スケボー初心者でも分かるオーリーのコツ|基本のやり方と練習方法

「かっこいい技をやりたい」「憧れる」という思いからスケボーを始めた方も多いのではないでしょうか。オーリーのコツを掴むと、さまざまなスケボーのトリックに応用できます。しかし、思い通りに練習が進まず、悩んでいる方もいるでしょう。ここでは練習時のコツをご紹介しますので、オーリーを覚えたい方や練習中の方はぜひ参考にしてください。

オーリーとは?

オーリーとは、スケボーでさまざまなトリックの基本となる技です。具体的には、滑りながら前方部分を上げてジャンプする方法を指します。かっこいいとトリックの多くに応用されているため、他のトリックより早い段階で身につけておくのがおすすめです。

オーリーを使えなくても習得できるトリックは複数ありますが、幅広い技ができるようになりたいと考えているなら、押さえておきたい基本技のひとつです。
しかし、コツを押さえずに習得するのは簡単ではありません。スケボーを始めたのにジャンプを覚えられずにやめてしまうケースも残念ながらあります。 体の動かし方やスケボーの原理がイメージできないのが原因であることが多いです。まずは仕組みを知って練習していくとマスターしやすくなるでしょう。

オーリーが平行に浮き上がる原理

ジャンプは「梃子(てこ)の原理」が基本です。小学生や中学生の勉強で習ったのを覚えている方は、支点・力点・作用点の3種類があったことを思い出してみてください。
公園にあるシーソーで例えると、中央で支えている部分が支点、体重をかけるほうが力点、浮く側が作用点となります。

スケボーに当てはめて考えると、地面と接しているタイヤが支点となり、下に力を入れる足が力点、浮き上がる側の足が作用点です。この原理を活かすことにより、上手にジャンプすることができるようになります。

オーリーを成功させるコツと動作

スケボーの前の方を持ち上げることはできても、その後ジャンプが上手くいかない方も多いのではないでしょうか。ジャンプの際の前足の調整は壁のひとつになりやすい部分です。
前方を持ち上げた状態でも、足が載っているとスケボーが浮き上がらないため、自分の体もデッキに合わせてジャンプしなければいけません。
また、空中で傾いているデッキを水平に戻すため、前足で前方部分を押し込む必要があります。

スケボーの持ち上げ、ジャンプ、水平になるよう足で押し込む、この3種類の動作が基本です。

・スタンス
練習する際には足の位置であるスタンスも重要なポイントです。場所がずれると重心もずれ、飛んだ後のブレに繋がり、失敗する可能性が高くなります。
後ろ足はつま先の重心部分をテールの最後部部分、かつ中央ライン上に置きましょう。後ろ足の位置がずれていると、最初にデッキを持ち上げる際に左右に振れてしまい、水平にする前足が上手く乗せられません。

・ジャンプ前に溜める。
後方部分を蹴る直前にジャンプしなければいけないので、その準備として膝を軽く曲げて溜めておきます。 通常の状態でも「ジャンプする」と言われたらある程度屈むものです。それを意識して溜める際に重心は下に置きましょう。膝が伸びてしまい前かがみになっている状態だと、垂直にジャンプできません。

・ジャンプと同時に後方部分を引きながら弾く。
スケボーを持ち上げるためには、スケボーの後方部分を弾かなければいけませんが、その際は力強く蹴る必要はありません。小さな力でも梃子の原理で大きく持ち上がるので、軽い力で真下に弾きましょう。

・前足でデッキを平行にする。
弾いてジャンプした状態ではデッキは斜めになっているため、前足で押して水平にします。一連の動作でも最も難しい部分です。自分側に上がってくるデッキの先端を、押し込むように足を出さなければいけません。進行方向側の肩よりも前足の膝が先に出るようなイメージです。

オーリーでありがちな失敗事例と練習で意識するべきコツ

ここでは、オーリーを身につける際に初心者がぶつかりやすい失敗事例と、練習の際に意識するべきコツを動作ごとに分けて解説します。

・ジャンプや溜め動作で重心がずれる。
ジャンプおよび事前の溜める動作で、体が前かがみになってしまったり膝が伸びてしまったりするなど、本来ジャンプできる体勢ではない状態になっている場合は、上手くジャンプできません。
通常なら普段の生活でジャンプを意識することがないため、重心がずれてしまうことは珍しくありません。
しかし、自分の動作を客観的に見なければ重心の動きも分かりにくく、改善は難しいので重心を意識してください。

・テールを弾くときに進行方向に向いている。
テールを弾くのは真下に軽くですが、初心者のうちは、弾く足が進行方向に流れてしまいがちです。後ろに引きながら弾くように意識しましょう。

・デッキを押す前足があまり出ていない。
ジャンプの直後にデッキの先端部分を押す前足は、自分で思っている以上に出す必要があります。ジャンプができてもボードが傾いたままになってしまう方は、前足がただ上がっているだけになっているかもしれません。
ジャンプ前の溜め動作と同様で、客観的に分析しないと改善しにくいポイントです。意識して強く足を前に出してみましょう。

オーリーが上手くなる練習のコツ

成功させるコツを押さえてご紹介しましたが、頭ではわかっていても体が思うように動いてくれないのが難しいところです。やはり地道に練習を積み重ねなければ上手くなりません。
練習で客観的に体の動きがチェックできると、上達が早まるでしょう。ここでは、成功させるコツを体に覚えさせるポイントと方法をご紹介します。

・自分の体を客観的にチェックする。
上手く飛べない方は、姿の映るガラスや鏡と平行で練習したり、動画で撮影したりするなどして自分の体をチェックし、重心がずれていないか確認してみてください。特にジャンプする前の溜め動作で膝が伸びている、前かがみになっているなどの欠点が見つかりやすくなります。

・止まっているスケボーで練習する。
ジャンプと同時に弾く練習は、最初は進行していない止まった状態で練習してみると、感覚が掴みやすいです。スケボーに乗っていない状態で、重心を下に置いた状態で溜めからジャンプ、そして前足を出す練習を繰り返し、体に覚えさせていきます。
体が動作を覚えたら、スケボーで実践してみましょう。柵など何かに掴まりながらやってみるのもよい方法です。

始めたばかりのときは進みながらのジャンプに憧れるかもしれませんが、複数の動作を体に覚えさせるのはそう簡単ではありません。まずは停止した状態でシンプルな練習から進めていきましょう。

オーリーの前に練習しておくべきトリックとは

オーリーはスケボーのさまざまな技に応用できるため、早い段階で身につけておくのがおすすめです。しかし、スケボー自体を始めたばかりで覚えようとするのは難しいでしょう。体がまだスケボーに慣れていない状態だと、足の使い方や体の重心なども分からないためです。
ここでは、オーリーを練習する前に身につけておくべき基本的な技を見ていきましょう。

・プッシュ
デッキに足を乗せた状態で、もう片方の足を使って地面を蹴り前に進む技です。ジャンプ前に進行するのはもちろんですが、スケボーを扱って進むことに慣れる意味合いもあります。
まずは自分の足で歩いているのと同じような感覚で、スケボーで進めるようになりましょう。

・チックタック
もうひとつはチックタックという、プッシュを使わずに上半身のひねりで先端を左右に振り進行する技です。チックタックはスキルアップするに従って使わなくなる技ですが、スケボーのバランス感覚や後ろ足で後方部分を踏む感覚を掴む練習になります。

まとめ

オーリーはスケボーのさまざまな技に応用できる基本的なトリックです。しかし簡単に身につけられるものではなく、練習を重ねて動作を体に覚えさせる必要があります。

動作を大きく分けると、溜めてからのジャンプ、ジャンプとほぼ同時に後ろ足で後方部分を弾く、そして前方に上がってきたデッキの先端を前足で押し込むという3種類です。自分の体の動きを見ていないと改善しにくいため、動画撮影するなどして客観的に自分の体の状態を見ながら練習するとよいでしょう。

オーリーは身につけるまでが大変ですが、覚えるとスケボーの楽しさがより広がります。ぜひご紹介したコツを押さえて練習してみてください。

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