スノボは決して男性だけのスポーツではありません。むしろ他のスポーツの様に筋力に大きく影響されることがないため、女性でも楽しめる競技です。
一方で、何となく始めたものの、なかなか上手くできないため、結局続かないという女子も多いようです。そこで、女子がスノボを楽しむために、何を意識すべきか、まとめてみました。ぜひ参考にしてみて下さい。
女子にとっていくつかの壁がある
女子がスノボに嫌気が差す理由はいくつかあります。まず恐怖心です。思うように体が動かない恐怖心が、次第にストレスとなり、「もういいや」と諦めてしまいがちです。
スノボは慣れてある程度自分の思い通りに動けるようになると楽しさを覚えるますが、慣れるまでは倒れる練習など、地味な練習の連続です。
そして、思うように動けないと、テレビやYouTubeなどで見たスノボと全く違うことをしている自分に嫌気が差し、「つまらない」となってしまいます。女子に限った話ではありませんが、スノボは基本が大切です。
プロを目指しているわけではないとしても、ある程度基本を習得しないとその先の楽しさが分かりませんし、怪我などアクシデントに繋がる可能性もあるため、基本は大切です。
もう一つの壁は「寒さ」
ゲレンデは天気が良い時には、太陽の光がゲレンデに反射してまぶしさを感じることもあれば、ウェアのおかげで暑さを感じることも。
ですが、やはり基本的にはウィンタースポーツなため、日が暮れてからは寒さを感じますし、スノボを楽しんでいるとどうしても汗ばむため、日が暮れると寒さを一気に感じます。
元々女性は寒さに弱いため、寒さに怯んでしまってスノボそのものに億劫になるケースも珍しくありません。そのため、スノボを楽しむ際には夕方になると冷えてくる点を踏まえ、あまり長時間ダラダラと楽しむよりも、短時間でスパっと楽しんだ方が良いでしょう。
長時間スノボを滑ると、いくら楽しいとはいえ体力を消耗し、日が暮れた時に反動で一気に疲れたり、あるいは寒さを感じてしまいます。
転ぶことを楽しもう
女性がスノボを楽しむ際、まず心がけることは「転ぶことを楽しむ」です。特に初心者の女性の場合、どうしても「転ばないように」との気持ちが強くなりすぎてしまし、滑るよりも「転ばないため」の動きに注力してしまいがちです。
しかし、スノボはある程度大きな動きを心がけた方がテクニックも習得できます。そのため、初めは転ぶことも多いかと思いますが、転ぶことを楽しむべきです。むしろ雪の上だからこそ転べます。
転ぶ楽しさもスノボの醍醐味ですし、何度も転んでいるうちに、どうすると転ぶのかや、転ばない時はどうだったのかなど、体が覚えるようになるため、まずは思い切って転んでみて下さい。
膝を意識する
女子がスノボで「難しい」と感じる部分は多々あるかと思いますが、スノボの力の入れ具合が分かっていないため、「難しい」と感じている女子が多いです。
具体的には、スノボで滑る際、どうしてもつま先など、スノボの接地面に力を入れてしまう女子が多いです。スノボに足が装着されているため、足に意識が向き、さらにはどうしても固められている爪先など、足先に意識が行ってしまうのもよく分かりますが、スノボをより楽しむために必要なこと。それは「膝」です。
スノボに慣れていない女子は、棒立ちになってしまうケースが多いです。そこで膝を意識してみて下さい。
単純な話ですが、膝を曲げればしゃがむ形になります。すると、棒立ちの状態よりも爪先までの距離が近くなり、転ばないようになります。そもそも、爪先は固定されているため、あれこれ力を加えるよりも、膝を意識した方が自然な動きになります。
慣れていない女子は、どうしてもつま先ばかりに意識がいってしまい、固定されている爪先に力が入ってスノボに上手く力が伝わらず、転んでしまう傾向にあります。
スノボの舵取りは膝と太もも
スノボを装着すると、まずは足の自由がなくなってしまいます。ここで初心者の女子は恐怖心や不自由さを感じてしまいます。
しかし、スノボは爪先ではなく、膝、そして太もも、内ももで舵取りをし、手でバランスを取るものです。この感覚を覚えることで、女子でもスノボを思う存分楽しめるようになります。
女子でも存分楽しめる!
スノボは女子でも思う存分楽しめます。その一方で、足の自由がなくなること、そして自由が効かないからこそ生まれる恐怖心もあるでしょう。
しかし、恐怖心は何度も転ぶことで消えるとともに、転ぶことに楽しさを覚えることで、スノボの楽しさに気付けます。
まずは積極的に転んで雪と戯れることで、転ぶ恐怖心をなくすことで、スノボが上達します。これからスノボを始める女子は、まずはゲレンデで転んでみると良いでしょう。ゲレンデで転ぶと、日常生活で転ぶのとは違った楽しさを覚えます。その楽しさが、スノボ上達の一歩目です。