ドリフトスケートとは?乗り方や難易度をスケートボードと比較

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最近話題のドリフトスケートをご存知でしょうか?ドリフトスケートは次世代のスケートボードと言われており、スケートボード・ローラースケート・スノーボードなどのスポーツの良い所を合わせたスポーツです。ここでは、ドリフトスケートのトリックやスケボーとの比較など、ドリフトスケートについて詳しく解説します。

ドリフトスケートとは?

「次世代のスケートボード」とも呼ばれる、スケートボードの発祥地アメリカ生まれの新しいスポーツ、ドリフトスケートとはどんなものなのでしょうか。ここでは気になることを詳しくご紹介します。

ドリフトスケートは、2005年にアメリカで発祥した「フリーラインスケート」として始まった新しいボード系のスポーツです。2011年に日本に上陸して以来人気が急上昇し、現在注目の新しいストリートスポーツと言われています。フリーラインとは社名です。「Freeline Sports, Inc.」以外で作られている板のことを、ドリフトスケートと呼んでいます。

ドリフトスケートは、フリーラインスケートと同じように、乗り手次第で自由に楽しむことができるので、無限の可能性を秘めている新しいボード系スポーツだと言えるでしょう。

ドリフトスケートは、左右それぞれに分かれた小さな板に、2つずつの「ウィール」と呼ばれるローラーが付いています。ウィールは蛍光色やカラフルな色遣いで、ドリフトスケートのアクセントとなっているのが特徴です。乗り方はシンプルで、板に片足ずつ乗せてスケートボードやローラースケートのように滑って楽しむだけとなっています。

ドリフトスケートの凄いところは、スケートボードのように横乗りやトリックと呼ばれる技を決められるうえ、前後左右どちらでも進むことができるところです。また、スピードもかなり出すことができるため、飽きることなく滑ることができます。さらに両足が別々になっているので、板1枚で繋がっているスケートボードやブレイブボードに比べるとさまざまなライディングや技を習得でき、自由自在に楽しめるのが特徴です。

ドリフトスケート VS スケートボードの難易度を徹底比較!

ドリフトスケートの基本動作

プッシュやチックタック・ターンといった、ドリフトスケートを動かすために基本的な動作はスケートボードと呼び名は同じです。

・プッシュ
ドリフトを前進させるために前に蹴りだす動作です。

・チックタック
板を前後に振って前進させる動作のことです。

・ターン
進行方向を右や左に変える技です。

ドリフトスケートとスケートボードの違い

誰もが知っているスケートボードは、細長い一枚板に左右に2つずつローラーが付いています。はじめて乗るときには、スケートボードはプッシュと呼ばれる片足で地面を蹴る技でスピードをつけて進み、その後板の上でバランスを取りながら前に進んでいきましょう。

一方、ドリフトスケートは左右の足の板が独立をしています。両足を別々の板に乗せるため、スケートボードのように片足で板を動かすプッシュをすることができません。そのため、ドリフトスケートで滑る前にまず板の上に立ち、上に乗りながら板を動かす練習をする必要があります。ドリフトスケートでは、ブレイブボードのようにノーズを左右に振って前進させる、チックタックを使って板を動かすのが基本です。

ドリフトスケートの乗り始めのときは、まず板の上に乗ることからマスターしないといけないので、難易度が高いと言えるでしょう。ドリフトスケートは両足が別々になっているため不安定なので、乗りこなすまでは時間がかかります。
ただし、ある程度板に乗りこなしていくと、スケートボードとドリフトスケート、それぞれの技によって難易度が違うため、どちらの難易度が高いとは一概に言えません。

ドリフトスケートの乗り方をマスターしよう!

legs practice freeline skateboard outdoor

ドリフトスケートにはじめて乗るときには、まずは板に乗ることからマスターしなければいけません。最初のうちは壁沿いに手を付いて横に移動していくことから始めましょう。

チクタクをしながら前進

板には右(R)と左(L)とありますので、確認してから乗るようにしてください。スピードが出てきたら壁から手を放して、何もない状態でチックタックをしながら、バランスよく前進しましょう。この動作を繰り返しているうちに、板に乗るコツが身についてきます。

スタンスを決める

滑り始めは利き足とは反対方向から進んで行くのが基本となります。利き足が右の人は左へ進むのが「レギュラースタイル」、利き足が左の人は右へ進むのが「グーフィースタイル」です。慣れてきたらつま先で立つように乗って、もう片方の足でプッシュをしてスタートさせ、チックタックをしてバランスを取って動かします。

直進できるようになったらカーブにチャレンジ!

直線で進むことができるようになったら、次はカーブの練習をしてみましょう。長い距離を進むときには、目線を進行方向に持っていくようにしてください。足元を見ながら動かすと障害物が見えないため危険ですし、バランスが取れなくなってしまいます。

上達したらトリックに挑戦!

ある程度乗りこなせるようになったら、難易度の高いトリックに挑戦してみると良いでしょう。その際には、ケガをしないように注意することが大切です。

ドリフトスケートでできるトリックとは?

ターンやプッシュを上手くこなせるようになったら、板を前後に動かしてウエーブを描くようにして前進するトリックにチャレンジしてみましょう。これはドリフトスケートならではのトリックなので、ぜひマスターしたいところです。
ポイントは体幹部分に力を入れる点にあります。下半身が安定しやすくなり、バランスを保ちやすくなるので、試してみてください。

FRONT SIDE 180

中級レベルのトリック「FRONT SIDE 180」は、180度回転しながら前進していくトリックで、マスターすると滑る姿もサマになり、周りからも注目されること間違いなしです。

回転をするときにどちらかの片足を軸にして回るのがポイントと言えます。この際、軸になる足の膝を低めにしてもう片方の足を上に浮かすようにすると、遠心力を使うことができるので回転しやすくなるでしょう。難しそうに感じますが、コツを掴むと自然に回転できるようになります。

他のトリックにもチャレンジしてみよう!

その他にも、360度回転をする「FRONT SIDE 360」や、ダイナミックにブレーキをかける「パワーライド」といった技があります。後ろ足を板から放して、片足のまま体を捻って半回転し板をキャッチする「バックサイドスローバック」や、1回転半の「FRONT SIDE 540」など難易度の高いトリックにチャレンジしてステップアップするのもよいですね。

ドリフトスケートを購入するには?

legs practice freeline skateboard outdoor

販売店やAmazonなどのネット通販で購入可能

ドリフトスケートのメーカーの店舗、またはムラサキスポーツなどの大型スポーツ店、インターネット通販でも、たくさんの種類が販売されています。ぜひチェックしてお気に入りの板を見つけましょう。

販売価格の平均

ドリフトスケートはスケートボードに比べるとコンパクトで軽量なので、持ち運びにも便利です。価格も3,000円台から高価なもので15,000円位と、手軽なのも魅力のひとつだと言えるでしょう。板の部分が金属性のものと木製のものがあり、金属製の方が少し価格は高くなります。

まとめ

アメリカ生まれのドリフトスケートは、新しいスタイルのボード系のスポーツとして注目されている、ローラースケートとスケートボードの良い所を取り入れたスポーツです。

ドリフトスケートは、小回りの利く小さな2枚の板に乗って自由自在に走行するので、スケートボードではできないようなトリックも可能になり、それが人気の秘密だと言えるでしょう。これからも進化し続けるドリフトスケートに、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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