ダウンヒルとは?ロングスケートボードの楽しみを広げよう

スケートボードの中でもロングスケートボード、通称「ロンスケ」は、他のものよりもデッキが広くなっており安定感があるため、ジャンプなどのトリックなしで楽しめます。そんなロンスケに特に適した楽しみ方が坂道を下るダウンヒルです。今回はダウンヒルの楽しみ方、挑む際に必要な装備、練習方法などを解説します。

ダウンヒルとは?

ロンスケは一般的なストリートボードなどよりデッキが広くなっているため、安定感が高いのが特徴です。板と一緒にジャンプするオーリーなどのトリックを必要とせずに楽しめます。そんなロンスケが適している楽しみ方のひとつがダウンヒルです。詳しく見ていきましょう。

ダウンヒルとは

マウンテンバイクやスキー・スノーボードも楽しむ人ならご存じでしょうが、坂道を下りスピードや疾走感を楽しむのがダウンヒルです。

海外に行くと3kmを超えるようなダウンヒルコースがあったり、世界トップクラスのダウンヒラーになると、山道を考えられないようなスピードで下ったりすることもあります。大きな危険と隣り合わせのスポーツですが、世界大会も行われるほど高い人気を誇っているのです。

ダウンヒルの練習方法

ロングボードスケートにまだ慣れていなかったり、ブレーキがきちんとできなかったりするうちにダウンヒルで傾斜のきつい坂を下るには、注意する必要があるでしょう。スピードを抑えきれず転倒してしまい、骨折や頭を打つなどの大けがをしてしまう危険性もあるので注意が必要です。

そのため、初心者や慣れてないうちは傾斜の緩い坂道から始めましょう。ブレーキなどの技術をしっかりと身につけてから、急な坂道でのダウンヒルに挑戦するというように、実力に合ったコースを選んで楽しむことが重要です。

ダウンヒルに挑む際に必要な装備は?

ロンスケでダウンヒルを楽しむ際には技術が必要なのはもちろんですが、それ以上にヘルメットやグローブなどのプロテクター類を身に着けることが重要です。ここでは、転倒事故が起きたときに備えて、頭や体を守るためにどういった装備が必要なのかを解説します。

ヘルメット

頭を守るうえで最も重要なヘルメットは、さまざまなメーカーから多くのアイテムが販売されています。デザイン性よりも、安全性や耐久力を重視することが大事です。
また、ヘルメットのサイズが小さいとかぶったときに頭が痛くなってしまい、大きいとブカブカになってしまいます。ネット通販などで買う場合は、自分の頭のサイズを測ったうえで適したサイズのものを購入するようにしましょう。

プロテクター

スケボーをする際は、ひじやひざをはじめ、手のひらや足首など体のさまざまな部分をケガすることも少なくありません。ロンスケは安定感が高いボードですが、ダウンヒルは他の楽しみ方よりもよりスピードが出るため、ケガの危険性もあります。
こういったケガから体を守るためにひじ・ひざ用のプロテクターをはじめ、アンダープロテクターやスライドグローブといったプロテクター類は必須です。

高品質のものを単体でそれぞれ揃えられればいいですが、それが難しいという場合はひじ・ひざ・リストガードなどがセットで売られているものを選ぶのがおすすめです。単品で買うより値段も安く、極端に品質が落ちるというわけではないので、予算に合わせて適切なものを選びましょう。

ヘルメットやプロテクターのように明らかに重要性があると感じないかもしれませんが、ダウンヒルの場合は専用の靴を用意するのがおすすめです。通常の靴と比べて気を付けるポイントとしては、次のポイントが挙げられます。

・ソールとの境目はフラットなものを選び、足首のねんざを防ぐ。
・フットブレーキによる摩耗が激しいので、ソールは厚めのものを選ぶ。
・靴の素材は、スエードやレザーといった耐久力に優れたものを選ぶ。

これらのポイントに加え、履き心地や足首を守ってくれるハイカットの有無など、さまざまな点を加味して靴選びをしてください。
また、ダウンヒルを楽しむ際には、万が一のケガやボードの破損などに対応できるように、消毒薬やガーゼといった救急セットや、オイル、ガムテープといった補修・リペアセットも用意するのがおすすめです。

ダウンヒルの練習方法やコツをご紹介

ロンスケを始めてすぐにダウンヒルをやってみたいという人もいることでしょう。しかし、ロンスケに限らずスケボーを楽しむためには、スタンスやプッシュ、ブレーキといった基礎を身に着けることが大事です。まずは基礎の練習について見ていきましょう。

まずはきちんとボードの上に立つことが大事!

ロンスケを始めたらまずは、ボードの上にしっかりと立って重心を安定させることが重要です。
片方の足を前方にあるビスの上に乗せてから、もう片方の足をデッキに乗せまます。このとき、前足に移る重心をちゃんと保っていないと転んでしまう危険性があるので注意が必要です。
重心を意識しながら後ろ足をデッキに乗せることで重心もデッキの中心に移るので、安定して乗ることができるようになるでしょう。

右足が前ならグーフィー、左足ならレギュラーとスタンスに名前がついていますが、どちらが優れているということはありません。そのため、安定して立てるようになったら、両方を試して自分に合ったスタンスを選んでください。

プッシュの技術を身に着ければスピードが出ても安定する!

ロンスケに安定して立てるようになったら、今度はダウンヒルでも重要なプッシュとブレーキの練習に移りましょう。プッシュは前に進むアクションのことで、後ろ足をデッキの上に乗せるときのように、前足に重心を置いた状態で後ろ足を後ろに押し出すことによって前に進むことができます。

最初から力を入れて押し出してしまうと、勢いがつきすぎて重心が前後にずれてしまい、転倒してケガをする危険性も高くなるため、最初はゆっくり進むことが重要です。慣れていくにつれて徐々に押し出しの力を強めていくようにすると、スピードが出ても重心がずれずに安定して進めるようになります。

ダウンヒルを楽しむうえでブレーキの練習は不可欠!

ダウンヒルのようにスピードが出る楽しみ方をする場合、きちんとブレーキができるようになることが必要です。ブレーキができないと減速ができないまま転倒して頭を打ったり骨折をしたりしてしまうなど、大けがの要因になってしまいかねません。

ブレーキの練習では、ボードが前に進んでいる状態から重心を変えずに後ろ足を地面に下ろし、足の裏を地面と摩擦させることで減速させます。プッシュのスピードに合わせてゆっくりした状態でのブレーキから始め、徐々にスピードが出てもしっかりブレーキができるようになるように段階を踏むことが重要です。

慣れてきたらターンなども交えてスキルアップ!

坂が一直線に長く続くような場所であれば、ターンなしでも十分楽しめます。しかし、ダウンヒルに慣れてくると、距離が短い場合には若干の物足りなさを感じることもあるでしょう。
そんなときはスノーボードなどと同じようにターンの練習もしていくことで、スラロームやハンドスライドなどのさらなる楽しみ方へと挑むこともできます。

これらの練習は最初から坂があるところでやるのではなく、公園などの車が通らず、傾斜のない平らなところで始めるのが大きなポイントです。日本国内ではダウンヒルコースが少ないため、河川敷などさまざまな場所でダウンヒルを楽しむことが多いでしょう。
ただし、禁止されている場所ではやらない、周囲を危険に巻き込まないなど、基本的なルールを守って楽しんでください。

まとめ

ダウンヒルはロングスケートボードの楽しみ方のひとつですが、アーリーなどのトリックができなくても問題ありません。スピード感や爽快感などダウンヒルでこそ味わえる感覚にハマる人も多いでしょう。

しかし、ダウンヒルには大きな危険も伴います。装備をしっかりと揃え、プッシュやブレーキをはじめとしたテクニックをきちんと身につけたうえで、安全にダウンヒルを楽しんでくださいね。

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