どんな練習をすればいい?スキー初心者が覚えたい技

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スキーをはじめてみたいけれど、どう練習すればいいのかわからない。初めてスキーをすることになって、楽しさと同時に不安に思う方もいるかもしれません。
どんなスポーツでもそうですが、基本的なことを身につけておけば、上達は早くなります。基本の滑り方を練習し、技やテクニックを自分のスキルにしましょう。

スキー初心者がコツを身につけるには

出典:pixabay


スキー初心者がまず身につけておきたいのは、バランス感覚です。腰を落とし、スキー板の中央に乗る間隔を体で覚えていきます。恐怖感があるかもしれませんが、目線を自分の向かう方向に定めましょう。
コツを掴むには練習あるのみ!基本の技を学ぶうちに、自然とバランス感覚が理解できるようになるはずです。ベースとなる基本の技をご紹介していきます。

まずはプルークファーレンから


プルークファーレンとは、スキーの後ろをV字に開き、まっすぐ下に滑るテクニックです。ハの字に開く感じです。スキーをはじめるにあたって、最初にマスターするすべり方でもあります。
スキー板のサイド部分で雪の抵抗を受けることで、スピードをおさえて滑れます。開いた部分が小さいと速度は速くなり、大きいと遅くなります。
斜面の角度がついてスピードがついてしまっても、このテクニックがあれば速度を落として止まることができます。

プルークボーゲンで曲がろう


プルークファーレンができるようになったら、その体勢を維持しながら、左右にターンをするテクニックです。プルークファーレンがうまくできるようになって、安定した体勢が取れるようになることが大前提となります。
そのまま滑って、少しだけ右足を曲げると、左に曲がります。逆も同じで、少し左を曲げると右に進んでいきます。自分の曲がりたいところとは逆に体重をかけるということになります。
プルークファーレンと同様、後ろのハの字が大きいほど、ブレーキが利いてゆっくりになります。少しずつ足を閉じて、荷重を変えてみながら練習することをおすすめします。

ちょっと難しいシュテムターン

シュテムターンは、滑り出しはスキー板をハの字に開き、後で平行に滑っていく滑り方です。


シュテムターンにはさまざまなバリエーションがあって、ターンのときに両方の足を開くもの、山側(谷側)のどちらか片足だけを開くパターンもあります。
ちなみに山側とは山をみて山頂のある側のことです。反対に山からふもとのほうを谷側といいます。シュテムターンをきちんと練習することで、次のパラレルターンへとつながっていきます。

風を感じる!パラレルターン

足をそろえて斜面を滑ると、スピード感がでます。雪山を流れるように滑降できれば、「スキー上級者」の雰囲気もアップします。
初心者から一歩踏みだすテクニックがパラレルターンになります。最初は恐怖心が勝るかもしれませんが、ぜひ挑戦してみましょう!
パラレルターンの肝は斜面の上の方、山側のエッジを使うことです。これが初心者には難しいかもしれません。山側のエッジに体重をかけてからターンをするテクニックは、斜面に対して横滑りの体勢になることでもあります。
このテクニックを身につけるには、斜面をカニ歩きする練習に立ち返ってみましょう。山側のエッジを使って、階段を上るようにひたすらかに歩きをマスターしていきます。

また、1990年代に登場したカービングスキーは、ターンがしやすい板です。この板は操作性も高く、比較的楽に難しいターンのコツを掴目ます。試してみるとよいでしょう。

ロングターンとショートターン


スキーのターンの種類には、ロングターンとショートターンがあります。初心者はロングターンからチャレンジしたほうがよいでしょう。
ターンは体重移動をしながら行うのですが、ロングターンのほうがリズムがスローで感覚がつかみやすくなっています。体勢を崩さず、上手にターンできるようになればロングターンのテクを取得したといえます。
それを応用し、さらに細かいターンができるようになります。それがショートターンです。ショートターンが上手にできるようになれば、気分爽快なことまちがいないでしょう。

基礎から練習し、自分のものにしよう

今回は、初めてスキーを楽しむ方向けに、基本のテクニックをご紹介しました。最初の方でご紹介したプルークファーレンやプルークボーゲンは、何だかあまりスマートじゃないと思われるかもしれません。
スキーは体で覚えるもの。体重移動やエッジの使い方など、基礎から練習するからこそ自分のものにできます。技をくりかえすうちに、いつの間にか驚くほど上達しているはず。チャレンジあるのみです。

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