スケボーのトラックサイズの選び方|自分に合う幅・高さ・ブランドとは?

東京五輪で正式競技にもなったスケボーを「これを機に自分も始めてみたい!」という人も多いのではないでしょうか。また、既に始めているけれどトリックがうまくいかない、スムーズな動きができないという人は、もしかするとトラックサイズが合っていないのかもしれません。ここでは、スケボーのトラックサイズの選び方をご紹介します。

スケボーのトラックとは?

トラックというのは、デッキとウィール(車輪)をつなぐ役割を担うパーツであり、金属製で持ちがいいのが特徴です。トラックのおかげで重心のかけ方を変える際に、前や後ろにと自由自在に姿勢を変えることができます。

トリックのしづらさや不安定さを改善したいときにはまず「デッキを変えてみよう」と思う人が多いです。しかし、デッキを変えてみても乗り心地が改善しないこともあります。実はトラックサイズを変えると「滑りがよくなった!」「トリックがしやすくなった!」というケースもあるのです。

トラックサイズはスケボーの車高、幅、長さに影響する重要な要素だと言えるでしょう。自分の好みのスタイルや目標に合わせ、最適なトラックを選ぶことが大切です。

トラックサイズの選び方

初心者の場合、それぞれのパーツを揃えるというよりも、まずは既に完成済のコンプリート商品を購入する人が多いのではないでしょうか。コンプリート商品は、バラでパーツをそろえて組み立てるよりも手間がかからず、価格も安いというのがメリットです。しかし、実際に滑ってみるとグラついて安定しなかったり、うまく曲がることができなかったり、転びやすかったりといったトラブルが起こる場合もあります。
スキルはともかく、トラックサイズが合っていない可能性も視野に入れて見直すことが大切だと言えるでしょう。

ここで知っておきたいのが「ホイールベース」と「トラックの幅」です。トラックサイズを変える際にはまずこの2点を押さえておきましょう。コンプリート品ではなく、パーツを一から組み立てたいと考えている人もぜひ参考にしてみてください。

・ホイールベース
ホイールベースというのは、前輪と後輪までの間の長さです。トラックには、ウィール(車輪)を装着するための軸である「アクスル」と、ボディである「ハンガー」という部分があり、アスクルとハンガーの幅でホイールベースが左右されます。
ホイールベース(車輪同士の間隔)が長いほうが乗ったときに安定しやすく、スピードも出しやすいです。跳ね上がる動作のオーリーや、連続トリックを極めるスタイルにおすすめと言えます。
また、路面の状態がよくないストリートでも滑りやすいのが特徴です。

足腰の力に自信がない中高年世代の人やスケボーを始めたばかりの人は、ホイールベースが長くなるトラックを選ぶとよいでしょう。
一方、ホイールベースが短いと安定性は劣るものの、短い分だけクイックな動きやカービングに適しています。スキルがある上級者におすすめです。

・幅
トラックは、ボディの「ハンガー」内に「アクスル」という長い軸を通したパーツであり、トラックの幅はアクスルの両端の長さを言います。メーカーによって長さに違いがあり、横幅が広いほど安定感がアップする傾向です。 また、幅が狭い場合には安定性は落ちるものの、カーブやクイックな動き、回転などのトリックがしやすくなるというメリットがあります。

トラックサイズとデッキサイズと合わせるべき理由 

トラックサイズはデッキサイズに合わせることが重要です。つまり、大きなデッキには広めのトラックを、細いデッキには幅が狭いトラックを選ぶ必要があります。
デッキサイズとトラックサイズが合っていないと、以下のようなトラブルが起こりやすくなるので注意しましょう。

・安定せずグラついてしまう
デッキに対してトラックサイズが小さい場合、左右にグラつきやすく乗り心地がよくありません。着地がうまくいかず、なかなかトリックが決まらないとモチベーションも下がってしまいます。

・うまくカーブができない
デッキに対してトラックサイズが小さいと、少し重心が移動するだけで曲がってしまう、逆に曲がりたいところでうまくいかないといったことが起こりやすくなります。
自転車や車でも言えることですが、必要なときにブレーキがきかなかったり、カーブができなかったりするのは危険です。安全性の観点からもデッキサイズとトラックサイズは合わせておく必要があるでしょう。

・足がウィールにひっかかってしまい転倒のリスクがある
デッキに対してトラックサイズが大きすぎる場合、ウィールに足がひっかかって急停止したり転倒してしまったりやすくなり、危険なので注意が必要です。

トラックの高さの選び方

次に着目したいのがトラックの高さです。トラックの高さには主に「HI(ハイ)」と「LOW(ロー)」の2種類があり、それぞれの特徴を知って最適なものを選択しましょう。

・HI
「HI」は地面との距離が長く、ジャンプをしたり素早い動きがしやすかったりするのがメリットです。オーリーで高さを出したいときや「連続トリックを極めたい!」といった目標がある人は、HIを選ぶとよいでしょう。
ダイナミックな動きに適しているので、大きいカーブやストリートを走る際にもおすすめです。

・LOW
地面との距離が短いため、オーリーで高く飛ぶのには不向きです。しかし、安定感が高いため、初心者や女性、子どもが使うのにおすすめと言えるでしょう。ダイナミックな動きというよりは小回りがきくイメージで、脚力に自信のない人でも使いやすいです。

トラックの代表的なブランドごとの特徴

どんな商品を選べばよいか迷ってしまうという人は、まず定番ブランドをチェックしておくとよいでしょう。ここでは代表的な3つのブランドの特徴をご紹介します。

VENTURE(ベンチャー)

サンフランシスコから生まれた、1980年からの歴史を持つ老舗のブランドです。ホイールベースが長く、安定感抜群となっています。また、パフォーマンスの際にデッキがブレにくくなるため、初心者にも使いやすいのが特徴です。
シルバーだけでなく青、黄色などカラフルで、デザインにもこだわってトラックを選びたいという人にもおすすめと言えます。

INDEPENDENT(インディペンデント)

クロスロゴが特徴的なINDEPENDENTは1976年から誕生したブランドで、「INDY(インディ)」と呼ばれ親しまれています。ホイールベースが短いだけ安定感がベンチャーよりも劣るような印象を持ちますが、実は重量で安定性を維持することが可能です。
また、耐久性とカービングに優れているのが特徴で、自由自在にスケートを操ることができます。
そのため、ストリートやパークなど環境を選ばずさまざまなところでスケボーを楽しみ、練習できるというのが魅力です。丈夫なつくりなので何度も練習しても壊れにくく、多くのスケーターから支持されているブランドとなっています。

THUNDER(サンダー)

1986年にサンフランシスコで創業したブランドです。他のブランドに比べて、その軽さに驚く人も多いのではないでしょうか。
軽量金属のチタンを使用することで軽量化に成功し、軽いけれど強度が高く、丈夫な点も魅力です。
さまざまなトリックを助けてくれるため、技を追求したいという人におすすめとなっています。 また、種類が豊富でカラーがはっきりしたものの他、シルバーのトラックにワンポイントがあしらわれたものなどさまざまです。豊富な選択肢からお気に入りのものを選ぶことができるでしょう。

まとめ

「新たなトリックに挑戦したい!」「もっとレベルアップを目指したい!」など、スケボーを続けていると新たな目標ができることもあるでしょう。自分の好みの基準や目標に合わせて、現在使っているスケボーを見直してみることも大切です。
これから購入しようという人は、トラックの役割や幅、高さ、ブランドの特性について理解し、各パーツとの関係性も考えながら最適なものを選ぶことをおすすめします。 

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