スキービンディングの種類や選び方。取り付けを行っている店舗も紹介

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スキーのギアというと、スキー板やブーツ、ストックなどが挙げられます。しかしスキービンディングがないと、そもそも滑ることができません。今回はスキービンディングについて、どういうものなのか、どういった種類があるのかを説明します。

スキービンディングとは何か


スキー板とブーツを固定させるために、必要なものがあります。それがスキービンディングです。ここではその特徴や相場を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

スキー板とブーツを固定させるためのもの

スキービンディングとは、スキー板とブーツを固定するための器具のことをいいます。さらに、足先を固定するビンディングを「トゥーピース」、かかとを固定するビンディングを「ヒールピース」といいます。この2つが別々に固定されているものや、一体となっているものまで、その種類は多様。スキー板とブーツをしっかりと固定させてくれるものですが、転倒した際に一定の衝撃で外れるように作られているものもあります。

ビンディングの調整は専門家に任せよう

スキービンディングの調整は、ケガを防ぐために正確にする必要があります。自分でなんとなく行うと、緩みすぎる場合もあるので、初心者の場合は、スキー専門店やスポーツ用品店などで専門家に調整してもらうのがおすすめです。

ビンディングの値段の相場は?

スキービンディングは、様々なブランドから販売されていて、どれを選んでいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。スキービンディングを購入する際に気になることのひとつに値段が挙げられます。スキービンディングの相場は、新品であれば2万円から5万円程度です。アウトレット品や中古のものだともう少しリーズナブルな価格で手に入れられることもあるので、ぜひ探してみてください。

スキービンディングの種類とその違い

スキービンディングにも種類があるので、それぞれの違いを紹介します。スキー板はもちろんのこと、ブーツと適合しているかを確認することを忘れないようにしましょう。

フリースタイル向け。アルペンビンディング

アルペンビンディングが対応しているのは、基本的にはアルペン規格ブーツのみです。滑りでは抜群の安心・安定感を得られるのが特徴です。このあと紹介する2種類のビンディングとは異なり、雪上歩行モードはありません。

高速滑走にピッタリ。ツアービンディング

ツアービンディングは、ほとんどの規格のブーツに適応しており、2kgほどの軽量なものと、3〜4kgほどのアルペンビンディングに近いものがあります。後者は、剛性の高い素材を使用しており、高速・ハードに滑りたいスキーヤーにぴったりです。滑走しているときの感覚はアルペンビンディングに近いといえます。

各種ツアーリング用。ピンテックビンディング

ピンテックビンディングは、1kg前後ととにかく軽いことが特徴です。ピンテックビンディングに使用されている技術は、もともと山岳レース用に開発されたもので、滑走性能よりも軽いことが優先となっています。そのため、ツアーリング用途としては、非常に優秀です。

スキービンディングを選ぶ際のコツ

ここまでは、スキービンディングの特徴や種類を紹介しました。しかし実際にスキービンディングを購入する際に、どのように選べばいいのか分からないという人もいるでしょう。ここでは、スキービンディングを選ぶ際に気をつけるべきポイントを3つ紹介します。

技術レベルなどにあわせて数値を選択

スキービンディングには、解放性能があります。この解放性能とは、スキーヤーに危険な力がかかった際にブーツの固定を解除し、解放させるという機能です。たとえば転倒時や、足がもつれそうな動きが加わったときをイメージすると分かりやすいでしょう。

どの程度の力がかかると、解放するかというものを数値化して表しているのが解放値です。解放値は、例えば「解放値:3〜11」のように、下限と上限があります。これは、解放値が体重や脚力によって多少変わるため、このように幅をもたせた数値で表されるのです。どのくらいのものが自分に最適なのかは、身長、体重、技術レベル、そしてブーツのソールサイズから総合的に判断する必要があります。

重量、取り付け位置をチェック

各ブランドが軽量化を図っており、チタンやコンポジット系の素材を使うことが多くなっています。しかし、あまりに重いものは滑る上で負担となってしまうでしょう。特に初心者の人は、重すぎないものを選ぶことをおすすめします。

スキービンディングの取り付け位置は1カ所で決まっていることが多いですが、好きな場所を選べるものもあります。特に、パークスキー用のものはそのようになっていることが多いようです。これは、それぞれの動きに対応しやすいためです。ジブや後ろ向きに滑ることが多い場合は、通常よりも0~3cmほど後ろにすると良いです。こだわりがある人は、このように取り付け位置が可変なものを選びましょう。

ソールのサイズに合わせる

最後に、スキービンディングの幅はソール長に合わせて調整します。これは、自分ですることはなかなかできないので、専門家に任せましょう。また、ブーツのソールの長さによって解放値を変えたほうが適切なものを選べるといわれています。気になる人は、専門家に相談してみてください。

スキービンディングの有名メーカー

ここでは、スキービンディングの有名メーカーとおすすめアイテムを紹介します。ぜひ、チェックしてみてください。

ビンディング界をリード。MARKERマーカー

「MARKER(マーカー)」は、1952年にドイツで設立された老舗ビンディングメーカー。現在のビンディングの基礎となるシステムを開発したともいわれており、誰もが認めるクオリティが特徴です。接地面が広く、パワー伝達に優れているので、抜群のスピードを実現します。

【Xadventureのおすすめポイント】
・抜群のスピードを実現
・装着が簡単

頑丈、軽量設計。SALOMONサロモン

フランスで誕生した、スキー&スノーボードブランド、「SALOMON(サロモン)」のビンディングです。頑丈で安定感があることから競技用としてプロ選手も使用しています。スピードはもちろん、デザイン性も高く、装着も簡単なので幅広い層から人気のモデルです。

【Xadventureのおすすめモデル】
・耐久性に優れている
・安定感がある

コスパ良好。TYROLIAチロリア

「TYROLIA(チロリア)」は、オーストリアのビンディングメーカー。このモデルは、高機能かつ比較的リーズナブルな価格で手に入れられるのも人気の理由です。独自のヒール構造によってコントロールしやすく、優れたパフォーマンス性を発揮するのであらゆるレベルのスキーヤーに対応します。

【Xadventureのおすすめモデル】
・コンパクトかつ軽量
・パワフルな滑走をサポート

強度と安全性を両立。ATOMICアトミック

オーストリアのスキーブランド「ATOMIC(アトミック)」のビンディングです。かかとが張り出したハイバックウイングと呼ばれる形で、十分なパワー伝達ができます。そのため、少ない力で自由自在なコントロールができ、女性や脚力に自信がない人でも使いやすいモデルです。

【Xadventureのおすすめポイント】
・少ない力でもコントロールしやすい
・安定感がある

ビンディングの取り付けを行っている店舗

スキービンディングの調整は、実際に購入するショップでお願いできる場合もありますが、その店舗で購入したものでなくても取り付けや調整を行ってくれるお店があります。ここでは、スキービンディングの取り付けを行っている店舗を紹介。ぜひチェックしてみてください。

東京、目黒のチューンナップ店。タクトスキーラボ

「タクトスキーラボ」は、1987年から続くスキーとスノーボードのチューンナップ専門店です。シーズン終わりのメンテナンスはもちろん、気になる箇所があれば相談も可能。遠方の人には、配送での対応も行っています。

【基本情報】
施設名:タクトスキーラボ
住所:東京都目黒区下目黒3-7-3 Kビル1F
電話番号:03-5436-2755
公式ページ

穴埋め無料、WEB店舗。MONSTER JAPAN

スキーとスノーボードのチューンナップ専門店「MONSTER JAPAN」では直接の持ち込みも、配送でも受け付けています。チューンナップ後はスキー場に直接配送も可能なので、ぜひ活用してみてください。

【基本情報】
施設名:MONSTER JAPAN
住所:茨城県稲敷郡阿見町君島530-1
電話番号:029-889-5044
公式ページ

他店の板も持ち込み可。TANABE SPORTS松屋町本店

「TANABE SPORTS」は、ウインタースポーツ用品を販売するショップですが、他店で購入したもののチューンナップも行ってくれます。預けておくと、仕上がり状況を随時、公式HPで確認することができ、便利です。

【基本情報】
施設名:TANABE SPORTS松屋町本店
住所:大阪市中央区松屋町住吉5-4
電話番号:06-6763-3901
公式ページ

最適なビンディングを選んでスキーを楽しもう


スキーを滑る上で欠かせないスキービンディングは、滑るスタイルや体格によって適切なものを選ぶ必要があります。今回紹介した選び方を参考に、ぜひ自分にあったスキービンディングを見つけてみてください。

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