駐車場や空き地などでスケートボードをやるのも楽しいですが、スケートパークでやるのは最高に楽しいものです。しかし、スケートパークで楽しく過ごすためには、マナーやルールを守り、利用者がお互いに尊重し合う必要があります。
ここでは、初心者スケーターが覚えておくべきルールやマナーについて見ていきましょう。
パークに行く前に覚えておくべきルールとマナー
スケートボードは個人競技ですが、スケートパークは利用者全員によって作られる空間です。スケートパークには初心者から上級者までさまざまな人が訪れます。
すべての人が自由に楽しく利用できるようにするためには、利用者同士でお互いを尊重し合う思いやりの精神を持つことや、基本的なルールやマナーを遵守することがとても大切です。
また、それぞれのスノーパークの雰囲気やローカルルールのようなものがあるので、利用してみて初めて知ることもあるでしょう。しかし、基本的な考え方は実社会と同じです。
スケートパークに行く前に、以下のようなルールやマナーは覚えておきましょう。
笑顔であいさつする
笑顔であいさつすることで、お互いが気持ちよく利用することができます。また、あいさつをきっかけに繋がりができることもあるでしょう。
ゴミを捨てない
ゴミがその辺に捨ててあると、気持ちよく利用することができません。また、滑走する場所にゴミが落ちていると、事故や怪我につながることもあります。
ゴミは必ず持って帰るか、指定の場所に捨てるようにしましょう。
タバコは指定されている場所で吸う
実社会と同じように、利用者の中にもタバコを嫌う人もいます。全員が気持ちよく利用するためには、必ず喫煙は指定場所を利用しましょう。
また、指定のない場合は、滑走する場所から離れて、人が少ない場所を選びましょう。可能であれば、どこでタバコを吸うのがよいか、管理人に聞いてみましょう。
セクション内で飲食や喫煙をしない
セクション内(滑走する場所)での飲食や喫煙は、滑走している利用者に迷惑をかけるだけでなく、飲食したゴミが滑走内に落ち、事故やケガにつながる可能性があります。
飲食は指定された場所や、セクション内から出てから取るようにしましょう。
セクションを占有しない
グループで利用する場合に、特に気をつけましょう。プレーやグループ内の会話に夢中になって、周りを見ておらず、知らずに占有していることがあります。利用しているときは、周囲をこまめに確認するようしましょう。
セクションでは順番を守ろう
スケートボートパークには、カーブボックスやクォーターランプ、スパイン、フラットレール、ピップクォーター、ファンボックスといった様々なアイテムがあります。
そして、スケートパークには子どもから大人までいろいろな人が利用しているので、みんなで使うものについては順番を守らないといけません。
時々、ローカルルールみたいなもので、順番がなく適当に使いたい人が使うという場合もありますが、ほとんどのスケートパークでは、基本的にみんな順番を守って利用しています。
順番などのルールやマナーを守らないと、みんなが気持ちよく利用できませんし、利用者同士とのトラブルになりますので、しっかりルールやマナーを守って利用するようにしましょう。
とはいえ順番については、テーマパークのように順番を管理している人はいません。利用者によるお互いの認識で順番に滑っていく場合もあれば、しっかり順番の列を作り、並ぶ場合もあるので、利用するスケートパークに応じて柔軟な対応を取るようにしましょう。
また、初心者の方だと上級者の方を優先的に利用できるように配慮しないといけないと考える人が多いでしょう。しかし、初心者でも遠慮をする必要はありませんし、スケートボードが上手いから順番を守らなくても良いこともありません。きちんと順番を守って利用しましょう。
実際には本当にスケートボードが上手い人や上級者と言われる人は、順番などの利用マナーやルールはしっかり守り、とても大切にしています。
また、逆に遠慮して端っこにいたり、うろうろしていると、かえって流れの妨げになり邪魔になります。ルールやマナーをしっかり守り、遠慮せず利用することを心がけましょう。
1人でもルールやマナーを守らない人がいると、スケートパーク全体の空間や雰囲気が悪くなってしまいます。だからこそ、利用者ひとりひとりがルールやマナーを守り、お互いを尊重し合う気持ちがとても大切です。
利用者全員が笑顔で気持ちよく利用出来るように、ルールやマナーを守ってスケートボードを楽しみましょう。
もしトラブルになってしまったら
どれだけルールやマナーを守って利用していても、やはり怪我やトラブルなどのリスクはあります。万が一のために、しっかりリスクヘッジ、つまり事前準備や心構えをしておく必要があるでしょう。
スケートボードは、激しい競技です。そのため、ルールやマナーを守っていても、常に危険と隣り合わせで、怪我のリスクは高くなっています。しかし、この怪我のリスクに備えておくことで、楽しく長くスケートと付き合うことができ、上達にも繋がるでしょう。
まず大事なことは、無理をしないことです。誰もがもっと高度な技をかっこよくと思いますが、焦ってはいけません。チャレンジする精神はとても大切なことですが、決して無謀な行為にならないようにしましょう。小さな努力を積み重ねて行くことが最も上達への近道となります。
具体的な備えとしては以下のことが挙げられます。
プロテクターを装備する
プロテクターの装備は、最も簡単で効果のあるリスクヘッジになります。プロテクターはカッコ悪く、動きにくいと思う人も多いと思いますが、とても重要なことです。プロテクターをせずに怪我をして、スケートボードが出来なくなることを防ぐために、初めのうちは必ずプロテクターを装備してプレーしましょう。
プロテクターを身に着けることは怪我を防ぐだけでなく、痛みの軽減にも効果的です。痛みが軽減されれば、転倒を恐れずより積極的に練習ができます。
なおプロテクターを付ける際には、邪魔にならないように事前に着けておくか、セクション内から離れた場所で行いましょう。
準備体操をする
基本的なことですが、ストレッチなどの準備運動は必ずしましょう。ストレッチをすることで、筋肉が伸び、可動域が広がることで怪我をする可能性が低くなります。また体の動きも軽くなるので、スケートのパフォーマンスが上がり、練習の効果もより高まります。
もし怪我をしてしまった場合に備えて、必要な対策として以下の3つが挙げられます。
保険証を携帯しておく
病院へ行く場合を想定して、保険証を持っておきましょう。また、スケートパーク近くの救急対応のある病院を調べておくことも大切です。さらに、救急セットを自分で用意しておきましょう。
このような備えは、自分だけでなく一緒に滑っている人の緊急の場合にも役立ちます。
損害保険に加入しておく
怪我をしてしまった場合に、対応する保険に入っておくことをおすすめします。金額や補償内容はさまざまな種類がありますので、自分に合ったものを選びましょう。
賠償任意保険に加入しておく
スケート中に、故意でなくても相手に怪我を負わせてしまうといったことも考えられます。そのようなリスクに対しては、賠償責任保険で対応することができます。万が一のために、加入しておくのがおすすめです。
まとめ
スケートパークでは、しっかりルールやマナーを守って利用するとともに、利用者同士がお互いのことを尊重して、初めて楽しいと思えるプレーヤや空間ができます。
スノーパークに行く際には、ご紹介したルールやマナー、そして万が一の怪我などのリスクへの備えをしっかり理解して、楽しく利用できるようにしておきましょう。