大きくなってしまいます。

逆に、大き過ぎる場合は、タッパーの中に大量の海水が侵入してしまい、保温効果が発揮できません。これでは、体温を保つために着ているタッパーの役割が半減してしまいます。タッパーのサイズ表は、ウェットスーツの実寸値ではなく、ヌードサイズの数値なので注意してください。

試着せずに買うときは、特に注意が必要です。サイズ表には、身長や体重、着丈などが書かれています。なかでも首・手首・胸囲のサイズは、入念なチェックをしましょう。

チェックポイント「2つの首」

海水が侵入しやすいのが「首」と「手首」です。タッパーを選ぶときには、首と手首の密着度を意識しましょう。陸上で着たときに多少窮屈さがあっても、海中ではタッパー内の隙間に海水が入り、だんだんと体に合っていきます。そのため、ゆるいよりもぴったりとしているタッパーを選ぶのが正解です。

チェックポイント「胸囲」

すべてぴったりサイズなのが理想的ですが、既製品から選ぶときはなかなか難しいもの。先に挙げた「2つの首」と同様に注意したいのが「胸囲」です。胸囲はあまりにも窮屈なサイズを選んでしまうと、呼吸がしづらいと感じることがあります。

さらに、肩回りや背中なども窮屈になり、思うようにパドリングができず、パフォーマンスに影響を及ぼしてしまう可能性があります。そのため、2つの首と同様に、胸囲のぴったり感をしっかりと確認して選ぶことが大切です。ちなみに、腹囲(お腹回り)のチェックは最後で問題ありません。

サイズ表よりも多少前後しても問題ありません。なぜなら、サイズ表よりも5cmくらい上回っていても、海に入るとあまり窮屈に感じません。

サイズチェックの注意点

ラバー&スキン素材は、時間が経つと徐々に硬くなり、縮む性質があります。ブランドによって、「新品がベストな状態としている」「使い込んだときにベストな状態になるよう最初はゆるめの設計にしている」など、ブランドによってさまざまです。

そのため、ラバー&スキン素材のタッパーを購入する際には、ショップのスタッフにブランドの特徴を確認してください。

タッパーの選び方④デザインと価格

せっかくタッパーを選ぶならおしゃれなアイテムを選びましょう。最近ではさまざまなブランドからオリジナリティがあふれる、個性的なタッパーが販売されています。

おしゃれなデザイン

ラバー&スキンは、ほとんど単色です。しかし、カラフルなジャージ素材を組み合わせたり、大胆なカッティングでアクセントを付けるなど、おしゃれなデザインのタッパーが販売されています。ジャージ素材で作られたタッパーは、柄物も豊富です。

シンプルなデザインのタッパーは、柄物やカラフルなハーフパンツやウェットパンツと合わせればおしゃれ感がアップ。海でカッコ良く目立つこと間違いなし!

幅広い価格帯

タッパー選びで気になるのが価格です。販売されている価格帯は幅広い傾向ですが、1万円以下のタッパーもあるため、自分の予算に合わせて購入することができるでしょう。タッパーは、1万~2万円台が主流で、有名ブランドのものは少々高めの価格設定です。

各ブランドでは、毎シーズン新しいモデルのタッパーが発表されます。少々高めのブランドのタッパーでも、1年を過ぎるとoff価格で販売されることもあり、質の良いタッパーをお手ごろ価格でゲットできるかもしれません。

まとめ

暑い季節でも風で体が冷えることがあり、オールシーズンタッパーは活躍します。今後タッパーの購入を検討している方は、ぜひ今回紹介した4つの基準を参考に選んでください。タッパーの購入が初めての方は試着して、ショップの方に身体にサイズが合っているのか、フィット感をチェックしてもらうと安心です。

また、自分にフィットするタッパーを求めている方は、オーダーしてみてはいかがでしょうか。オーダーは、採寸が重要なポイントです。技術力があるスタッフが在籍するショップを選びましょう。

例えば、タッパーを含めたウェットスーツの技術指導を行っている「日本ウェットスーツ工業会(JWMA)」の加盟店であれば、講習を受けたスタッフがいるので、安心感がありおすすめです。

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