必見!スノボ初心者がかっこよく滑るためのステップアップ技

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基本姿勢や木の葉滑りなどがマスターできたスノボ初心者は、ゲレンデをもっとかっこよく滑るために、少し技を覚えたいのではないでしょうか。本記事ではスノボ初心者がかっこよく滑れるようになるために、ステップアップ技をまとめて紹介します。ゲレンデに行く前に、ぜひチェックを。

スノボ初心者がクールな滑りをするためにマスターしたい技

出典:Unsplash


 飛んだり、回ったりするスノボの技のことをグラトリ(グラウンド・トリック)といいます。グラトリの種類は、大きく分けると6種類。

  • オーリー、ノーリー
  • プレス
  • マニュアル
  • スピン系
  • ピボット
  • コンボトリック

これら全てのトリックをマスターするには、時間がかかります。スノボ初心者が取り入れやすい簡単グラトリのオーリー、ノーリー、プレス、マニュアルを紹介します。脱初心者を目指して、ぜひチェックしてください。
 

1. オーリー


出典:YouTube
スノボ初心者がマスターしやすいグラトリの一つが「オーリー」。スノーボードの反発を利用しノーズを跳ね上げ、後足を弾いてジャンプする動作です。オーリーの動きをまずはスノボを付けない状態で覚えていきます。
動きをマスターしたらスノボを付け、平坦な場所で、止まった状態での練習をしましょう。止まった状態でオーリーの練習をしてから、滑りながらのオーリーの練習へと移っていきます。高くジャンプすることよりも、最初は少しだけジャンプする練習を重ねることが上達するためのポイントです。

  1. 基本姿勢でまっすぐ乗る
  2. 両膝を曲げて、姿勢を低くする
  3. 後足を支点にして前手と前肩を上方に引き上げる
  4. 前足は曲げたまま、後足は伸ばし真上にジャンプする
  5. 空中に浮いたら、後足も引き上げる
  6. 両足を伸ばし着地する

 

2. ノーリー


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オーリー同様、スノボ初心者がマスターしやすい基本的かつ重要なグラトリの一つが「ノーリー」です。オーリーは後足を弾きましたが、ノーリーはその逆で、前足を弾きます。動きを覚えるには、オーリーと同じように、スノボ板を付けないで動きを覚えることから始めましょう。
動きを覚えたら板を付け、停止状態での練習、滑りながらの練習へと進んでください。ノーリーをするときのポイントは、前に飛ぶことを意識することです。また、肩は水平のままにすることを意識すると、つんのめることなくうまく滑れるようになります。

  1. 基本姿勢でまっすぐ乗る
  2. 両膝を曲げて、姿勢を低くする
  3. 後肩を真上に引き上げ後足を持ち上げる
  4. 前足で弾きジャンプする
  5. 前足も曲げ、板がフラットの状態になってから着地する

 

3. ノーズプレス


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プレスとは、スノボの板をしならせ、前足もしくは後足に体重をかけてボードを押し付けるようにして滑るグラトリです。オーリーやノーリーの途中動作のようなイメージがあります。プレスには、さまざまな種類がありますが、ここではスノボ初心者向きの基本プレスである「ノーズプレス」を紹介します。
重心は前足にあり、骨盤が進行方向に前足よりも出ていること。そして、後足は伸びていることがポイントです。ポイントを意識することで、メリハリのあるノーズプレスになります。

  1. 基本姿勢でまっすぐ乗る
  2. オーリーで軽くジャンプをする
  3. 自分からノーズ側に乗ろうとし重心を前足に移す
  4. 前足だけで体重を支える
  5. テール側をしならせ滑る
  6. ノーリーで軽くジャンプして板を元の位置に戻し着地する

 

4. テールプレス


出典:YouTube
スノボの教本によっては、グラトリの中で一番簡単でスノボ初心者が最初に練習するべきグラトリに「テールプレス」をあげているものもあります。テールプレスは、ノーズプレスの反対の動きです。テール側にある後足に重心を置き片足立ちで滑ります。
プレスを長くキープするために、上半身を開きバランスをとりましょう。テール全体にしっかりと乗り込むとバランスが取りやすいです。

  1. 基本姿勢でまっすぐ乗る
  2. ノーリーで軽くジャンプする
  3. 自分からテール側に乗ろうとし重心を後足に移す
  4. 後足の膝を曲げ滑っていく
  5. ノーズ側をしならせ滑る
  6. オーリーで軽くジャンプして板を元の位置に戻し着地する

 

5. ノーズマニュアル


出典:YouTube
ノーズマニュアルは、ノーズをプレス(体重をかける)し、テールを浮かしたまま真っすぐ滑るグラトリです。オーリーとセットで練習するとマスターしやすいといわれます。雪が硬いところで滑るとノーズがつまりにくく練習しやすいでしょう。
脚力でなく、体全体でプレスやテールを持ち上げたりすることをおすすめします。滑り始めたら体を前方に出すことを意識してください。プレスする力と後足を持ち上げる力が強くなり、テールが楽に持ち上がります。

  1. 基本姿勢でまっすぐ乗る
  2. オーリーで軽くジャンプをする
  3. 前足を自分の下に引き込み、前足に体重をかけ片足で着地する
  4. 前足に体重をかけたまま滑る
  5. ノーリーで軽くジャンプして着地する

 

6. テールマニュアル


出典:YouTube
テールマニュアルは、テールブレスの状態を保ちまっすぐに滑っていくグラトリです。持ち上げるのはノーズ側でプレスするところはテール側、ノーズマニュアルと逆となります。ノーリーとセットで練習するとマスターしやすいといわれています。
楽にノーズを上げるためには、体を後方に出すことを意識してください。プレスする力とノーズを持ち上げる力が強くなります。無理に体を後ろに倒しすぎないよう注意しましょう。ノーズを高く浮かせると上級者のようにかっこよく見えます。

  1. 基本姿勢でまっすぐ乗る
  2. ノーリーで軽くジャンプをする
  3. 自分の下に引き込み、後足に体重をかけ着地する
  4. 後足に重心をかけたまま滑る
  5. オーリーで軽くジャンプして着地する

 

初心者がマスターしやすいのは6つ

多くあるグラトリの中でもスノボ初心者さんがマスターしやすい6つに絞り込み紹介しました。紹介した6つのグラトリは、他のグラトリに応用できるものばかりです。オーリーやノーリーなどの基本ができていなければ、スピン系やピボット、コンボトリックの習得は難しいでしょう。
6つのグラトリをマスターすることによって、ジャンプしたり板をしならせたりするうちに、体のどこを動かせば板がどう動くのかが自然とわかるようになります。ここまでくれば、ますますグラトリの習得が楽しいものとなるでしょう。ぜひ挑戦してください。

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